テストがあったため、更新がかなり遅れました!
エグゼイドを見てテンションも上がったので、1日で書き上げました。
結構雑ですがどうぞ!!
4月1日、音ノ木坂学院入学式。
今日、多くの少女たちが新たな世界へとはばたく。
新入生を迎えるのは…
立ち並ぶ桜並木_____
歴史を感じさせる校舎______
自分たちを導く頼もしい先輩______
優しげな清掃員のおじさん______
「誰がだコラ」
もとい、ご機嫌斜めな切風アラシ…
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ーアラシsideー
どーも…皆さんご存知、怪物専門探偵にして仮面ライダーの片割れの切風アラシだ。
そんな俺がどういうわけか…
「おはようございまーす。朝からお疲れ様です!」
通りかかった女子高生が俺に挨拶をして、すぐに立ち去る。
そして、俺は作業服を着て竹でできたホウキを持ち、地面に散らばる落ち葉や桜の花びらを延々と掃除し続ける。
そう、俺は今この学校で清掃員のバイトをしている。
その理由は大きく分けて2つ。1つは…単純に金欠だ…
知っての通り、俺たちは2人で探偵を営み、商売もしている。
だが実際は、この現代社会において探偵はそこまで頼りにされない。
ましてや15と16のガキがしている探偵なんてふつうは相手にされない。
最近だと
わかりやすく言えば、ここ最近閑古鳥が鳴きっぱなしってことだ。
当然、赤字。ついでに事務所は借家だからたまり続ける家賃…
あぁ…言ってて悲しくなってくる……
こんな感じで、ただでさえ生活が苦しいのにあの
おかげでこのままでは生活ができなくなったため、俺がバイトを始めたってわけだ。
「なんで俺がこんなこと…」
そうだ、アイツが原因なんだし永斗にやらせれば…
いやダメだ、アイツは自分の部屋もろくに片づけられないんだった…
あーもう使えねぇ、あの
「あっ!すいません!!」
「ッ…!悪い、ケガはないか?」
俺としたことが人とぶつかってしまった…あれ?コイツ……
「高坂穂乃果!?」
「あっ!探偵さん!!」
このサイドポニーの少女は高坂穂乃果。数日前に依頼に来た少女だ。
女子高生だとは思ってたけどまさかこんなところで…世間って狭いな…
横には2人の少女。1人は…園田海未だな。直接会うのは初めてか?
もう1人は知らないやつだな。でもこの顔どこかで……?
「ほら、この人だよ!海未ちゃんを救けてくれた探偵さん」
「そうでしたか…本当に何とお礼を申せばよいのか…」
海未は俺に向かって頭を下げる。
「気にすんな。こっちも仕事でやってんだ。それより…」
俺は穂乃果の服を引っ張り、少し離れた所へ連れていき、ヒソヒソ声で話す。
「おい、俺が仮面ライダーだってこと言ってねぇだろうな?
前も言ったように絶対に人には…」
「穂乃果ちゃ~ん、その人が仮面ライダーなの?」
「あーっ!ことりちゃん、声!声大きい!!」
おもっきし公言してんじゃねぇか!!
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まさかこんなにも口が軽いとは…まぁ、きつく口止めしといたし大丈夫だと思うが…
ネットに拡散されてなかったってのが不幸中の幸いだな。
そんな感じで俺は今、中庭で掃き掃除をしている。
ごみの整理だとか、蜘蛛の巣の撤去だとか、ほかの仕事はあらかた終わった。
永斗のせいで家事には慣れてるほうだからな。案外、天職なのかもしれない。
そういえば事務所のほうは任せてきたが、ちゃんと…
やってないだろうなぁ……寝てるかゲームしてんのが目に浮かぶ…
「おーい、切風くーん!」
俺を呼んだ老人の男性は、同じく清掃員の小森茂道さん。といっても、こっちは清掃員15年目の超ベテラン。夜にほかの公園とかもボランティアで掃除したりしてるらしい。
「もうほとんど終わってるね。いや~やっぱり若いってのはいいね~疲れたでしょ?しばらく休憩してきなよ」
小森さんはそう言って缶コーヒーを俺に手渡す。
そうだな、小森さんの言葉に甘えるとしよう。つっても休むつもりは無いけどな…
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「ふ~、やっと終わった~」
ため息をつきながら廊下を歩くのは高坂穂乃果。その横には園田海未と、さっきアラシが出会ったもう一人の少女、南ことりだ。
入学式を終えた3人は、自分たちの新たな教室へ向かっているところだった。
「疲れた~、先生の話長すぎだよ~」
「でも穂乃果ちゃん、ほとんど寝てたような…」
「穂乃果…?」
鋭い目つきで海未が穂乃果をにらみつける。
そんなことをやってるうちに、3人は謎の人だかりを発見した。
「なんだろう…?」
「もしかして…購買に新しいパンが!?」
「まじめに考えてください」
そんなことを言いつつ3人は人込みをかき分け、人だかりの中心へとたどり着いた。
そこにあったのは一枚の掲示されたプリント。そして…
「廃…校…?」
そのプリントに刻まれていたのは「廃校」の2文字。
「うそ…」
「廃校って…」
「つまり、学校がなくなるということですね…」
そのとき突然穂乃果が倒れ、海未とことりは穂乃果を受け止める。
「穂乃果!?」
「穂乃果ちゃん!」
うすれゆく意識の中、その2文字が穂乃果の頭の中を駆け巡る。
「私の…私の輝かしい学校生活が!!」
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ーアラシside-
「やっぱし無いか…」
俺はごみバケツの中をあさり、1人でつぶやく。
傍から見れば変な奴だが、これにはちゃんと理由がある。
それは俺がここへ来たもう一つの目的、俺の本業“調査”だ。
実は、数週間前からこのあたりで爆発事件が頻発している。
警察の調べによると、現場からは爆弾らしきものは見つからず、火薬すら検出されてないらしい。
何でこんなこと知っているかって?企業秘密だ。
俺たちはこれがドーパント絡みの事件だとにらんで調査を始めた。
依頼がなかろうが、ドーパントを放ってはおけないからな。
永斗の検索で犯人こそ特定できなかったが、代わりに次の犯行現場を特定できた。
それがここ、音ノ木坂学院ってわけだ。
清掃員ならば校内に入ることは許可されている。爆弾を探すのにはもってこいだが…
「無いな…ここ3時間ほど何も見つからない…
本当に爆弾なんかあるのか?」
最初に掃除した時も探してみたが、特にこれといったものは見つからなかった。
本当にここであってんのか?いや、でもアイツは…
「テメェか、こそこそ嗅ぎまわってるネズミ野郎は」
突然背後から声が聞こえ、俺は振り返る。
そこにいたのは1人の大柄な男。耳にはピアスをつけており、褐色の肌が目立つ。
「お前、何者だ?教師とかには見えねぇが…」
「テメェに答える義理はねぇ。ネズミらしく、ここで駆除されろ!!」
男は懐から1本の赤いガイアメモリを取り出す。そして…
《スパイス!》
音声を鳴らし、自身の首にメモリを挿した。
オレンジの光に包まれ、男の姿が変わっていく。光が消えると、そこにいたのは異形の姿。
頭にはターバン、さらに隆起した筋肉を持ち、それをカレーポッドのような鎧が覆う。
相変わらずダサいが、とりあえず今はそんなこと言ってる場合じゃない。
俺はドライバーを取り出し、腰へ装着。その瞬間、俺と永斗の意識は繋がり、意識での会話が可能になる。
「永斗!ドーパントが出た。変身だ!」
(ちょっと待って。さっき中間地点突破したとこだから)
「本っ当に予想を裏切らないな、お前は!!
いいから早くしろ!こっちはガチで死にそうなんだよ!」
今、俺はスパイスが放つ火炎から必死で逃げている。
少しでも気を抜けば、一瞬で丸焦げだ。
「マジで早くしろ!こっちはリアルでマンマミーアしそうだから!!」
(お、アラシにしてはなかなか面白い台詞だね。78点)
「言ってる場合かぁぁぁ!!」
しばらくするとサイクロンのメモリがドライバーへ転送されてきた。
俺はソレを急いで押し込み、ジョーカーメモリを装填する。
「変身!!」
《サイクロンジョーカー!!》
ドライバーを展開し、俺たちは仮面ライダーダブルへと変身した!
「『さぁ、お前の罪を数えろ!!』」
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ダブルは火炎を風で払いながら、スパイスへと向かっていく。
そして、鎧のない箇所____スパイスの腹部をめがけて拳を叩き込んだ。
「ふんっ!」
だがその攻撃は片手で受け止められてしまう。
『なるほど、こないだのパチモン君よりはやるみたいだね。それなら…』
《メタル!》
ダブルはジョーカーのメモリをメタルと入れ替え、再びドライバーを展開。
《サイクロンメタル!!》
右手にメタルシャフトが装備され、スパイスの腹部を突いた。
「ぐあぁ!」
攻撃を受け、スパイスは悶絶する。やはり弱点だったようだ。
「ネズミの分際で…これならどうだ!」
スパイスはそう言って小瓶を取り出した。その中には黄色い粉末が詰まっているようだ。
『なんだあれ?ターメリック?』
「気を付けろ永斗。何かするつもりだ」
スパイスが小瓶を開けると中の粉末がダブルへと襲いかかった!
「なんだこいつ!?当たると痛ぇ!!」
『おまけに粉末だから攻撃しても当んない…面倒くさいこの上ないね』
話しているうちにも、粉末はダブルへと攻撃を続ける。
このままではただ消耗するだけだ。
「なんか無いのか!?こいつらを何とかする方法!」
『そーだね…粉だし吹き飛ばせば消えるんじゃない?』
アラシはその言葉を聞くとメタルシャフトを構え、風を纏わせる。
ダブルが粉末の中でシャフトを振ると竜巻が発生し、粉末を一気に吹き飛ばした。
「よっしゃ!覚悟しろカレー野郎…って…」
そこにスパイスの姿はなかった。粉末にてこずっている間に逃げてしまったようだ。
『逃げられちゃったか。じゃ、僕はゲームの続きやるんで』
「ちゃんとドーパントのことも検索しとけよ」
永斗は「はいはい」といって変身を解除。ダブルはアラシの姿へと戻った。
「そんじゃ、俺も仕事に戻らねぇと…」
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ーアラシsideー
「さて、どうしたもんか…」
俺はホウキを動かしながら考える。
普通に考えて、犯人はあのカレー野郎だ。でもメカニズムが分かんねぇ。
見た感じ爆発能力なんてなさそうだが…
「探偵さ~ん!」
校舎から穂乃果が出てきて叫びながらこっちに向かってくる。
あの2人も一緒だ。
「どうしたんだよ?なんだ、泣いてんのか?」
「だって…学校が…!」
事情説明中…
「へぇ、廃校ねぇ…」
人が少ないとは思ってたけど、そんなピンチだったとはな。
まぁ、事件が解決したら俺には関係ないが…
「探偵さん助けて!学校がなくなったら…」
コイツ…そんなに学校が…
「私勉強できないし、編入試験とか絶対受かんないです!!」
あ、そっちね。
「つっても、すぐに学校なくなるわけじゃないだろ?
少なくとも今の生徒が卒業するまではあると思うぞ」
すると、穂乃果は豆でっぽうを食らった鳩のような顔をして、
「え、本当?海未ちゃん?」
「だからさっきから言ってるじゃないですか!」
なるほど、コイツ馬鹿だ(納得)。
「な~んだ、それなら心配ないね!いや~今日もパンがうまい!」
穂乃果はカバンからパンを取り出し、かぶりつく。
単細胞にもほどがあんだろ…永斗とは違ったタイプの馬鹿だな。
「でも…正式に決まったら次から生徒は入ってこなくなって、来年は2年と3年だけ…」
「今の1年生は後輩がずっといないことになるんですね…」
「そっか…」
確かに、それは少しかわいそうだな…
「なんか部活とかで生徒は集めらんねぇのか?」
「一応調べてはみたんですけど…」
そういうと、灰色の髪の少女は紙を取り出し、読み上げ始める。
「珠算 関東大会6位」
「全国には行ってほしいな」
「合唱部 地区予選奨励賞」
「要は頑張った賞か…微妙だな」
「ロボット研究部 書類審査で失格」
「なにしたんだよ、ロボット研究部…」
「ゲーム研究会(自称) 部の設立を求めた殴り込みで、会長(自称)が1週間停学」
「もはや部ですらねぇ!てか、なにやってんだゲーム研究会(自称)!?」
全部今一つって感じだな。最後らへんは悪目立ちだが。
「ねぇ、ちょっといい?」
俺たちがそんなことを話していると、2人の女子生徒が俺たちに近づいてきた。
1人は金髪のポニーテールのやつ。もう1人は紫の髪をしたツインテ。金髪のやつと比べると、おっとりした感じのやつだ。
「「誰?」」
「生徒会長ですよ。探偵さんはともかく穂乃果は知っておいてください!」
生徒会長…てことは年上か。
「南さん、あなた確か理事長の娘よね?」
「は、はい…」
「理事長、何か言ってなかった?」
「いえ、私も今日知ったので…」
コイツの母親ってここの理事長なのか。すげぇな…
「そう、ありがとう」
「ほな~」
答えを聞くと2人はすぐにその場から立ち去ろうとする。
「あのっ!」
その2人を呼び止めたのは、穂乃果だ。
「本当に学校なくなっちゃうんですか?」
「…あなたたちが気にすることじゃないわ」
そう言って再び立ち去ろうとするが…
「待てよ!」
今度は俺があいつらを呼び止めた。
「そんな言い方はねぇだろ。こいつらだってここの生徒なんだから」
「あなたは?」
「俺は切風アラシ。今日からここで清掃員のバイトをすることになった」
「だったらあなたにも関係のないことよ。こんなことしてないで、早く仕事に戻ったらどうなの?」
この発言を聞いた俺の中で…
“なにか”が切れた。
「んだと!?関係ねぇわけねぇだろ!俺だってこの学校に働く1人だぞ!」
さっきと言ってることが真逆だと自分でも感じているが、こうなったらもう理性は関係ない。
「じゃあ、あなたが何とかしてくれるの?」
「上等だよ、やってやる!俺が
廃校を阻止してやるよ!!」
その後、辺りにしばらく沈黙が流れる。
そして、ようやく俺は自分が言ってしまったことの重大さに気が付いた。
「あ………」
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「で、言っちゃったんだ。廃校を阻止するって…」
仕事を終え、事務所に戻った俺は事情を永斗に説明。
「いやーバカだねー。頭に血が上ったらいっつもこうなんだから。
どうすんの?女の子たちの前であんなこと言っといて無理とか言わないよねー?」
めっちゃニヤニヤしながら永斗が俺を責め立てる。
コイツに相談した俺がバカだった…
「それはいいとして!ちゃんとドーパントのこと検索したんだろうな?」
「ちゃんとしてるよー。そこの紙にまとめてあるから読んどいて」
俺をからかうのに飽きたのか、永斗は部屋に閉じこもってしまった。
「からかうだけからかって逃げやがって…えーっと?」
スパイスの能力
スパイスは7つの特殊な香辛料を操れるよ☆
・アタックスパイス さっき使われたやつ。
・ステルススパイス 視覚や嗅覚、触覚などで存在を感知されないスパイス。
特に攻撃力はないからあんまり使えない。
・シールドスパイス 銃弾の攻撃はもちろん、物理攻撃も防げるスグレモノ。
・ヒールスパイス 使うと傷などを癒せる。体力も回復可能。
傷口にスパイスは余計痛いとか言っちゃいけない。
・ポイズンスパイス 吸った相手を麻痺させる。ていうか普通に毒。
・スモークスパイス 煙を出し、目くらましをする。ていうか普通に煙幕。
・テイストスパイス 普通においしいスパイス。魚を焼くのに使うとうまいゾ!
この能力では爆発事件を起こすのは難しそうだな…やはり犯人は別のドーパントなのか?
それに加えて廃校問題…あーもう明日からバイト行きたくねぇ!!
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「全く、アラシの性格には困ったもんだよ。
でも、僕も相棒として少しは手伝ってあげないと…」
そう言って永斗は部屋のクローゼットに手をかける。
「仕方ない、面倒くさいけど…僕が一肌脱ぎますか」
エグゼイドかっこよくないっすか?僕はドライバーを買う予定なんで超楽しみです!
今回から原作に入っていきます!今回と次回で原作1話をする予定です。
次回は永斗が大活躍!?お楽しみに!
感想、評価、アドバイス等ありましたらおねがいします!
オリジナルドーパントもメッセージ、活動記録などで募集中です!!