コーラ!飲まずにはいられない!!
助丞side
「ねぇねぇ、何処に住んでるの!?」
「森野駅から20分ぐらい歩いた所」
「成績良いのになんでこの学校に?もっと良い所行かなかったの?」
「行きたくないから」
「ビリっときたあああああ!!!付き合ってください!」
「…………はぁ…」
軽く自己紹介を終え、ホームルームの後ずっとこれだ、良い加減疲れてくる
一時間目は担当の先生が休みで自習なのもあり、もう半時間は女子達と話している
全く、この糞着心地悪い制服よりはまだいいけどそろそろ反応する事すらしたくなくなってきた
「あー、僕はちょっとt「助丞さん!」うわっ…と!?」
周りの女子に『トイレ行ってくる』と言い適当にその場を逃れようとした所、隣の席の女子に腕を掴ま…は?
「助丞さんはこの学校に来てからまだ全然ですよね!ついて来てください!すぐに!今すぐに!!」
言うが早いか、その女子に腕を掴まれたまま席を立たさ…痛い痛い痛い痛い痛い!?うッ…腕がッ……!!
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッッッッッ!!!!??待って死ぬ!死んじゃうッッ!!!」
「ほら早くいきますよ、ついてきて下さいね」
そのまま引っ張られ、強制的に走らされる
う、腕が…メインアームッッ…!!!
「な、何をするんだァーーーッッ!!?」
僕の叫びを無視して、その女子はどんどん僕を引っ張っていった
森野高等学校、屋上
「腕がッ…主に手首あたりがッ…まるで万力に挟まれた様に痛い…ッ!!」
「あっ、ごめんね…。ちょっと強すぎたかも…」
雑草がぼうぼうに生え、柵もやや錆びている屋上に、二人はいた
真っ赤になっている腕を涙目で抱えている男子、方丈助丞
「あ、まだ自己紹介がまだでしたね!私は
「自己紹介しとる場合かァァーーッッ!!」
そしてもう一人の女子は、つい先ほど助丞の腕が真っ赤になるほどの握力で掴み、屋上まで強制的に走らせた張本人
東風谷早苗
「あ、あはははは…」
「まったく…礼は言わないよ。あのままでも僕は十分脱出できた」
この東風谷早苗は、自分を質問責めから助けようとしてここまで引っ張っていったのだ
結果として、あまり意味を成さなかったが
それを理解しての、助丞の言葉
「あう……」
それを聞いて、早苗はしょぼんと俯いてしまった
「…………」
「……….…」
無言、限りない無言
気まずい雰囲気が場に流れる
助丞はこの場から逃げ出したいと思ったがー
彼女、東風谷早苗は善意で助丞をここまで連れてきたのだ
結果としてはあんまりだが、マイナスになっている訳ではない
一応助けようとしてくれた彼女を置いて立ち去る訳にはいかない
そのうち立ち去ろうにも立ち去れないので、助丞はその場から立ち去る事をやめた
何時迄も黙っている訳にはいかない
「…ありがと」
「……え?」
いきなり助丞から感謝の言葉を投げかけられ、きょとんとする早苗
「さっきのに対してじゃない、この場所の事での礼」
そう言って助丞は適当な場所に座り込み、指で下を指す
「地味に長かった階段、ぼうぼうに生えてる雑草、そして『立ち入り禁止』とかの張り紙が無い。これらから考えるにこの場所、あんまり人が来ないでしょ?」
「は…はぁ、確かにこの屋上は大抵人はいませんが…」
そこまで言って、早苗は理解した。助丞が何に対して感謝しているか
「この学校の屋上って以外に穴場だったんだね、中々良い」
早苗が《質問責めから助ける為》に連れ出したのではなく、《連れて来た所》に感謝しているのだ
「ふふっ…。はい、ここは春は花粉でひどいんですがそれ以外なら中々良い所なんですよ」
かく言う早苗もこの屋上によく来ていたりする
「…あぁ、言い忘れてた。さっきクラス単位で言ったけど改めて
僕の名前は
聞きそびれたんだけど君の名前は?」
さっき、助丞が腕の痛みでパニクってた時に早苗は名乗っていたが、助丞はほとんど聞いてはいなかった
更に言うと教室にはいる前、先生から早苗について話されていたものの、所詮『聞く』、ほとんど聞いてはいなかった
「コホン、私は
助丞k…」
「いや、僕は友達や知り合いから“ジョジョ”って呼ばれてる、僕の事はジョジョで良いよ」
再び、早苗はきょとんと目を丸くして…
「はい!ジョジョ君!」
笑顔で助丞をあだ名で呼んだ
「ふっ……ありがとう」
助丞は助丞で、二回目の礼を笑顔で言った
はい、メイカーと申します。おはようございました
私がこれを書き終えたのは朝の5時です、相変わらず短いですよ
そろそろ私も思い切って5000文字は書ける様になりたいなぁ…なんて思ってます
ではでは、また次回。貴方が誇り高き紳士になれる様、祈って