改のせいで出番が減った「流星乗り妖精」の皆さんと
アロヘより目立たせて何が悪い「TEAM R-type 広報部」
の提供でお送りします
波動砲の設定を間違えていたので一部修正しました。
なお今回登場した設定の多くは公式ではなく作者の想像です。
・改造 → 装備品はすべて外されて倉庫に入る。
『艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki FAQ』より………
「と、言うわけで!このたび私は新兵器、『試作型圧縮波動砲』を制作しましたー!」
工廠。そこにはR-9A2、もといデルタと明石、そして手に抱えられるほどにスナイパーライフルのような大きさの波動砲があった。
「ほう。それはすごいな。それで、材料はどこから取った?」
「R-9さんを改造した際に外されたスタンダート波動砲を材料にしましギャアァァァァァ!?」
「装備変更で使うかも知れないからおいておけと私は言ったよなぁ!?ああん!?」
………本日も鎮守府は平和である。
「全く………第一圧縮波動砲のデータはどこから取った」
「R-9さんのフライトレコーダーにR-9Dとかいう戦闘機との戦闘記録が残っていたのでそこから大体推測して制作しました」
「ああ………そういえば墜としたなぁ、あいつら………コックピットは避けた、はずだよな?」
R-9Aはかつてバイドに侵された時、仲間達と戦闘している。
その際に圧縮波動砲を装備しているR-9Dとも戦っているのだ。
「ん?ちょっと待てよ?そのフライトレコーダーをどうしてお前が見ているんだ」
「R戦闘機の修理に当たって必要なデータを提督に要求して見せてもらったんですよ。とても参考になりました」
「お前たまにはちゃんとした方法をとるんだな」
「失礼ですね!私はちゃんとした方法をとってからダメと言われて初めて違法な行動に出るんです!」
「結局アウトじゃないか………しかし、どうするんだこれ?圧縮波動砲は私は運用できないはずだぞ?」
「え、そうなんですか?」
「全ての能力を生かして使うにはエンジンの出力が足りないはずだ。私が使っても1ループ分が精一杯だろう」
「じゃあなんでそのエンジン搭載してないんですか。高出力なんでしょう?」
「あの型のエンジンは戦闘機動重視に使うにはピーキー過ぎるんだ。圧縮波動砲を運用するR-9Dは狙撃がメインの運用を想定されていたから機動性はそんなに重視されていなかったんだ」
「そうですか………こうなったらそのR-9Dさんを建造するしかないですね!」
「おい馬鹿やめろ」
珍しく談笑する二人。そこに近づく一人の駆逐艦がいた。
「わぁ、なんですかこの装備?」
「お前は………清霜だったか?」
「はいっ!夕雲型の最終艦、清霜です!何をしてるんですか?」
「あー。実は新型の砲を作ったんですけどR-9さんじゃ運用できなくてどうしようかなーと話し合ってまして」
「そうなんですか!いらないのなら清霜が装備したいです!それを装備できたら戦艦に近づける気がします!」
「「え??」」
その発言を聞いた二人は清霜から離れてひそひそ声で話す。
「おいどうするんだ?そもそもあれ、駆逐艦に装備できるのか?」
「一応艦娘でも使える様にはしたつもりですけど………どうなんでしょうか?やってみます?」
「私は別にいいんだが………というか戦艦って砲撃による海戦において決戦の主力を務めることに特化した艦種のことだったはずだろう?波動砲を運用したら紛れもなくあいつ戦艦になるんじゃ………」
「決まりですね。ダメ元でやってみましょう」
この日から、清霜と明石の奮闘が始まった。
そしてデルタの巻き込まれる日々も始まった。
一回日
「清霜、試作型圧縮波動砲装備完了しました!」
「本当に装備できるんだな………」
ここは鎮守府付近の兵器試験用の海域。そこに機材を積んだ船に乗る明石とデルタ、そして試作型圧縮波動砲を装備した清霜が海の上に立っていた。
ちなみに今の清霜の姿はガンダム試作0号機をイメージしてほしい。
「えー。まずは通常の砲撃からお願いしますね、清霜さん」
「はいっ!!………あれ?弾が出ませーん!」
「あれっ?そんなはずは………」
「………よくよく考えれば艦娘の艤装は波動エネルギーを収束させるための力場を発生させられないんだから波動砲は使えないんじゃないか?」
「あっ」
二回目
「結論から言って現在の技術では艤装のエンジンから波動エネルギーを収束させる力場を発生させることは不可能です。そこでR-9さんの装備から装備を一部お借りして実験を再開します」
「装備を借りる許可を取ったのは評価しよう。だがどうして諦めるという発想がなかった」
「せっかくなので考えていた理論を試したくて」
「清霜も戦艦になる夢を諦めたくありません!」
「ダメだこいつら」
「そもそも厳密にはエネルギーの圧縮が上手くいっていなくて波動エネルギーを放出しているだけですから放出波動砲っていう名前がいいのかも知れませんが。まあいいです。清霜さん。波動砲を発射してください!」
「わかりました!」
ギュイイン、と波動砲のチャージ音が鳴る。
チャージには成功しているらしい。
「………準備完了です!撃ちます!」
その瞬間。清霜が爆発した。
「き、清霜ーっ!!」
「やっぱり波動エネルギーに指向性を持たせられずに爆発したか………だからスタンダート波動砲の開発は諦めてやりやすそうな圧縮波動砲をモデルにしたんですが」
「わかっているのなら使わせるなそんな物っ!!」
三回目
「今回は波動エネルギーに指向性を持たせるための演算装置兼波動エネルギーをコントロールするレドームを開発しました」
「それはレドームなのか?というか本当に諦めろ」
ますますガンダム試作0号機に近づいている清霜を尻目にいつもの実験場の船で談笑?する。
「嫌です!清霜は戦艦になれるまで諦めません!」
「一体何が戦艦にそこまで執着させるんだ」
「知りませんよ、そんなもの。さぁ、実験を始めましょう!」
前回同様に波動砲をチャージする清霜。そして、放った………
「おお、成功しました!!」
「いや、ちょっと待て………清霜がこっちに飛んできてないか!?」
「あ」
波動砲の反動に耐えられず、船に向かって突っ込んでくる清霜がデルタ達には見えていた。
「………やっぱり反動を抑えるためにザイオング慣性システムは必要でしたね」
「だからそういうことは先にやれ馬鹿が!船が沈んだじゃないか!?お前をこのまま海に突き落とすぞ!?」
上空で口論する二人であった。
四回目
「ザイオング慣性システムは開発できませんでした。そこで今回は陸地にがっちりと固定して反動に耐えられるようにしました」
「だからいい加減に諦めろよ。反動の強さに清霜が死ぬぞ」
「この程度で死ぬような鍛え方はしていません!絶対に戦艦になるんです!」
「ああもうこいつらは………そもそも陸地に固定したらそれはただの固定砲台じゃないか」
「「あ」」
こうして清霜の戦艦化計画と試作型圧縮波動砲の実験は終了。
倉庫に試作型圧縮波動砲は放置されることになった。
ちなみに実験費の大きさに提督は激怒したとか。
どうしてこうなったんだろう。しかも割と長いし。
R-9D要素ほとんどない。
あとMMDは挫折。重すぎてまともに動作しませんでした。
しかし今回のあの激突する清霜は面白そうだな。物理で計算してみようか………