MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜 作:永夜月ももん
『てめぇら! どこ見て歩いてんだ!』
『お、お魚さんが喋ってます〜!?』
水中から顔を出した魚が話しかけてきた。
前向いて歩いてたんだけどな。
『まぁ、話せるモンスターもいるんだよ。そいつは
『悪口魚?』
『えっとな。こいつは特殊で、攻撃してこないんだ』
『攻撃してこないんですか!?』
『だが、ずーっと、悪口を言ってくる。ウザくて攻撃すれば、水の中から違うモンスターがゾロゾロやって来る。ワニみたいな敵で、かなり強い』
『なるほど。下手に攻撃すれば、どじを踏むってわけね』
『だから無視するのが1番だ』
『おい! 変態! 女3人引き連れてる
『おーおー、言ってくれるじゃないか。焼き魚にでもされたいのか? それとも三枚におろしてやろうか?』
『面白くなってきたわね』
『アキラさ〜ん、怒っちゃだめですよ〜』
『アキラ様の悪口だと? 煮魚にするぞ!』
煮魚ねー。スィナって料理上手そうだし、今度何か作ってもらおうかな。
って、そうじゃない、そうじゃない。
『おい! 腰抜け魔女! ボケナス!』
うわー。よりによって次はベルに悪口かよ。
これはヤバイだろ。
『あ?』
恐っ。やっぱり女って怖いですな。
『ベル、やるか?』
『アキラ、やりましょう』
『アキラさんもベルさんもだめですよ〜!』
『アキラ様の悪口は許せませぬ! 拙者は応援しますぞ!』
ベルは引きそうにないな。
よし。こうなったら、やったるか。
『逆鱗に触れたその言葉』
『
『舌の
『口は
『調子に乗ったが運の尽き!』
『鬼籍にその名を
『『
『アキラ様もベルさんもカッコイイです!』
『カッコイイですけどだめですよ〜!』
さっきからフィルンがマトモだな。
『いくぞ!〔爆炎球〕』
『焼かれなさい!〔火柱〕』
一瞬にして魚は焼き魚になった。
そして・・・
『わ、ワニワニパニックです〜!?』
『何とも大きいワニですね。数はざっと50。大ピンチです』
水の中から、ワニのモンスターがぞろぞろやって来た。
数は50を超えていて、取り囲まれてしまった。
『すっきり爽快』
『そうね』
『当人たちは反省してないですね〜』
『どどど、どうしましょうか?』
『ベル。鬼籍に名を連ねるはないだろー。相手は魚だぞ?』
『細かいわねー。別にいいじゃない。キマったんだから』
『確かに。後の祭りだな』
『そうよ』
『そんなことよりワニさんどうするんですか〜!?』
そうだな。考えてなかった。
『さてさて、どうしたものかねー』
『逃げる?』
『そうですね! 逃げましょう!』
『周りを囲まれてますよ〜!』
『じゃあ俺が片付ける』
『いえ、私がやるわ』
『それなら拙者が!』
『え〜。じゃあ私がやります〜!』
『『『 どうぞどうぞ 』』』
『え〜!?』
『仕方ない。みんなちょっと伏せといて』
『分かったわ』
『は〜い!』
『御意!』
『
虹色に光り輝く鮮やかな雲が、ワニたちを一匹残らず覆い尽くした。
そして強烈なダメージを与えると、ワニたちは消え去った。
『よし。みんなもういいぞー』
『やるわね』
『やっぱりすごいです〜』
『流石はアキラ様です!』
『改めて中ボス見つけに行くか』
ワニワニパニックを乗り越えた4人は、先に進んで行くのだった。