今日も第1、第5小隊はエルダーシティの防衛任務。
なんか、サクヤとブンタが新しい武器を作ったとか何とか。
でも、それは―――ライフルだとか。
ノゾミのお兄さんが、タダシにライフルの使い方を教えたんだって。
だから、ノゾミも並み以上にライフルは使える。
私は、ジェシカちゃんから教えてもらった二丁拳銃が主流。
同じくらい使うのが剣。
でも、ライフルはなぁ・・・。
こうしている間にも、敵機が接近。
「伏兵には気をつけることっ!」
『了解!』
―――でも、この敵機がなかなかで。
スナイパーだったみたい。機体からして、アラビスタ。
しかも、かなり精度が高い。
『一か八か一斉に飛び出して・・・』
「それはだめ!リスクが高すぎる!」
どうすれば・・・っ!
『ミク、私が援護する!ブンタとサクヤが作った新型ライフル、装備してきたから』
「えっ!?」
本当だ・・・ノゾミ、装備してる!
「ノゾミ、頼んだっ!」
『了解!』
ライフルを持ったノゾミは飛び出す。
でも、はずしてしまい、一気に窮地に立っちゃう。
ライフルはやっぱり、タダシにしか・・・
皆も、タダシを呼んでいる。
「タダシ、お願いっ!」
『・・・わかった』
皆の呼びかけにより、タダシは復活!
やっぱり凄い腕前。
スナイパーはタダシに任せるとして・・・
「アラタ、ハルキ、動けるのはあと2人だけ!
敵のLBXの殲滅、頼むね!」
『了解!』
もちろん2人とも、すごい腕前のプレイヤー。
スナイパーとしてもタダシが復活したら、ジェノックは怖いものなし!
アラビスタのスナイパー部隊を、あっという間に撃退。
よかったぁ・・・。
戻ってきた2個小隊に、コメントを残す。
「ミク、美都先生は?」
アラタに聞かれる。
「なんか、忙しいみたい。
最近、ずっと来てなくって・・・立案は私だからいいんだけどね・・・」
先生・・・あれ、だよね?
お父様のこととか、気になるよね・・・。
ジンと話をしているのは知ってる。
「・・・まぁ、それはそれとしてっ!
今日は本当にお疲れ!かいさーんっ!」
その声に合わせて、皆解散していく。
残りの処理を済ませて、ブリーフィングルームを出る。
等間隔で、ブリーフィングルームってあるんだよね。
そして、エゼルダームの目の前で立ち止まる。
「何か聞こえたり、なんてね」
ふふって笑ってみる。
―――でも、予想外だった。
「剣菱ワタルから誰がパラサイトキーを取ってきてくれるのか・・・楽しみだよ」
この声・・・セレディ・・・!?
まって・・・剣菱君って・・・ロシウスの子だよね?
1年3組で、小隊長もやってる。
彼が・・・パラサイトキーを・・・!?
なんか・・・聞いちゃいけないこと、聞いた気がしてきた・・・。
エゼルダームのブリーフィングルームから離れたところで、CCMがなる。
「ムラク・・・?どうしたんだろ?」
急いで電話に出る。
「どうしたの?」
『ミクと話したいというやつがいるんだが・・・おい、ちょっと待て、ちょ・・・!?』
ムラクがあわてるなんて、珍しい・・・。
『あっ、あのっ!大空ミクさんですか!?』
「う、うん。えっと・・・」
『はじめまして!1年3組の剣菱ワタルといいます!』
―――剣菱ワタル君。
最近バネッサから聞く、ムラクが可愛がってる後輩って、まさか・・・。
「・・・はじめまして。大空ミクです!
えっと、何の用かな?」
『僕、ミク先輩に憧れてるんです!あっ、ムラク先輩が一番ですけど!
あ、すいません!えっと、その、がんばりますって言いたくって!』
「そっか・・・がんばってね!」
『あ!ありがとうございます!』
・・・どうしよう。
私、知らない方が良かったかも・・・。