MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜 作:永夜月ももん
一旦帰宅し、着替えを終えた俺は、早めに家を出て、ゲームにログインした。
『やっぱりインしてるみたいだな。さてと、メッセージっと』
【メッセージ送信】
『大丈夫かな? そろそろ準備しておいた方がいいよ』
【メッセージ受信】
『は、はぃ! 今日は宜しくお願ぃ申し上げます!』
【メッセージ送信】
『そんな改まらなくても。あんまり緊張しすぎるなよ? じゃあ、のちほど』
【メッセージ受信】
『はぃ! またです!』
『よし。ログアウトして、と。早めに向かった方がいいか』
〜 MRRPG管理塔 〜
『着いてしまった。まだ1時間はあるかな』
『もし。見かけぬ顔ですが、どちら様ですかな?』
帽子を
手袋をはめ、杖を持っている。
夏なのにな。暑苦しそうな格好だ。
『私は二王頭家から招待された者です』
『おぉ。二王頭家の方であられたか。これは失礼を。私は三王寺
『私は二王頭
婚約者ですって、言ってしまった。かなり恥ずい。
『
『お差し支えなければ、お言葉に甘えさせていただきます』
『おぉ、構いませんぞ。では、こちらです』
『ここが明日葉殿の待合室です。アキラ、というお名前でしたか。アキラ殿とお呼びしても宜しいですかな?』
『あ、はい。お好きなようにお呼び下さい』
そういえば、リアルの名前を
『アキラ殿。私の部屋に美味い赤ワインあるのですが、ご一緒に
この人、昼間から呑む気か?
集会に酔って参加しても大丈夫なのだろうか。
『申し訳ありません。
とか言っときながら、まだお酒を飲める年齢じゃないんだけどな。
まぁ、断れればいいだろう。
『おっと、これまた失礼を』
『いえ、お気になさらずに。こちらこそ、折角お誘いいただいたのに』
『いえいえ。では、私はそろそろお
『ご親切に、有り難う御座いました』
部屋に入り、一息つく。
『何とか1人はクリア。この調子で集会もスムーズにいってくれれば有り難いな』
数十分後。突然ドアがノックされた。
トントントン。
『し、失礼します!』
『おっ、ヒオリ。私服も良いな。似合ってるよ』
『ぁ、ぁりがとぅです! 集会なので、大人っぽく頑張りました。アキラさんも、その、かっこぃぃです』
『無理に褒めんでいいぞ? 取り敢えず三王寺家当主の叔父さんと、少し会話はした。一応、婚約者だと信じてもらえたよ』
『さ、流石ですね!』
『問題は、集会が終わった後。ヒオリのお父さんか。そろそろ集会の部屋に行くか?』
『は、はぃ! 頑張りましょう!』
2人で集会が行われる部屋に向かった。
そこには、二王頭家を除いた5大王家が揃っていた。
2人は席に着き、皆、最後の1人の到着を待った。
そう。ラスト1人はヒオリのお父さん。
一体どんな人が来るのだろうか。
バタン!