MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜   作:永夜月ももん

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第8話

『ふ、2人とも、よく似合ってるぞ』

 

『何なのよ!? この格好!』

『わぁ〜! 天使になりました〜!』

 

鞭使いの初期装備は目に毒だな。

見てられないから、早く着替えさせよう。

 

『さて、初期の装備じゃ弱いから、そろそろ買わないとな。じゃあ2階のDタウンに行くぞー』

 

『2階? もう進むの?』

『やった〜! 天使〜♪ 天使〜♪』

『御意!』

 

このPT大丈夫だろうか?

(特にフィルンだな)

 

『あ、アキラ様。ちょっとお話宜しいでしょうか?』

 

『ん?いいよ。どうしたんだ? スィナ』

 

『最初にお話した通り、拙者はゲームオーバーになったら、ゲームを辞めます。なので、もし拙者がゲームオーバーになったら、持ち物などは全部貰って頂けないでしょうか? その、形見みたいなもので。あ、売っていただいても結構ですから!』

 

『残念だけど、死なせないよ。それに1分以内で復活させれば、大丈夫だからね』

 

『え?それは?』

 

『心配しなくて良い。その前に仲間を死なせたりはしないさ。絶対に守るから安心してくれ』

 

『あ、アキラ、様』

 

『そうだ、くノ一をマスターしたら、次は狙撃手になると良いよ。暗殺者(アサシン)が解放されるから』

 

『御意!!』

 

お、階段が見えてきた。地図(マップ)あるから楽に進める。

 

 

〜 第1階層 2F 〜

 

 

『よし、2階だな』

 

『それにしても、人が居ないわね』

『そうですよね〜。このダンジョンは人気が無いんですね〜』

『拙者もアキラ様に会うまでは、拙者1人かと思っていました』

 

『んー、穴場過ぎたか。でも良いことはあるぞ? 敵は狩りやすいし、初クリアしたPTというかギルドは、ダンジョン収入があるし』

 

『申し訳ありません。ダンジョン収入が何かを、拙者は知らないのですが』

 

『私も知らないわよ』

『分からないです〜』

 

『んー、まあ簡単に言うと、そのダンジョン内で誰かがアイテムを買ったとする。まあ、消費税みたいな感じで、その内の何%かが自動で貰えるみたいなもんだ。あとは、ダンジョンを活性化したりできる。あ、出現モンスターを強くしたりもできるぞ。他にも色々機能はある』

 

『何その凄い機能。みんな知っているの?』

 

『誰も知らないんじゃないか? まだクリアしてないだろうし。ダンジョンは最低でも3階層以上はある。フィルンとか勘違いしてるみたいだが、1階層は10階あるからな?』

 

『え〜!? それならこのダンジョンは30階あるんですか〜!?』

 

『その通りだ。ちなみに、上は20階層だから200階あることになるな。下は250階層だから、2500階ある』

 

『信じられないわね』

『拙者もそう思います』

 

『まあ、とりあえずこのダンジョンはあと5日くらいで終わらせる予定だ。予定としては、明日に第2階層まで進み、2日後に第2階層の中ボス。3日後に第3階層まで進み、4日目に第3階層の中ボス、5日目にダンジョンボスを倒す。んで次の日にメインダンジョンに行く。何かご質問は?』

 

『あるわ。階層ごとにボスがいるんでしょ? 中ボスって何よ?』

 

『階層の中腹部にいるボスだ。最初の中ボスは5階にいる。他にご質問は?』

 

『じゃあ〜、5階、10階、15階、20階、25階、30階にボスさんがいるんですか〜?』

 

『そうだ。中ボスは倒さなくても先に進めるが、倒した方が良い。エレベーターの鍵をドロップするからな』

 

『エレベーターの鍵とは、何でございましょうか?』

 

『エレベーターを動かせるアイテムだな。5階で中ボスを倒すと、1階〜10階までを簡単に移動できる鍵が手に入る。つまり、階層内を縦に移動するために役立つアイテムだ。15階の中ボスなら11階〜20階。25階の中ボスなら21階〜30階を移動できる鍵を落としてくれる』

 

『中ボスは強いのかしら?』

 

『正直に言うと、階層ボスよりも強いかもしれない。だから普通はスルーするが、俺たちは6階〜9階をショートカットするために倒す予定だ。もう質問はないか?』

 

『勝てるんですか〜?』

 

『お前たちの頑張り次第だ。今日はとりあえずレベル30まで上げる。5階の中ボスは推定レベル25ぐらいだ。ちなみに、第1階層ボスの推定レベルは20だった気がする。もうちょい高いかも。だが、推定レベルはだいたい10レベルは上回っていた方が良い』

 

『成る程! アキラ様は凄いですな!』

 

『今日だけでレベル30まで上がるの? 結構ハードじゃないかしら?』

 

『あー、レベル上げは心配するな。それくらいは何とでもできる』

 

『あ〜! Dタウンが見えてきましたよ〜!』

 

『よし。まずは装備を整えようか』

 

 

取り敢えずベルの装備を先に整え、次にフィルン、スィナの順に装備を変えた。

ベルの武器は、鞭使いなので、鞭。

レアリティはCだが、最初のうちはこれで十分だろう。

 

フィルンの武器は、天使なので、弓と片手剣。弓で遠距離攻撃+仲間が傷付いたら回復+敵が近付いて来たら近距離攻撃。天使は万能型で結構良い職業だ。

弓のレアリティはB。片手剣のレアリティはC。

レアリティはAから離れるほど良くなっていくので、最初はしょうがない。

 

スィナの武器は、くノ一なので、苦内(くない)と手裏剣。主に苦内で接近戦。手裏剣は時々使う感じで戦うように言った。

 

ちなみに、弓で戦う場合はもちろん矢を放つ。矢は1回使えば無くなるので、そこそこ使ったら補充が必要だ。同様に手裏剣も補充が必要な武器だ。

 

まあ、矢とか手裏剣なんて腐るほど持ってるから、いくらでもタダであげよう。それくらいは甘やかしてもいいよな?

 

『よし! こんなところかな。みんなサマになってきたじゃないか!』

 

『まあ、さっきよりはマシね』

『弓矢と剣ですか〜! 早く戦ってみたいです〜』

『こんなに手裏剣を(たまわ)り、感謝感激です!』

 

『さて。今回は本格的に経験値を稼ぐぞー。先ずみんなにこれを渡しておく』

 

そして指輪を3つ取り出し、3人に渡した。

 

『指輪? え、まさか』

『プ、ププ、プロポーズですか〜!? きゃわわわわわ〜』

『な、な、な』

 

『いやいや、みんな赤くなるなよ。これは装飾品(アクセサリー)で、装備するやつだよ。薬指にはめろとは一言も言ってないだろ。(ひざまず)いてもないし』

 

『まあ、3人に同時プロポーズは無いわよね。でも流石にいきなりの指輪は驚いたわ』

『私もびっくりしましたよ〜』

『あの、薬指にはめても良いんでしょうか?』

 

『できれば、違う指にしてくれ。その指輪には獲得経験値を増やす効果がある。因みに、獲得経験値は50倍になるぞ』

 

『50倍? それはすごいの?』

 

『分かった。分かりやすく言おう。それはレアリティが高い。1つ売れば、億を超える(トラムダ)が手に入る。間違っても売るなよ。特にフィルン』

 

『え、売っちゃだめですか〜?』

 

『ダメだ。絶対に』

 

『分かりました〜。気をつけます〜』

 

『よし。50倍がすごいのか、という質問だが、序盤に手に入れられる経験値が増えるアクセサリーは、1.2倍だとか、1.5倍だとか、良くても2倍だ。2倍のEXPリングはレアリティはRだった気がする。それを遥かに上回っている。ベル、これでオッケーかな?』

 

『はいはい。凄いのね。分かったわよ』

 

『それと、この腕輪も装備してくれ。全ステータスが5倍になる』

 

『5倍? 50倍よりは凄くないのね』

 

『いや、EXPと違って全ステータスだからな。凄いには凄いからな』

 

『え〜っと、どうやって付けるんですか〜?』

 

『メニューの装備から装備できる。それくらいは覚えてくれ』

 

『アキラ様にもお返しをしたいが、拙者は何も持っていない。ああ、貰ってばかりでは、どうしよう』

 

『いやいや、気にしなくていいから』

 

それぞれメインメニューを操作して装備している。

結構操作にも慣れてきたみたいだな。

 

『よし、みんな装備したか?』

 

『ええ』

『できました〜!』

『装備完了です!』

 

『じゃあ、昼食を食べたらレベル上げに行くぞー!』

 

『ええ』

『お〜!』

『御意!』

 

またまだバラバラなPTだが、仕方ないよな?

 

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