そんな「おい、デュエルしろよ」風に言われても私はドクターペッパーを買う為にちょくちょく病院を抜け出すのをやめません
第三話
石仮面は自重しない
「では開けますよ…せーのっ!」
ドドド…ズン…
目の前にある石が退かされ、ピラミッド内部への入口が開く
その入口にジョジョ…
方丈助丞がいた
「じゃあ行って来る。
通信と映像は随時、念の為、僕が入ったら各自何時でも逃げられる準備を頼むよ」
助丞はカメラ付きインカムを装着し、懐中電灯の確認をし終え、ピラミッド内部へ潜って行った
「気をつけて下さい、敵の数は後ほどお伝えします」
最高責任者の声を背に受けて
「暗いな…」
ピラミッド内にて、助丞の声が響く
『この先56mを右』
「了解了解」
SPW財団のサポーターからの指示を受けつつ、太古の迷路を進んでいく
『止まってください』
「了解…"
『この先直進200m程先に2匹です』
「解った」
そう通信して助丞は今までとは違い、警戒を強めて進む
吸血鬼
助丞の曽曽曽祖父と曽曽祖父が、激闘を繰り広げた相手である
その姿はドラマやアニメにある様なマントやらコウモリやらの姿ではなく
むしろゾンビに近いらしい
基本的に不死であり、脳を破壊するか太陽の光を浴びなければ死なない
……と、ここまでが助丞が祖父に聞いた話と、ジョースター家の書物で知った範囲である
助丞は吸血鬼を見たことも戦った事もない
だが自身が持つ技、"波紋"が吸血鬼に対して効果的である事を知っている
恐怖心はあるが、自身には吸血鬼を倒す技を持っている
ー僕だってジョースターだ、頑張るんだ…!
そう心で呟き、自身を奮いたたせる
『敵まで100…。気をつけて下さい、気付かれました』
「解った」
コォォォォォォ……
独特なる呼吸方で編み出す生命エネルギー、波紋
助丞は更に警戒を強め、懐中電灯で前方を照らす
ーーーAHHHHH…
何かの呻き声…吸血鬼だ
助丞は進む、進む
…見えた
「ウウッッ!?」
「「AHHHHHH…」」
腐った肉体
顔は原型を留めておらず、グチャグチャになっており、それでも尚こっちにゆっくりと進んで来る死体
それが二つ
助丞はそれを見た瞬間、身の毛がよだつ様な恐怖で竦んでしまう
「「AHHHHHH!!!」」
『方丈様!』
が、サポーターの声でハッと正気に戻る助丞
それからの行動は早い
コォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!
竦んでしまった事で、拡散してしまった波紋エネルギーを再度、練り直す
「ウリャァァァァァァァァッッッッッッ!!!!」
バキャァァァァァァァァァァァンンッッッッッ!!!
波紋によって強化したパンチを、手前にいた吸血鬼にぶち当てる
「UGYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」
助丞は祖父達の様に身体はそれ程大きくはない
だが、鍛えたしなやかな筋肉と波紋による強化した身体能力で波紋パンチをまともに顔面に食らった吸血鬼は吹っ飛び、先にある分かれ道の通路の壁にめり込み
「UG…GY……」
吸血鬼の最大の弱点である太陽と同じ性質を持つ波紋を受けた事により、灰となり、再び死んだ
ホッと助丞が息を吐くやいなや二匹目の吸血鬼が襲いかかってくる
「GYYYYYYY!!!」
「ドリャァァァァァッッッッッ!!!!」
今度は波紋によりハイキック
ドッッギャァァァァァァァァンンッッッ!!!!
避ける事もなくまともに波紋キックを食らった吸血鬼は錐揉み回転をしながらさっき他の吸血鬼がめり込んだ壁に頭からめり込み…灰となって死んだ
「…この通路はクリア、進路は?」
『次は…』
そこからは、話すこともなく。助丞により吸血鬼を相手とした無双アクションゲームだ
「ウリャァァァァァァァァッッッッッッ!!!」
バキャァァァァァァァァ!!!!!
「デェェェェェヤァァァァ!!!!」
メメタァ……
「ララララララララララララララララララララララララララララッッッッッ!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドガガガガガガガァァァァァァァッッッッッ!!!!
暴れまわる助丞は半裸の…多分、時が経った事により知能が無くなったのであろう吸血鬼を波紋により体術で薙ぎ倒していく
「コイツでッ!さッいッッごッッ!!だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!」
グシャンッッッッッ!!
最後の吸血鬼を波紋踵落としで倒した
『…お疲れ様でした方丈様。目標の"石仮面"の回収をお願いします』
「はぁ…はぁ……。了解、目標の回収後、戻る」
息を荒げ、助丞は最後に辿り着いた部屋にあった棺桶を蹴り飛ばして乱暴に開け、中にあった物、"石仮面"を手に取る
ーーこんな仮面があるから……
吸血鬼が生まれ、人が苦しみ、助丞の母や祖父達が死にかけた
助丞は石仮面をその場で叩き割りたい衝動に駆られたが、なんとか我慢する
ーーこれはSPW財団に渡すんだ。もしかしたら今度はこの石仮面が人を喜ばせる為の物になるかもしれないじゃないか
そう自分自信に言い聞かせ、来た道を戻って行った
その胸を、母や父、そして尊敬する祖父の喜ぶ顔で弾ませながら
こんにちは、メイカーだったら良かった…(願望
そんな訳で第三話です、助丞が無双しました
助丞は波紋しか使えない予定にしようと思います
…だって両方使えてチートとか、なんだかジョジョの『人間賛歌』に会わなくなるじゃないですか…
両方使える用になったとしても、頑張って『人間賛歌』に沿ったストーリーにしようと思います
そして最後
助丞ですが、彼はまだ『黄金の魂』を受け継いではいません
では今回はここまで。また次回にお会いしましょう
貴方に黄金の魂が宿らんことを