艦隊これくしょん 〜龍騎士提督奮闘記〜【完結】   作:無限正義頑駄無

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このプロローグはつい最近『Mirror Rider Stratos』の方に投稿した特別編そのまんまです。
なので前作を読んでいる方は飛ばしても構いません。


プロローグ

かつて、小説『インフィニット・ストラトス』と、特撮『仮面ライダー龍騎』が混ざった世界において、『織斑一夏(おりむらいちか)』としての人生を歩んだ男は、自身の契約モンスターにして最愛の妻である光莉(ひかり)と共に、自身を転生させた女神と再会していた。

 

「貴女は……」

 

「お疲れ様でした、ふたりとも」

 

「旦那様、この女性は……?」

 

「かつて俺を転生させてくれた女神様だ」

 

「……なるほど、この方が。先程からゴルドフェニックス様を上回る神のオーラをこの方から感じていましたが、それなら納得です」

 

「わたしがふたりの前に現れたのは、人生を終えたふたりの未来を決めるためです」

 

「人生を終えた俺たちに未来なんかあるんですか?」

 

ISの世界において、IS学園を卒業した2人は篠ノ之束(しのののたばね)が立ち上げた企業『Arice in Mirror World(略称AMW)』に就職し、宇宙開発に着手した。

だが、何も無い星を人が住める星に変えるという作業は非常に難航し、彼らの代での達成は不可能だった。

この時の彼の心情は、「『ティガ』の物語が終わってから『ダイナ』の物語が始まるまでの短い期間で月や火星どころか木星の衛星(ガニメデ)にまで基地を建設しているネオフロンティアスペースの技術は凄いんだな」というものだった。

最終的に、次の世代に未来を託して隠居し、寿命で人生を終えることになる。

そしてふたりはこの何も無い空間で女神と再会したのだが……。

 

「貴方方の生前の行為を審判し、楽園へ送るか、地獄へ送るか、もう一度転生させるかを決めます」

 

「「…………」」

 

女性しか動かせないISが世間へ出回ったことで、各IS保有国内では女尊男卑の風潮が広まり、女性権利団体なるものが出来上がった。

その構成員たちは『自分たちは最強の兵器であるISを動かせる女だから、男相手に何をやっても許される』と本気で思っている者達ばかりで、痴漢冤罪を始めとした様々な手口で大勢の罪の無い男性の人生を奪っていった。

女尊男卑の影響は政治にまで及び、警察に犯罪の証拠を握らせて逮捕させようとしても、女尊男卑主義者の権力者によって揉み消されてしまう。

束の夢を悪用され、罪の無い人々が傷付く姿を何度も見せ付けられ、大人も法律も役に立たない状況に耐え兼ねた一夏と光莉は強行手段に訴えた。

 

女尊男卑主義者の暗殺だ。

 

一夏は光莉をはじめとしたミラーモンスターを率いて、世間に正体を知られること無く世界中の女性権利団体を壊滅させていき、彼女らが保有していたISのコアを回収した。

この行為は、一夏が光莉と相思相愛となった年の翌年である小学五年生の夏から、亡国機業(ファントム・タスク)と女性権利団体による大規模テロを撃退したIS学園一年生の秋まで繰り返されることになる。

 

先述した通り、女性権利団体を壊滅させた者の正体を世間は知らないが、一夏は立派な大量殺人犯で光莉はその共犯者だ。

どんな理由があろうと殺人が罪であることを自覚しているふたりは生前の頃から地獄に堕ちる覚悟をしており、遂にこの時が来たかと腹を括る。

対する女神は、懐から『S.P.D』と書かれた警察手帳のようなものを取り出した。

 

「それは……」

 

「地球人・織斑一夏、並びにミラーモンスター・織斑光莉。貴方がたを女性権利団体及びテロリスト1271人の殺害、及び25個のISコア強盗の罪で、ジャッジメント!!」

 

《JUDGEMENT TIME》

 

音声と共に警察手帳(SPライセンス)が開き、赤色の×と青色の◎が交互に点滅する。

 

〜アリエナイザーに対しては、スペシャルポリスの要請により、遥か銀河の彼方にある、宇宙最高裁判所から、判決が下される〜

 

『特捜戦隊デカレンジャー』のナレーターより

 

そして1分が経過する……。

 

パララパパラパ〜♪

判決(ジャッジメント)・◎

 

「えぇっ!?嘘ぉ!?」

 

「デリート不許可、もといおふたりは地獄堕ち回避です」

 

「なんで!?」

 

「地獄へ堕とすのは罪を犯して尚反省しない転生者に強制的に罪を償わせるためです。ですが自身の罪を受け止めている貴方がたには来世での贖罪の余地があります」

 

「つまり俺たちは再び転生するのですね……」

 

「そういうことになりますね」

 

「あの、先程貴女が提示した三つ目の未来である楽園とは一体……」

 

ここでずっと黙っていた光莉が女神に質問をする。

 

「楽園には生前、偉業を成し遂げて大勢の命を救った方達が暮らしています」

 

「どんな人がそこには居るのですか?」

 

「おふたりが知っている人を挙げると、初代アンパンマンに、五代雄介さん、乾巧さん、剣崎一真さん……」

 

「ヒーローの中でもガチの自己犠牲タイプの人達ばかりですね……」

 

「楽園行きのハードルはかなり高くしてありますからね」

 

「ん?ちょっと待ってください。剣崎さんってアンデッドですよね?なんで死んだんですか?」

 

「記録によると楽園で暮らしている剣崎さんは、激情態を通り越して完全に闇堕ちしたディケイドと相打ちになって亡くなられたそうです」

 

「なんと壮絶な……」

 

「ではそろそろ時間ですので、転生を始めます。二度目以降の転生は特典を私が決めることになっていますので選べませんが、ふたり一緒に同じ世界に送りますので安心してください」

 

「「わかりました」」

 

そしてふたりは光に包まれ、その姿を消す。

ひとりその場に残った女神は、与える特典を何にするか考え始めた。

 

「最初の転生で彼が望んだのが『仮面ライダーナイトのカードデッキ』だから……、『2号カードライダー』繋がりでギャレンかディエンドでしょうか。さてどちらを渡そうかしら……」

 

龍騎士と龍の物語の新たな章が今、幕を開ける……!!




艦娘は次話の最後に出ます。
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