「特別教練?」
アラタの声が、廊下に響く。
「そう。ウォータイムで問題が出た生徒を対象とした、治療プログラム。
ヒカルはそっちに行くことになったから、復活するまでは第1小隊は3人と私になるから」
「ヒカルは治るのか?」
「信じるしかないよ」
3人とも不安そうな顔。
当然だよね・・・仲間だもんね・・・。
アラタによると、昨日もうなされてたって・・・。
「今は、私たちのやるべきことに集中しよう?
そしたらきっと、ヒカルも元気になるって」
「・・・そうだな」
不安そうな3人を引き連れて、ブリーフィングルームに向かう。
特別教練―――通称猿田塾。
主には剣道させられるかな。
結構つらいんだけど、精神を鍛えるには十分すぎるくらい。
やってる間は、役に立つとは思えなかったりするけどね。
まぁ、しばらくは辛い日々が続くかな・・・。
次の日も、ヒカルは猿田塾。
しばらく第1小隊プラス私は、タンデムの港の防衛ばっかり。
アラビスタが狙ってるって噂もあるし、気をつけなきゃね。
そして案の定、アラビスタはやってきた。
まぁ、その日のウォータイムは全滅させて終わったからよかったんだけど・・・。
翌日も、ヒカルはやっぱり猿田塾。
3日目か・・・辛いころだなぁ・・・。
そして今日も、アラビスタが攻めてきた。
ソレイユの2丁拳銃やマルチギミックサックのソードやキャノン砲、二刀流を操って、何とか守ってる。
『サンキュ、ミク!』
「いいのいいの、ハルキ、敵は?」
『サクヤ、どうだ?』
『さっきので全部だよ』
何とか回ってるみたいで安心。
「そっか・・・よかった。
あ、サクヤ、ヒカルのLBXどう?」
『あ、俺も気になる!』
話は、ヒカルの新LBXに。
まぁ、本人がいなきゃ、元も子もないけどね。
『まだ製造中だよ。でも、このウォータイム中にはできると思う』
「そっか・・・」
『後はヒカルが戻ってくれば―――』
そんな時だった。
―――アラビスタお得意の奴だね。
『10・・・20・・・30はいる!』
『なんだよそれ!?』
『アラビスタお得意の物量戦術か・・・』
「機体の性能を、数でカバーしてるのね」
あぁ・・・面倒くさいなぁ。
『ここを守りきるぞ!』
『了解!』
アラタと声をそろえる。
守り抜かなきゃ・・・ヒカルに合わせる顔がないよ・・・。
さすがジェノックのエース部隊、第1小隊。
30機のアラビスタ軍を、みるみる撃退していく。
さすがだけど・・・増援なだけあって、結構強い。
「多すぎる・・・って、ハルキ!」
やばい!このままじゃ、フラッグに侵入されちゃう!
そんなとき、目の前に現れたかっこいい機体。
『遅れてすまない』
この声・・・
「ヒカル!まにあったんだ!」
『その声は・・・ミクか。そうか、これが君のLBX・・・』
「うん!早く手伝って!
倒しても倒してもきりがなくって!」
『了解!
ハルキ、バル・ダイバーが前にでる』
バル・ダイバーか・・・かっこいいじゃん。
『アラタ、ミク、ヒカルの援護だ!』
『了解!』
また声をそろえる。
―――そうそう。
これでこそ第1小隊だよね!