MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜   作:永夜月ももん

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第14話

『みんなおはよー』

 

『お早う』

『おはようです〜』

『お早う御座います!』

 

『さて、俺が居ない間にレベル100になったって?凄いじゃないか』

 

『え、アキラさん何で分かるんですか〜!? エスパーさんですか〜!?』

 

『ベルから聞いただけだよ。まずは転職するか。ステータスは少し下がるが、あんまり弱くはならないし、早めにやっておいた方がいい』

 

『分かったわ』

『は〜い!』

『御意!』

 

『じゃあ、ミツサは死霊使い。スィナは狙撃手。うーん。フィルンはどうしようかな』

 

『天使の次は何です〜?』

 

『じゃあ、神官やっとくか?まだ中級職は早いからな』

 

『なんで中級職は早いんです〜?』

 

『重要な下級職が多いんだ。下級職放っておいて中級職、上級職をやっていると、後々面倒なことになったりするんだ』

 

『そうなんですか〜! じゃあ神官さんやりますね〜!』

 

こうして、

ベル 鞭使い→死霊使い

フィルン 天使→神官

スィナ くノ一→狙撃手

に転生した。

ちなみに俺も転職しといた。虹の大魔導師に。(レベル上げてないので)

 

『よし、じゃあ30分くらい戦って、慣れてきたらボスに行くぞー』

 

装備を揃え直し、Dタウンの外に出た。

 

『死霊ちょっと、怖いわ』

『お〜! 神官は魔法で攻撃できるんですね〜!』

『ヒット! アキラ様! 当てましたよ! 狙撃成功です!』

 

『みんな覚えるの早いな』

 

『あー。フィルンが羨ましいわ。魔法。魔法』

 

『次は魔法使いだから我慢してくれ』

 

『回復〜! 魔法攻撃〜! 回復〜!』

 

『みんなダメージ受けてないのに回復しなくていいから!』

 

『ふっふっふ! 現れたなモンスター! 私が至近距離で狙撃してやる!』

 

『スィナ!それは遠距離用だ!』

 

何だろう。まだ10分くらいしか経ってないのに、こんなに疲れるか?

 

『さてと。もうこれくらいでいいよ。もうボス倒しとこう。お前らならやってくれそうな気がするから』

 

『そうね。行きましょうか』

『やった〜! ついにホントのボス戦ですね〜!』

『拙者の狙撃技術をボスに味あわせてやります!』

 

狙撃手になっても、拙者はなおらないのか。

 

『期待はしない方がいいぞ?中ボスよりも弱い可能性がある』

 

 

4人はボスのいる場所へと足を運んだ。

 

『部屋? ここだけ扉があるのね』

『大きな扉ですね〜』

『これが、ボス部屋』

 

『ああ。入るぞ? 準備はいいな?』

 

『ええ』

『できてます〜』

『大丈夫です!』

 

『行くぞ!』

 

 

--- WARNING! ---

 

(あおぐろ)大蝙蝠(おおこうもり)

レベル 23

 

Battle start!

 

 

『パタパタ飛んでるわね。小さいわ』

 

いやいや、大蝙蝠(おおこうもり)だからな。

それでも大きい方だからな。

 

『そうですね〜。攻撃当たるんでしょうか〜?』

 

『やってみれば分かる!〈ピンポイントショット〉』

 

ズキュン!

 

バタッ。

 

 

Battle result!

ドロップ

・1万8千トラムダ

・黝い蝙蝠の羽

・銅の指輪

 

 

え、一発!?

 

『あ。急所に当たってしまった』

 

『私たち、出番無かったわね』

『スィナちゃんスゴいです〜!』

『一撃で死ぬとは思わず、驚きました』

 

『ま、まぁ、これで次の階層に進めるな』

 

『次はどんな階層かしらね』

 

『楽しみです〜♪』

 

『みんな、馬を出してくれ。第2階層が気になるのは分かるが、15FのDタウンまで一気に駆け抜けて行こう』

 

『分かったわ』

『は〜い!』

『やった! アキラ様! また乗せてもらえますか?』

 

『はいよ』

 

馬を呼び出し、スィナを後ろに乗せて、第2階層へと進んだ。

 

 

〜 第2階層 11F 〜

 

 

第1階層を抜けて目の前に広がる光景は、空の光で(きら)びやかに輝いた、湖、池、川。

 

道はあるが、その(ほとん)どは水に囲まれており、水中から突然モンスターが襲ってくるかもしれない。

 

『綺麗だけど、危ないわね』

『わぁ〜! キラキラしてますね〜!』

『美しい』

 

『ベルが言う通り危険だ。油断していたら不意を突かれて、水中から攻撃をくらう可能性もある。だから一気に駆け抜ける。馬を(あやつ)(そこ)ねて水に落ちるなよ?中はモンスターが多いから大変だぞ』

 

『私は泳げないから、落ちたら危ないと思っただけなんだけど。まぁとりあえず、水に隣接した場所では気を(ゆる)められないのね。分かったわ』

 

泳げないんかい。

 

『怖いです〜。早くDタウンに行きましょう〜』

 

『狙う側なのに、狙いづらく狙われやすい環境。これが拙者に与えられた試練ですね!』

 

確かに狙撃手には向かない地形だな。

 

11F〜14Fを駆け抜けて、15Fまで走り抜ける。

 

 

〜 第2階層 15F 〜

 

 

Dタウンに着き、少し休憩してから2時間程度レベル上げをした。

 

『またレベル100になったわよ』

『私もなりました〜』

『これで3つ目ですね』

 

早い。

 

『んー。みんな、ダメージはどの程度くらってる?』

 

『くらわないわよ。そんなもの』

『攻撃されてもダメージ無しか、1ダメージです〜』

『スキルを使わずに倒せますし、楽にレベル上げができています』

 

『大丈夫そうだな。希少種が出ても、対抗できるか。よし、それならこれを渡しておく』

 

『今度はネックレス?』

『わ〜、綺麗ですね〜♪』

『し、シルバーアクセサリーなるものでしょうか?』

 

『ミスリルだよ。特殊効果を色々付けてある。3つとも同じだ。その特殊効果の中で、HP・MP・SPが少しずつ自動回復するという効果がある。それを付けていたら、まずやられることはないから安心してくれ』

 

『アキラ。あんたって過保護なとこあるのね』

『ありがとうございます〜!』

『有り難く頂戴致します!』

 

みんなに渡さないと不公平だからな。

みんな初心者だから、特殊効果までは確認しないだろう。

 

『もうそろそろ昼か。すまないが、昼から用事があるんだ。昼飯食べたら解散にしていいか?』

 

『ええ』

『アキラさんって忙しい方なんですね〜』

『ご多忙な身なのに、拙者たちにご指導をしてくれていたなんて。アキラ様にさらなる忠誠を!』

 

『誓わなくていいからな。よし、じゃあDタウンで飯食べるか』

 

昼食を済ませて、それぞれ別れる。夜はこの街の宿屋に泊まり、また朝集合することになった。

 

『ふぅー。まずは帰って着替えよう』

 

少し気は進まないが、ヒオリの為にも上手くやらないといけない。

 

 

ゲーム開始から3日目の昼。

5大王家の集会は、着々と準備されていた。

 

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