魔法科高校の電脳少女   作:零崎妖識

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「ああ素晴らしいね」と手を叩いてみても、全部嘘で外はゴミだらけ
(適当に片付けたという意味で)


茶番

「……ここ、風紀委員会本部よね?」

真由美が階段から下りてきて、一番初めに言ったのがこのセリフだった。

「いきなりご挨拶だな」

「だって、リンちゃんが注意してもあーちゃんにお願いされても、全然片付けようとしなかったじゃない」

「片付けようとしなかったんじゃない。片付かなかったんだ!」

『委員長さん、女の子としてはそっちの方がまずいと思います』

摩利が目をそらす。自覚はあるようだ。

「……ふぅん、早速役に立ってくれてるのね」

『そうですよー!ご主人をなめないでくださいね!!』

話題にされてる達也は固定端末のメンテナンスをしていた。エネはケータイの中だ。

「ねぇ、達也くん、調子はどうかしら?」

「普通ですが。

……委員長、点検終わりました。痛んでそうな部品を交換したので、問題ないはずです」

「ご苦労だったな」

「……達也くん、おねーさんに対する対応がすこーしぞんざいじゃない?」

プクーっと頬を膨らませて、拗ねた目で達也を睨みつける真由美。普通の生徒なら陥落しているだろうが、達也はあいにく普通ではないし、エネが怒った時や拗ねた時によくとる行動なので慣れていた。

「……!

ねぇ、達也くん。もし、達也くんと私が入学式よりも前に、もーっと前に会ったことがあるとしたら、どうする?」

「……はい?」

「私と達也くんがどこかで出会って別れ、入学式の日に運命の再会をしたとか、あると思わない?」

『過去三年間は会った記録がありませんね。もっとも、それまでの十三年間の間に会ったのなら私は知らないですけど、ええ、ご主人は滅多なことじゃ忘れません』

「むー、それこそ達也くんが覚えてないくらいちっちゃい時に出会っていたのよ!」

『異議あり!それなら、会長さんも覚えてないんじゃないですか?

……てか、ご主人に話しかける前にニヤニヤしてましたしね。完全に悪巧みしている顔でしたよ?』

「うーん、運命によって引き裂かれた二人が、運命によって巡り会う、とか面白そうなんだけどね〜」

「……これが運命なら、『Fate』ではなく『Doom(凶運)』ですね、きっと」

「そっかぁ……」

がっかりとする真由美。せっかく考えた茶番劇(ストーリー)を逆転裁判みたいなノリで反論されたのだから、当然とも言える。

だが、その哀愁漂う背中に、達也とエネは少し罪悪感を抱いていた。

「……チッ」

真由美の方から舌打ちと思われる音が聞こえるまでは。

「あの、会長?」

「はい、なんでしょう?」

振り向いた顔は、十人が見れば十人を魅了するであろう上品な微笑み。

「……会長、微笑みの仮面を脱ぎましょうか」

「そうね、冗談はそろそろ止めにしようか。達也くん、あんまりノリが良くないし」

一瞬の躊躇もなく、人が悪い笑顔を見せる真由美。日常茶飯事なのだろうか、彼女は罪の意識皆無で全て冗談だったと言い放った。

「服部のようには行かないな、真由美」

『狸さんにもやってるんですか!?』

「エネちゃん、狸さんって?……もしかして、はんぞーくんのこと!?面白いあだ名付けるのね」

「……誰か、ツッコミ役を持ってきてくれ」

達也はこの日何度目になるのかわからないため息をついた。




Fate/GrandOrderをやっているのですが、やったよ、ジャンヌ・オルタ当たったよ!あとはドレイク船長とジャックちゃん来てくださいお願いしますorz
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