いらいらしながら教室に向かう。
そしてガタっと音を立てて席に着く。
横の席のハルキってば、苦笑してる。
「クライスラー先生か?」
「・・・うん。朝から会うとか、最悪ッ」
そう言って、机に突っ伏す。
・・・本当に嫌だなぁ。
「そうそう」
「ん?何-?」
顔を上げる。
「アラタに手紙があったんだ。エゼルダームの女子から。確か、シャーロット・レインだったか?」
「シャーロット・レイン・・・」
それって・・・キョウジと一緒にいた・・・!?
「手紙にはなんて!?」
「ど、どうしたんだ、そんなに取り乱して・・・!」
「ッ!ちょっとね・・・それで、内容は?」
ハルキに聞く。
アラタに、昼休みに屋上に来いってことだったみたい。
第4小隊は見に行くって張りきってるって、苦笑。
・・・私も、恋とかそういうのじゃなくて、気になるな・・・。
「ありがと、ハルキ」
「いや、いいんだ」
そのあと、サクヤがくまを作ってやってきた。
あっ・・・データ、解析してたのかな?
「サクヤ、ありがとね」
「ううん、いいんだ。僕も楽しいし」
・・・無理はしないでね。
そして1時間目の授業。
先生は理科の先生。
うわぁ・・・絶対眠くなる・・・。
「えー・・・じゃあ、授業始めます・・・」
やばい、この時点で眠気が・・・。
・・・あー、もう!耐えられない!
ガタっ!
「大空さん?どうしたのかな?」
「すいません、体調が悪くって・・・」
「大丈夫かい?」
「はい、すいません」
皆が集中してる・・・。
でも、関係ないって!眠いんだもん!
私は教室の後ろのドアから出ていく。
「あー・・・眠かったぁ・・・」
大きな独り言を言っていると、前から見慣れた顔。
「バネッサじゃん。授業は?」
「抜けてきた。面倒だったからな。っていうか、お前もだろ」
「だよね、あはは。じゃあさ、一緒に屋上行こうよー」
「あぁ、そうだな」
バネッサがいてくれてよかったぁ。
丸々1時間屋上でガールズトーク♪
・・・なわけなく、LBXトーク。
「そうか・・・ミクはLBXがないのか」
「うん。ローズエンジェル、LOSTしちゃったし」
「・・・学園長直々だったらしいな。ミクのLBXはLOSTしても退学じゃないって」
「私これでも特待生だし。それに、あのときはコントロールポットがエラーを起こしちゃって・・・私、乗ってなかったの」
「そうだったのか」
バネッサは、こうサバサバしてるからかな?
一緒にいて楽なんだよね。
キーンコーンカーンコーン・・・
「授業終わったね」
「だな」
チャイムを聞いて、2人で立ち上がる。
「帰ろっか」
「そうだな」
屋上のドアを開けて、部屋に戻る途中・・・
―――CCMが鳴った。
「はい?」
『ミクか?久しぶりだな』
あっ・・・この声・・・!
「ば、バン・・・さん・・・ッ!」
『ジンのことは呼び捨てなんだろ?だったら俺も、バンでいいよ』
「じゃあ、うん、わかった。
それで、どうしたの?びっくりだよ」
『ジンに聞いたんだ。今父さんに頼んで、オーバーロードにも耐えられるLBXを作ってもらってる』
わぁ・・・すっごい!
でも・・・
「ありがと。でも、申しわけなくって・・・」
『そんなこと気にしなくていいんだよ!ミクはがんばってよ!』
「バン・・・っ、ありがとう!博士にもよろしくね!」
『ミクもジンによろしく!』
バンからの電話を切って、ルンルンで階段をおりて・・・
・・・落ちた。