#5「ドリルロリとの邂逅」
「う、う〜ん…」
余程深く眠っていたのかまだ意識が覚醒しない。そんな中、ゆっくりと瞼を開けると、広い天井と備え付けられた結晶が淡く輝いているいるのがぼんやりと見えた。本能的に自分が今、布団の中にいるのが理解出来たのかモゾモゾと動き出し再び寝始めた。
それから3時間語────
「ふぁ〜ぁ…よく寝たなぁ〜…」
今度は完全に目が覚めたようで、身体を起こして周りをキョロキョロ見渡す。
「ん?ここ、どこ?」
なんだかとても高級そうなところにいるなと思いながら、布団から出てくる。服装は短パン、パーカーから病院で着るような服に着替えさせられていて、さらには、戦国ドライバーとロックシードが全部どこかへいってしまっていた。
「…嘘だろ…」
誰かが変にロックシードをいじって事故でも起きたら大変だと思い、紘汰はすぐさまその部屋を出ていき、走って探しに行こうとした。すると、扉の近くに青い髪をしたメイドがいて、軽くぶつかった。
「「……っ!!」」
「わ、わりぃ!大丈夫か?」
「はい…大丈夫です」
そっか、良かったぁ…と安堵しながら、この子にドライバーとロックシードを取った人を聞けばいいんじゃね?と思い聞いてみた。
「あのー、俺が持ってた果物みたいな錠と真ん中に窪みのある四角い物体知らない?」
「それなら、ベアトリス様が興味を持たれて持っていかれましたよ」
「マジかよ…」
変に弄られてインベスが出てきたら大問題になりかねないな。早く回収しねぇと…
「そのベアトリスって人はどこにいるんだ?」
「ベアトリス様は禁書庫と呼ばれる空間にいらっしゃいます。なのでその辺の扉を適当に開けていけば入れますよ」
「お、おう…分かった。ありがとう!」
そして紘汰は走り出した。それを見ている青髪のメイドは紘汰から自分が忌み嫌っている臭いとはまた別の危険な臭いを感じ取っていた。
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「適当に扉開ければ入れるって、なかなか難しいな…」
そんなことをぽつりと言いながら歩いていると、1つだけ不思議な感じがする扉を見つけた。
「………ここか?」
ガチャリと扉を開けるとそこにはたくさんの本が本棚に並べられていた。その部屋の真ん中には小さな机と椅子。そして、小さい女の子。
「また誰か来たかしら。さっきの奴といい、一体何なのかしら」
「え…なんかごめんな。えっと、君がベアトリス、でいいのかな?」
「えぇ」
さっきのメイドの子が様付けして呼んでたからどんだけすげぇ人なのかなと思ってたけど…子供にしか見えねぇ…
「なんだか急に腹が立ってきたのよ」
あれ?心の声がベアトリスに聞こえてる?ははは…まさかな…
「ベティーは子供じゃないのよ。殺されたいのかしら」
聞こえてたな。すまん。
「ところでベアトリス、俺のドライバーとロックシード返してくんねぇか?」
「話をそらすんじゃないのよ。全く…これの事かしら」
ベアトリスは、ふてぶてしく戦国ドライバーとロックシードを指さした。
「そう!それだ!返してくれ!」
「勝手に取っていくかしら」
お?意外と素直に返してくれるみたいだな。もうちょい駄々こねると思ってたのに。
「ただ使い方が分からないだけかしら!子供扱いするななのよ!」
ごめんと、軽く謝るとベアトリスは、はぶてたのか本を探しに行った。高い本とか取れるのか心配になった紘汰はベアトリスの後をついて行った。そしたら、案の定ベアトリスは高い所にある本を取ろうとして取れていなかった。
「っと、この本であってる?」
はい、とベアトリスに先程とった本を手渡した。
「ふん!礼なんて言わないのよ」
ツン全開で自分の所定の位置に戻っていった。何とも可愛らしい子供のようだ。
「んじゃ、俺は部屋に戻るわ。じゃあなベアトリス」
そうして、紘汰は禁書庫を出て、再び最初に寝ていた部屋に戻っていった。
さすがに投稿期間が開きすぎるのはあれなので今回は、いつもより短めで投稿しました。
ついに、ロズワール邸ですね!ここは僕も楽しみながら書いていきたいと思います!
では!