ルーシィとウルキオラと双子のメイド(仮)   作:終わりの昼寝

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修正しました。



小さな女に惹かれたのは偶然ではない

 

 

ッ⁉︎ なんだこの感覚は?

 

俺は消滅したのではないのか?

 

何故身体の感覚がある?

 

何故失った臓器がある?

 

 

俺は目をゆっくりと開けるがそこには何処か虚夜宮にあった豪華で煌びやかに装飾された部屋に似ていた場所があった。

 

…ここは何処だ?少なくとも俺の知っている霊圧が近くには存在しないし虚夜宮には似た様な部屋があれどここまで狭くはなかった。ここは虚夜宮ではないのか?

しかも霊圧に似た感じの物は一体何だ?………情報がない今はここで考えても埒が明かないか。丁度いい、そこにいる女にでも聞くか? どうやらこの女、俺が見えている様だしな。それにしても害がないからと捨て置いたがこの幼い女には微かであるが先程感じ取った何かを感じる。この女の霊力は一般人以下程度しかない様だが何故俺が見えている?まさかとは思うが先程感じた物と何か関わりがあるのか?

まぁいい、これからこの疑問らを解消すればいいだけか。

 

 

「質問に答えろ女、ここは何処だ?」

 

 

「……………………」

 

 

何だ? 固まったまま動かんぞ?俺は今刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)はここにいた時には既に解かれていた筈だ。霊力も残念ながら今の俺には微々たるものだ。

今の状態では卍解した黒崎一護にも劣るだろう。

………この女に聞かなくてもいいが不用意に動き回るのは得策ではない。

霊力に似た力が何なのか、そしてその似た力の大きさが明確に判別出来ない今は危険だ。

 

………成る程。

 

よく見ればこの女の表情は驚きに満ちている。

…俺が突然女の目の前に現れたからだろう…いや、それもあるかもしれんが俺の姿も原因の一つか。今は服で隠れている孔は見えてないにしても俺の肌の白色、見馴れないであろう服装、そして一番印象的なのは頭部分だ。両目下には垂直に伸びた緑色の線状の仮面紋があり角が生えた仮面の名残を左頭部に被っているからだろう……………。

 

 

 

何故俺がこの弱くて小さい女相手にここまで考えている?

 

 

 

この手で体に触れれば簡単に砕けてしまうだろう女に

 

 

 

まさかこの女に井上織姫に似たものを感じているのか⁉︎

 

 

 

目をゆっくりと閉じ消えゆく間に感じていた井上織姫を思い出す…………………………………………。

全く違うな………突然の出来事で少々冷静さが欠けていたか?…ん?まぁいい。如何やら女も硬直から解かれた様だしな。

 

 

 

「…やったー!わたし星霊魔導士になれたんだー‼︎やったやったー!」

 

 

喚くな五月蝿い。

俺の周りをピョンピョト跳ねるな目に余るぞ女。

俺が口を開くよりも先に女が俺の顔を見ながら口を開く。

 

 

「ねぇねぇ、なんで星霊さんは泣いているの?」

 

 

泣いている?俺の両目下のこの線を言ってるのだろうが星霊だど? どちらかと言えば悪魔ではないのか?

それに先程の星霊魔導士と言う言葉も気なるな………。

女からの問いは違うとだけ答え問う。

 

 

「女、星霊とはなんだ?」

 

「星霊さんはもしかして記憶がないの?」

 

 

問いに問いを返すとは面倒な女だ…。

 

 

「俺は星霊と言う存在ではないぞ、女」

 

「だけど星霊さんはこの鍵から出て来たんだよ?」

 

 

何⁉︎鍵からだと………その白黒の鍵から俺が出現したとでも言うのか?

 

 

「星霊さん…お顔が怖いよ。大丈夫?」

 

 

今更怖いか…。怖いと言うえば俺を心配する。黒崎一護のそれと似たことを吹くな女。

しかし女の言う鍵から出て来たと言っていたのはあながち間違いではないかもしれんな。

理由はわからんがこの鍵から俺に霊子が僅かながら注がれているのがわかる。今まで気にしなかったが空気中に漂う霊子が明らかに現世よりも少ない。これは人体に多少の支障がでるかもしれんな。しばらくは力を使うのは極力避けるべきか?だが鍵は俺が持っていた方がいいかもしれん。この女は弱くまだ餓鬼の中の餓鬼だ。この鍵を壊されたら俺に何をもたらすのかわからないからな。

 

 

「俺が怖いか? …女?」

 

「うん! こわくないよ‼︎」

 

「そうか……。ならその鍵を貸せ、少しそれに興味がある」

 

 

少し戸惑いながらも俺に白黒の鍵を差し出してくる女。

それを受け取ろうと鍵に触れた瞬間だった。

 

 

 

「なッ⁉︎ 拒絶した? たかが鍵の分際でこの俺の鋼皮(イエロ)に傷を負わせたのか………」

 

 

 

ッ⁉︎ 黒翼大魔(ムルシエラゴ)ならば無理やりに触れることは出来るだろうがそれでは意味がない。

今だに霊力が僅かしか回復しておらず何時に霊力がある程度回復出来るかわからない今、それは愚策だ。

仕方ない、鍵のことは一時捨て置くとしよう。

………女。

 

何故そんな顔をする?

 

何故その目で俺を見る?

 

俺は先程から大体は無表情でいて微動だにしていない。

ならば不気味がられ俺を恐れるか敵意を向けてくる筈だ。

だが今のこいつにはそれらを全く感じない。

理解出来ない………か、あの刹那に感じたあれらと似たようなものを感じるな。

ふ、興がのった。

ここが何処であれこの大きい孔を埋め尽くせるやもしれないならばここが何処であろうと関係などない。

 

 

「…名は何だ女…」

 

「ルーシィ・ハートフィリアだよ!」

 

「そうか…ルーシィ、俺の名をお前の魂に刻み込んでおけ…」

 

 

 

 

 

”ウルキオラ・シファーだ”

 

 

 

 

 




少し文を増やしました。
文字の間違いや文面の不適切がありましたらどんどん指摘してください。
もちろん自分も読み返して何かあれば修正していきます。
二話を読んでくださりありがとうです。
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