やはり俺の物語は間違っている   作:疎かなろあ

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どうもろあです!
何とか投稿する事が出来ました!


今回ラストで若干メタイです。何故なら長くなりすぎてしまったのです······。申し訳ない
それでも良いという方はどうぞお楽しみください!
それではどうぞ!


ゆきのクラブ 其ノ肆

俺は雪ノ下を連れ、あの学習塾跡地まで来ていた。何故なら、ここには妖怪退治のオーソリティー 忍野メメが住んでいるからだ。当たり前だが、俺一人では雪ノ下に憑いてるであろう何かしらの怪異を祓うことは出来ないだろうからな。そこで専門家にご指導願おうという訳だ。

 

来るまでの道中忍野に説明するため、何故そんなことになったのかを聞こうとしたが、ホッチキスを出されたので止めた。幾ら治ると言っても痛いものは痛いからな。しかし、怪異のこと以外を話す時のアイツは毒は吐くが、唐突に人をホッチキスで刺すような様子は無かった。これも怪異の影響なのだろうか。

 

ちなみにだが俺と雪ノ下は一緒にさえ来たが、自転車に2人乗りなどということはしなかった。······これが当たり前だから。原作アニメみたいにあって早々に2人乗りとか普通有り得ないから。べ、別に期待してなんかなかったんだからねっ!勘違いしないでよねっ!············はぁ

 

――― ――― ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前、文房具は置いてけよな」

 

「どうしてかしら?」

 

「これから形としてかもしれないが一応頼み事をしに行くんだから、さっきのような事をされたらたまらん」

 

「そうやって、誰も来ない廃墟で私のことを男2人で襲うつもりなのでしょう?強姦谷くん」

 

「しねーよ!というかお前相手にそんなことしたら殺されるわ!」

 

社会的にも物理的にもね

 

「······まぁいいわ。今回は良い事にしてあげましょう」

 

「そうかよ······」

 

こいつとの会話は基本的にこちら側が罵倒されるようだ。雪ノ下はブレザーの上を脱ぐとそこから山のように文房具が出てきた。

 

······何これ。もはやビックリ人間コンテストに参加できるレベルだろ。何故その面積からそんだけの文房具が出てくる?しかも体の膨らみも一部を除いてほとんど変わってないし。······その一部というのは本人のプライバシーに関わるのであえて言及しないでおこうと思う。せっかく文房具を捨てさせたのに使わせることになるからな。

 

というかそのまま持ち運んだら絶対に危ない奴も幾つかあるな。あれ以上怒らせなくて良かった。R-15タグを付けなきゃになってたぜ。

 

しかし、納得はいった。恐らくはこの文房具で体重を稼いでいるのだろう。アイツもアイツで大変な所はあるんだな

 

――― ――― ―――

 

また一つこいつの事を知ったところでいい加減忍野の所に案内する事にした。階段を上がり、奴のいる階まで上がると、奴はいつものように幾つかの机をベットがわりに横たわっていた。

 

「はっはー、これはこれは親愛なる比企谷くんじゃないか。今日はどういったご要件で?まぁ十中八九君のことだ。今度はそこの可愛いお嬢ちゃんについてのことなんだろう?」

 

「相も変わらずお前は、人を見透かしたような男だな」

 

「それは褒め言葉として受け取っていいのかな?」

 

「勝手にしろ」

 

ほんとにコイツは苦手だ。コイツほど見透かしたような男というのが似合うやつはいないだろうな。事実今もこうして俺の依頼を当てやがった。気に食わないが、やはりコイツにまかせておけば大丈夫だろう

 

「早速だが忍野。お前に聞きたいことがあるんだが」

 

「まったく比企谷くんは元気いいなあ、何かいい事でもあったのかい?」

 

「うるせー。今回お前に聞きたいことがあるのは俺じゃなくてこいつの方なんだよ」

 

俺が話を促すと、雪ノ下はポツリポツリと話し始めた。

 

――― ――― ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私には大学生の姉がいるの。姉はとても優秀な人で、私なんかでは到底抗うことの出来ない人間なのよ」

 

「私は正直に言えば、姉に憧れていると言ってもいいわ。だけど姉はそれが気に食わないのかいつも私の邪魔をしてくるの」

 

「私が姉に追いつこう、追いつこうと努力するたび姉は私のことを茶化し、台無しにしていく」

 

「そんなある日、私は道端で1匹の蟹に会ったの。その時は何故だが路上に蟹がいることなど少しも気にならず、それどころか蟹に惹かれるようでもあったわ」

 

「私はどうしても蟹に近づきたくて、触れたくて、今考えればおかしなことなのだけれど、その時はそう強く思ったの」

 

「そしてやっとの思いで蟹に触れることができたと思ったら、姉への想いがすんなり無くなったの」

 

「だけど違和感を感じて体重を測ってみたら、文字通り心も身体も軽くなっていたわけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――― ――― ―――

 

話を聞き終えた忍野は少しばかり悩んだような素振りを見せると、雪ノ下にむかってこう言った

 

「うん、ありがと。だいたい分かったよ」

 

「分かったって忍野。雪ノ下に憑いている怪異が何だか分かったのかよ」

 

「まま、そう焦るなよ、比企谷くん。これから説明してあげるから」

 

「早くしてくれないかしら」

 

「おっと、これはこれは。おっかないお嬢ちゃんだね。いいよ、分かった。ズバリ君に憑いている怪異の名前は『おもし蟹』だね」

 

「おもし蟹······」

 

「そうおもし蟹。地域によっては『重石蟹』だったり、『おもいし蟹』だったりするみたいだけど、名前はどうあれ【人の重みを失くしてしまう】という点については共通しているね」

 

「でもどうしてそんなのに雪ノ下が惹かれるって言うんだよ」

 

「おやおや、文系3位の比企谷くんなら気づいてると思ったんだけどね」

 

「うるせー、余計なお世話だ」

 

「教えて上げてもいいけど今回はもう時間の様だから次回ね」

 

おい、唐突なメタ発言はやめろよ······

 

 




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