MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜 作:永夜月ももん
『ふ、2人とも、よく似合ってるぞ』
『何なのよ!? この格好!』
『わぁ〜! 天使になりました〜!』
鞭使いの初期装備は目に毒だな。
見てられないから、早く着替えさせよう。
『さて、初期の装備じゃ弱いから、そろそろ買わないとな。じゃあ2階のDタウンに行くぞー』
『2階? もう進むの?』
『やった〜! 天使〜♪ 天使〜♪』
『御意!』
このPT大丈夫だろうか?
(特にフィルンだな)
『あ、アキラ様。ちょっとお話宜しいでしょうか?』
『ん?いいよ。どうしたんだ? スィナ』
『最初にお話した通り、拙者はゲームオーバーになったら、ゲームを辞めます。なので、もし拙者がゲームオーバーになったら、持ち物などは全部貰って頂けないでしょうか? その、形見みたいなもので。あ、売っていただいても結構ですから!』
『残念だけど、死なせないよ。それに1分以内で復活させれば、大丈夫だからね』
『え?それは?』
『心配しなくて良い。その前に仲間を死なせたりはしないさ。絶対に守るから安心してくれ』
『あ、アキラ、様』
『そうだ、くノ一をマスターしたら、次は狙撃手になると良いよ。
『御意!!』
お、階段が見えてきた。
〜 第1階層 2F 〜
『よし、2階だな』
『それにしても、人が居ないわね』
『そうですよね〜。このダンジョンは人気が無いんですね〜』
『拙者もアキラ様に会うまでは、拙者1人かと思っていました』
『んー、穴場過ぎたか。でも良いことはあるぞ? 敵は狩りやすいし、初クリアしたPTというかギルドは、ダンジョン収入があるし』
『申し訳ありません。ダンジョン収入が何かを、拙者は知らないのですが』
『私も知らないわよ』
『分からないです〜』
『んー、まあ簡単に言うと、そのダンジョン内で誰かがアイテムを買ったとする。まあ、消費税みたいな感じで、その内の何%かが自動で貰えるみたいなもんだ。あとは、ダンジョンを活性化したりできる。あ、出現モンスターを強くしたりもできるぞ。他にも色々機能はある』
『何その凄い機能。みんな知っているの?』
『誰も知らないんじゃないか? まだクリアしてないだろうし。ダンジョンは最低でも3階層以上はある。フィルンとか勘違いしてるみたいだが、1階層は10階あるからな?』
『え〜!? それならこのダンジョンは30階あるんですか〜!?』
『その通りだ。ちなみに、上は20階層だから200階あることになるな。下は250階層だから、2500階ある』
『信じられないわね』
『拙者もそう思います』
『まあ、とりあえずこのダンジョンはあと5日くらいで終わらせる予定だ。予定としては、明日に第2階層まで進み、2日後に第2階層の中ボス。3日後に第3階層まで進み、4日目に第3階層の中ボス、5日目にダンジョンボスを倒す。んで次の日にメインダンジョンに行く。何かご質問は?』
『あるわ。階層ごとにボスがいるんでしょ? 中ボスって何よ?』
『階層の中腹部にいるボスだ。最初の中ボスは5階にいる。他にご質問は?』
『じゃあ〜、5階、10階、15階、20階、25階、30階にボスさんがいるんですか〜?』
『そうだ。中ボスは倒さなくても先に進めるが、倒した方が良い。エレベーターの鍵をドロップするからな』
『エレベーターの鍵とは、何でございましょうか?』
『エレベーターを動かせるアイテムだな。5階で中ボスを倒すと、1階〜10階までを簡単に移動できる鍵が手に入る。つまり、階層内を縦に移動するために役立つアイテムだ。15階の中ボスなら11階〜20階。25階の中ボスなら21階〜30階を移動できる鍵を落としてくれる』
『中ボスは強いのかしら?』
『正直に言うと、階層ボスよりも強いかもしれない。だから普通はスルーするが、俺たちは6階〜9階をショートカットするために倒す予定だ。もう質問はないか?』
『勝てるんですか〜?』
『お前たちの頑張り次第だ。今日はとりあえずレベル30まで上げる。5階の中ボスは推定レベル25ぐらいだ。ちなみに、第1階層ボスの推定レベルは20だった気がする。もうちょい高いかも。だが、推定レベルはだいたい10レベルは上回っていた方が良い』
『成る程! アキラ様は凄いですな!』
『今日だけでレベル30まで上がるの? 結構ハードじゃないかしら?』
『あー、レベル上げは心配するな。それくらいは何とでもできる』
『あ〜! Dタウンが見えてきましたよ〜!』
『よし。まずは装備を整えようか』
取り敢えずベルの装備を先に整え、次にフィルン、スィナの順に装備を変えた。
ベルの武器は、鞭使いなので、鞭。
レアリティはCだが、最初のうちはこれで十分だろう。
フィルンの武器は、天使なので、弓と片手剣。弓で遠距離攻撃+仲間が傷付いたら回復+敵が近付いて来たら近距離攻撃。天使は万能型で結構良い職業だ。
弓のレアリティはB。片手剣のレアリティはC。
レアリティはAから離れるほど良くなっていくので、最初はしょうがない。
スィナの武器は、くノ一なので、
ちなみに、弓で戦う場合はもちろん矢を放つ。矢は1回使えば無くなるので、そこそこ使ったら補充が必要だ。同様に手裏剣も補充が必要な武器だ。
まあ、矢とか手裏剣なんて腐るほど持ってるから、いくらでもタダであげよう。それくらいは甘やかしてもいいよな?
『よし! こんなところかな。みんなサマになってきたじゃないか!』
『まあ、さっきよりはマシね』
『弓矢と剣ですか〜! 早く戦ってみたいです〜』
『こんなに手裏剣を
『さて。今回は本格的に経験値を稼ぐぞー。先ずみんなにこれを渡しておく』
そして指輪を3つ取り出し、3人に渡した。
『指輪? え、まさか』
『プ、ププ、プロポーズですか〜!? きゃわわわわわ〜』
『な、な、な』
『いやいや、みんな赤くなるなよ。これは
『まあ、3人に同時プロポーズは無いわよね。でも流石にいきなりの指輪は驚いたわ』
『私もびっくりしましたよ〜』
『あの、薬指にはめても良いんでしょうか?』
『できれば、違う指にしてくれ。その指輪には獲得経験値を増やす効果がある。因みに、獲得経験値は50倍になるぞ』
『50倍? それはすごいの?』
『分かった。分かりやすく言おう。それはレアリティが高い。1つ売れば、億を超える
『え、売っちゃだめですか〜?』
『ダメだ。絶対に』
『分かりました〜。気をつけます〜』
『よし。50倍がすごいのか、という質問だが、序盤に手に入れられる経験値が増えるアクセサリーは、1.2倍だとか、1.5倍だとか、良くても2倍だ。2倍のEXPリングはレアリティはRだった気がする。それを遥かに上回っている。ベル、これでオッケーかな?』
『はいはい。凄いのね。分かったわよ』
『それと、この腕輪も装備してくれ。全ステータスが5倍になる』
『5倍? 50倍よりは凄くないのね』
『いや、EXPと違って全ステータスだからな。凄いには凄いからな』
『え〜っと、どうやって付けるんですか〜?』
『メニューの装備から装備できる。それくらいは覚えてくれ』
『アキラ様にもお返しをしたいが、拙者は何も持っていない。ああ、貰ってばかりでは、どうしよう』
『いやいや、気にしなくていいから』
それぞれメインメニューを操作して装備している。
結構操作にも慣れてきたみたいだな。
『よし、みんな装備したか?』
『ええ』
『できました〜!』
『装備完了です!』
『じゃあ、昼食を食べたらレベル上げに行くぞー!』
『ええ』
『お〜!』
『御意!』
またまだバラバラなPTだが、仕方ないよな?