MRRPG 〜最強ゲーマーはゲーム嫌い?〜 作:永夜月ももん
『お帰りです。兄さん』
あ、これちょっと怒ってるな。
『ただいま。
『こんな時間までフラついて。まだ起きてたの? じゃないですよ』
『ごめんな。新しいゲームに没頭してたみたいだ。今後、帰りが遅くなるなら連絡するよ』
『新しいゲームって、マニレヴェですか?』
『マニレヴェって略してるんだ? 知らなかったな』
『よく分かりませんが、友達がそう言っていたので。私もやりましたよ。そのゲーム』
『えっ、
『はい。みんな手探りでやってますよ。そうだ、ご飯食べます? って言っても、もうゲーム内で食べちゃいましたか?』
『うん。ごめんな』
『しょうがないですね。朝ご飯にまわしますから、大丈夫です。兄さんはダンジョンには行きましたか?』
『うん。メインダンジョンじゃないけどね。
『行きましたよ。あんなに広いダンジョンを作るなんて、いくらかかっているんでしょうね。今日はお昼から夕方まで友達とプレイしたんですが、次の階へは行けませんでした』
『広い、からね。しょうがないよ。上手なプレイヤーでも、慣れるまでは大変だと思うよ。そうだ、フレンド枠はいっぱいかな?』
『すぐに100人もフレンドできないですよ。友達4人だけフレンド登録しました』
『じゃあ、フレンド登録しておこうか? メッセージ送りやすいからね。フレンドいっぱいになってきたら、消していいから』
『分りました。私のユーザー名はmitusa0811です。明日フレンド申請飛ばしてください』
『分かったよ。じゃあ、今日はもう寝ようか。おやすみ』
『はい。おやすみです』
部屋に戻り、ベッドに横になる。
正直に言ってしまうと、ゲーム内の方が快適だったりする。
特に寝袋は、結構良い感じだ。
それにしても、妹がMRRPGをやっているなんて。
そうだ、他のメイン攻略組はどこまで行けたのだろうか?
パソコンを開き、検索していく。
『下行ったけど、強い。階段見つかんねぇし。』
『俺、5回死んで教会常連だわwww』
『ソロきっつい、どっか良いギルドない?』
『ギルド インフィニティ! ギルメン募集中! イン率高いやつ集まれ!』
スクロールしていく。みんな、苦戦しているようだ。あとはギルドの募集だったり、ギルメン募集だったりが目立つ。
『レベル10なったら職業選べた。ktkr』
『マジで!? 俺まだ8だわ』
『10とか早いな』
『上攻略しとるものじゃが、階段を見つけたぞよ。じゃが、レベル10を超えるまでは行かぬ方がええぞ』
『マジかよ!? 場所どこ!?』
『58さん。無闇に情報は流さない方が良いかと。下賤なもの達に与える情報など、有りませんから』
ほう、メイン初日で階段見つけるとは、やるもんだな。
ギルド名は・・・秀天才集(しゅうてんさいしゅう) ??
んー、秀才と天才の集まりってことか?
まあ、まだ初日が終わったばかりだからな。深夜プレイヤーもいるだろうし。どうなるかな?
シャットダウンして、もう一度ベッドに横になる。
明日は、中ボスくらいまで進めようかな。
ゲーム開始から12時間。家に帰り、眠りについた。