この機体すっごい使いやすいんですが!『辺境警備隊』
あの機体街を破壊しすぎなんですが『一般市民の皆さん』と
この小説を読んでくださっているTYPERの提供でお送りします
DDH181さんのリクエストでR-11Aです。本当にお待たせしました。
横須賀鎮守府『最後の舞』計画会議室。
そこにはいつものメンバーから提督を除いた、長門、R-9、RX-10、腐れ工作艦がいたのだが………
「ここはやはり、圧縮波動砲を強化して戦艦に搭載するべきだろう!!」
「それは違うぞ長門!次に開発するのはR-9A3だ!TX-Tを開発したんだから、こっちの番だ!」
「待ったぁ!ここはやっぱりOF-1だよ!軌道戦闘機としてのスペックは空母のみんなにもきっと合う!」
「工作艦の提案としてはRX-12を強く推すものである!触手にさらなる強化を」
「「「与えてたまるかっ!!」」」
まあ、喧嘩勃発である。
「おまえらいったい何やってるんだ………」
そんな状況で、一人の男性が会議室に入ってきた。提督である。
「提督。提督は戦艦の火力が強化された方がうれしいよな?」
「正統派R戦闘機R-9Aこと私の強化が先だよな?」
「空母用の艦載機としてのR、そして私の系列期の開発を進めて空母の強化をするべきだよね?」
「やっぱりここはロマン!触手ですよね!」
「最後の意見は絶対に聞いてたまるか。すまんが今回は開発する機体は艤装強化の方針で行く。大本営からの指定でそうなった。なので意見としては長門のものが近いな」
それを聞いてガッツポーズをする長門。うなだれる三人の女性。
「それと改造する艦娘はすでに指定されてある」
「ほう。誰だ?私か?大和か?金剛か?」
「戦艦じゃないのは確かだな」
三人と同様にうなだれる長門。やはり戦艦の艦娘として、戦艦の戦力強化は望ましいものだったのだろう。
「その艦娘もすでに来ている。入ってくれ」
提督がそう言うと、会議室の外で待機していた艦娘が入ってきた。
「晴嵐運用のために生まれた伊号潜水艦、伊14よ。いいよ、イヨって呼んで。みなさん、よろしくどうぞ!」
「む?伊14だと?提督、そんな潜水艦うちにいたか?」
「ああそうか。ついさっきこっちに配属されたんだ。大本営からの指令書と一緒にな」
「そう!大本営からの要請で、R戦闘機の技術を導入することによる潜水艦の戦闘能力アップを目指してこの鎮守府に配属されたの!」
「ええええー。潜水艦とか今は改造する気が起きませんよ」
「明石さん潜水艦嫌いなんですか?」
「嫌いじゃないです。ですけど潜水艦に合うR戦闘機って一機しか思いつかないんですよ」
「どんなやつだ?」
「TP-2M、フロッグマンです。性能的にもぴったりなんですが、残念ながらまだ開発不能なんですよね。開発できるようになるまでには後数ヶ月くらいかかるんじゃないですか?」
この鎮守府ではR戦闘機の系譜に従って開発している。そうでないとデータの欠損が原因で変な機体ができることもあるからだ。フロッグマンはまだその条件を満たしていない。
「そ、そんなあ………今度ヒトミに会ったら自慢しようと思ったのになぁ」
「「「「「ヒトミ?」」」」」
イヨの発言に5人は疑問符を浮かべる。
「あ、説明してなかったね。私には双子の潜水艦の伊13っていう姉がいるの。ヒトミも2週間後こっちに配属されるんだけどなぁ………」
「姉、か………それを言ったらR-9Aの親類とかはどうなるんだろうな」
「私やR-7とかを含めるとかなりの親戚がいるよね」
「R-7とかいるのか。私には陸奥しかいないが、駆逐艦の連中の場合10人単位でいたりするぞ」
姉妹談義で会議室が盛り上がっているさなか、明石はぶつぶつとつぶやきながら考え事をしていた………
そして。結論が出た。
「………やりましょう。いえ、やらせてください!」
「うぉ、どうした明石」
「イヨちゃんの改造プランが思いつきました!ついでにヒトミちゃんもこの仕様に改造しちゃいましょう!」
「本当!?それにヒトミもしてくれるの!?」
「はい!双子と聞いてアイデアが浮かびました!R-100から回収したデータで二機同時に運用されていたこともあるという戦闘機!」
「その名前は?」
「ずばり!R-11A、『フューチャー・ワールド』です!」
「おお、フューチャー・ワールドか!あいつは名機だぞ!」
「知っているのかR-9!?」
「ああ。R-11Aとは………」
ここで読者の皆さんにも解説しよう。
R-11A、フューチャー・ワールド。
辺境警備隊仕様機として開発されたR戦闘機であり、R-9Aのデータをもとに、量産された最後のR戦闘機となっている。いわばR-9Aの最後の後継者ともいえる。
量産機の座を争ったR-13シリーズに比べ、開発コストの安さと信頼性の高さが評価され採用された機体で、大気圏内、特に居住区での運用を考慮した設計になっており、非常にコンパクトで小回りの効く機体になっている。一部には民営の武装警察に提供されたタイプも存在するがそれはまた別の機会に話そう。
「で、このR-11Aですが採用されている波動砲が圧縮炸裂波動砲、といいます。これは衝撃波動砲の技術を流用したものですので開発は容易です」
「おお、つまり私の系列機でもある!」
「なおかつ機体の装甲面も元が潜水艦ですから対して改修は入りませんね。一応ドイツの潜水艦の技術を参考にしたタイプの物を開発しておきましょう」
「Uボートの技術も導入しちゃうの!?ということはイヨ、潜水艦最強になれちゃう!?」
「はい!それに圧縮炸裂波動砲は敵や地形に当たると炸裂する光弾を発射する物となっていますから、性質的にはほぼ魚雷!扱いやすいはずですよ!」
「最高じゃないかそれ!」
こうして良い雰囲気で会議は進み、イヨをR-11Aに改造することが決まった。
しかし。明石がやる気を出しているときはだいたいトラブルが起きると言うことを彼女たちは忘れていた………
一週間後、工廠。
そこには改修が終わって出てくるイヨを待つ会議室のメンバーがいた。
「一週間で終わるとはな。明石もなかなかやるではないか」
「あいつ技術力だけは本当に確かだからなぁ………性格もまともだったらありがたいんだが」
「いやぁ、本当に楽しみだなアルバトロス………どうした?」
楽しみにしている三人とは違い、RX-10はなにやら悩んでいた。
「………R-11Aの二機同時運用ってどこかで聞いた気がして………」
「?そうか?」
「みなさーん、お待たせしました!イヨさんの改修完了です!」
そして、明石が改修の終わったイヨを連れてきた。
帽子のデザインは変わらないが、U-511とほとんど同じ装備を身に付けており、全体的に紫色になった姿だった。
「R-11Aの能力を手に入れて生まれ変わった伊号潜水艦、伊14よ。これからはヒトミがヒトミ•ミライで、私はイヨ・セカイって名乗っちゃおうかな~?」
それと同時に、RX-10は思い出した。
「あ、思い出した、サタニック・ラプソディだ。バイド化したR-11A二機がバイド汚染されたR-9Aと一緒に出撃してきたから私が三機まとめて衝撃波動砲で撃墜したんだった」
その単語を聞いて、ビシィ!とイヨは固まる。
「サタニック・ラプソデ………い、いやあぁぁぁ!あ、あなたはあの時のアホウドリ!?」
「誰がアホウドリよ!」
「違う、言い返す場所はそうじゃないぞアルバトロス!というかその事実私は知らないぞ!?」
「私だけ先に進んでたからR-9が来るまえにやっつけちゃったからじゃないかな」
「そして何故イヨにそのR-11Aの記憶が宿った!?」
「せっかくなので、アルバトロスさんを回収した時に装甲についてた装甲の欠片を改造に使ってみたんですけど、それが原因ですかね?」
「それだ!多分R-11Aの装甲の欠片だ!というかバイドの欠片じゃないのか!?」
「バ、バイ………や、やめてぇ!私たちに近寄らないでっ、私を化け物にしないでっ………あうっ」
R-11Aとしての自分がバイド化していく記憶が逆流したのか、イヨは気絶した。
「………明石、しばらく減給。そしてやれ、長門」
「右手か?左手か?どっちで殴ってほしい?」
「やだなぁ、長門さんなんだからいつものやつですよね?」
「ははは………そうだな、両手だっ!!」
明石の叫び声が鎮守府に響いた。
ほんっとうに皆さんお待たせしました。
R-TYPE FINALで頑張って70機まで開発したり。
評価がとんでもないことになっていて驚愕したり。
ある大規模作戦に向けて、メガ波動砲を用意していたらぶっ壊し。
で、それで意気消沈していたら双子の艦娘が発表されたのでこれはR-11Aの話を書き直すしかない!となったりと。
その結果時間がかかってしまいました。
現在大規模作戦用の波動砲の準備をしておりますので、最新話はしばらくお待ちください。
………後。それに向けて少しアイデアを募集しています。
今回はちょっと極秘開発にしたいので、メッセージでアイデアをくれる人を募集します。
アイデア募集に参加しますよ!という方はメッセージでその旨を伝えてください。
お題をこちらから送ります。
目指せ7ループ!
………まあ隠していてもどうせバレるんだろうな(苦笑)