A smile of a goddess   作:御沢

86 / 95
85

今日も第1、第5小隊はエルダーシティの防衛任務。

 

なんか、サクヤとブンタが新しい武器を作ったとか何とか。

 

でも、それは―――ライフルだとか。

 

 

ノゾミのお兄さんが、タダシにライフルの使い方を教えたんだって。

 

だから、ノゾミも並み以上にライフルは使える。

 

私は、ジェシカちゃんから教えてもらった二丁拳銃が主流。

 

同じくらい使うのが剣。

 

でも、ライフルはなぁ・・・。

 

 

こうしている間にも、敵機が接近。

 

「伏兵には気をつけることっ!」

 

『了解!』

 

―――でも、この敵機がなかなかで。

 

スナイパーだったみたい。機体からして、アラビスタ。

 

しかも、かなり精度が高い。

 

『一か八か一斉に飛び出して・・・』

 

「それはだめ!リスクが高すぎる!」

 

どうすれば・・・っ!

 

 

『ミク、私が援護する!ブンタとサクヤが作った新型ライフル、装備してきたから』

 

「えっ!?」

 

本当だ・・・ノゾミ、装備してる!

 

「ノゾミ、頼んだっ!」

 

『了解!』

 

ライフルを持ったノゾミは飛び出す。

 

でも、はずしてしまい、一気に窮地に立っちゃう。

 

 

ライフルはやっぱり、タダシにしか・・・

 

皆も、タダシを呼んでいる。

 

「タダシ、お願いっ!」

 

『・・・わかった』

 

皆の呼びかけにより、タダシは復活!

 

やっぱり凄い腕前。

 

スナイパーはタダシに任せるとして・・・

 

「アラタ、ハルキ、動けるのはあと2人だけ!

 

敵のLBXの殲滅、頼むね!」

 

『了解!』

 

 

もちろん2人とも、すごい腕前のプレイヤー。

 

スナイパーとしてもタダシが復活したら、ジェノックは怖いものなし!

 

アラビスタのスナイパー部隊を、あっという間に撃退。

 

よかったぁ・・・。

 

 

戻ってきた2個小隊に、コメントを残す。

 

「ミク、美都先生は?」

 

アラタに聞かれる。

 

「なんか、忙しいみたい。

 

最近、ずっと来てなくって・・・立案は私だからいいんだけどね・・・」

 

先生・・・あれ、だよね?

 

お父様のこととか、気になるよね・・・。

 

ジンと話をしているのは知ってる。

 

「・・・まぁ、それはそれとしてっ!

 

今日は本当にお疲れ!かいさーんっ!」

 

その声に合わせて、皆解散していく。

 

 

残りの処理を済ませて、ブリーフィングルームを出る。

 

等間隔で、ブリーフィングルームってあるんだよね。

 

そして、エゼルダームの目の前で立ち止まる。

 

「何か聞こえたり、なんてね」

 

ふふって笑ってみる。

 

 

―――でも、予想外だった。

 

「剣菱ワタルから誰がパラサイトキーを取ってきてくれるのか・・・楽しみだよ」

 

この声・・・セレディ・・・!?

 

まって・・・剣菱君って・・・ロシウスの子だよね?

 

1年3組で、小隊長もやってる。

 

彼が・・・パラサイトキーを・・・!?

 

 

なんか・・・聞いちゃいけないこと、聞いた気がしてきた・・・。

 

エゼルダームのブリーフィングルームから離れたところで、CCMがなる。

 

「ムラク・・・?どうしたんだろ?」

 

急いで電話に出る。

 

「どうしたの?」

 

『ミクと話したいというやつがいるんだが・・・おい、ちょっと待て、ちょ・・・!?』

 

ムラクがあわてるなんて、珍しい・・・。

 

『あっ、あのっ!大空ミクさんですか!?』

 

「う、うん。えっと・・・」

 

『はじめまして!1年3組の剣菱ワタルといいます!』

 

 

―――剣菱ワタル君。

 

最近バネッサから聞く、ムラクが可愛がってる後輩って、まさか・・・。

 

「・・・はじめまして。大空ミクです!

 

えっと、何の用かな?」

 

『僕、ミク先輩に憧れてるんです!あっ、ムラク先輩が一番ですけど!

 

あ、すいません!えっと、その、がんばりますって言いたくって!』

 

「そっか・・・がんばってね!」

 

『あ!ありがとうございます!』

 

・・・どうしよう。

 

私、知らない方が良かったかも・・・。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。