電伝虫なう   作:あくる

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お気に入りがついただけでなく、評価までしていただいてありがとうございます。
感想がキマシタワー。
やったぜ。

オリキャラ?オリ電伝虫?がいます。二言しか話していませんが。




訓練とお話

1ヶ月後の遠征のために今日も訓練です。

センゴクさんからの呼び出しがない限り悪魔の実の能力を使った連絡作業などはお休みで、黄猿さんの艦の訓練に参加します。

基本的に黄猿さんについてまわるとのことで、今のままではどこぞの速い人に「お前に足りないもの、それは 情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ、そして何よりもォォォオオオオッ!速 さ が 足 り な い !!」 ということを言われかねないので、なるべく足手まといにならないためにも一般兵の方々に混じって同じメニューをやり終えた後、スピードの向上を目指します。

ピカピカの実の光速移動には敵うはずもありませんが、見聞色の覇気には自信があるとはいえ見失わないという保証はありませんので、この一ヶ月は月歩や剃を中心に鍛えていく所存です。

 

月歩は連続使用をそこまで行う機会がなかったので、ある程度の距離なら大丈夫ですがあちらこちらに素早く移動するには不安があります。なので午前は、まず本部の上空に移動し、その状態で海軍本部を休憩をはさみながら一周し、それをお昼まで繰り返します。

上空から見ると三日月のような形の港に船が出たり入ったりする様子が見られるので、月歩の練習を飽きずに続けることができます。

上空ならたとえ勝手に会話を受信してしまって姿がコロコロ変わっても問題ないのでそれも魅力の一つですね。

 

午後の練習は黄猿さんの艦の方々と組手をしたり指導をしてから、嵐脚と剃の練習を並行して行います。これは危ないので開いている訓練場を見つけてそこで行うようにしています。

やり方は単純で、まず十分に離れたところに標的を立ててそこに嵐脚を放ちます。その後すぐに体制を立て直し剃で並走した後追い抜き、標的に当たる前にもう一度自身のはなった嵐脚にむけもう一度嵐脚を放ち相殺するという方法です。

ちょっと危ないですがなかなかにハラハラできて楽しい練習ですよ。このスリルが癖になります。

しかも悪魔の実を食べてから知り合いになった映像電伝虫の方に、標的からどれくらいの距離で相殺できているかを記録していただいているので、客観的に見ることができ、凄まじく能力向上が期待できるグレイトな方法なのです。

なぜかあまり評判は良くありませんが。

それを同様に夕食まで続け、一日の訓練が終了します。

 

そういえば前にこの方法を編み出した時、これはぜひスモーカー君とヒナさんが習得した時のために教えなければと思い、さっきの方法を話すと

スモーカー君は顔を歪め「てめぇ、そんなことやってんのか。」と言い、ヒナさんはムスッとして「あなたのやり方に文句をつけるわけではないけど、ちゃんと怪我しないように気をつけてね。ヒナ不安。」と言われてしまいました。

その様子にありありと心配されているのがわかってしまって、こっぱずかしかったです。

ちなみに先ほど示したようにまだその方法は続けております。

心配させてしまっているのは心苦しいですが、他の方法が思いつかないかぎりは続けていく所存です。

 

 

うってかわって夕食後はお楽しみの時間です。

食堂で頂いた細かく切った差し入れ用のリンゴを片手に、他の電伝虫の方々とおしゃべりをしに行きます。おしゃべりと言っても少し言葉をかわすだけなのですが。

彼らは普段は話したりしないものの、いろいろなところにいる故に様々なことを知っているのです。悪魔の実の能力なのか他の電伝虫の方々と意思疎通が出来るようになったのに気づいてからは、時々散歩がてらにお話するようになりました。

傍から見たら電伝虫に向けてパントマイムをしているように見られかねないので、みなさんがあまり出歩くことの少ない時間に行うことにしています。

 

実はだいぶ前ですが電伝虫の方と話しているところを一般兵の方に見られてしまい、ドン引きされていまいまして…。うわぁ、という顔になったあの表情が忘れられません。

違うんです、私は頭おかしい人じゃありません。電伝虫をナンパしたりだとか、電伝虫が好きだとか、特殊な性癖を持っているわけではないんです。

その後必死に弁解したことで誤解は解けましたが、あの視線はグサッときました。

見聞色の覇気を使って警戒を怠らなくなってからはもう起こっていませんので、今ではもう笑い話のようなものですが、俗に言う黒歴史というやつですね。

まぁ、それは置いておいて本部内を練り歩いて最近の出来事を伺いに行きましょう。

 

お話の内容は日によって様々で、例えば会議の一週間前に青雉さんが自転車でどこかに行ってしまったのを見ただとか、黄猿さんが戦桃丸さんとコントのようなやり取りをしていただとか、赤犬さんがマグマグしてしまって畳をダメにしたのをおつるさんに注意されていたなど、日々退屈しない聞いていて楽しいお話で盛り上がっております。

ちなみに青雉さんがサボりやがりましたことについては、センゴクさんの部屋にいる電伝虫の方に繋いで報告しておきました。

 

―――――

 

歩いていると早速この前知り合いになった映像電伝虫の方と出会いました。

彼は髪型が某猫型ロボットが出てくる漫画のスネ夫のようになっていて、私は彼をその髪型からスネさんと呼んでいます。

穏やかな話し方が特徴的で、普段人が多く通る道にいるのでよく最新の情報を教えてくれる方です。

彼にあいさつがてらリンゴのかけらを一つ差し出します。

 

「こんばんはスネさん、今日はなにか面白いことってありましたか?」

[やぁ、今日もリンゴありがとう。

そうだな、君の同僚のヒナさん…だったかな?本部にさっき戻っきたらしいんだけど、2400万ベリーの賞金首の捕縛に成功したらしいよ。多分近々昇進するんじゃないかな?]

「そうなんですか、それはおめでたいですね。昇進するとなるともう中佐ですか…。

私も彼女たちに追いつくために頑張らなければいけないですね。お話ありがとうございました。

実は近々一ヶ月ほど遠征がありまして…。来れない日が続くと思いますが、帰ってきた時はその間のことで面白いことがあったら教えて下さいね。」

[そうなのか。わかった、話の種をためておくよ。気をつけてね。]

「はい、ありがとうございます。失礼します。」

 

次の方と話すためにここでスネさんとは別れます。

話す量が少ないのは、多くいる電伝虫の方々に話を聞くとなると長々と話していると朝になってしまいますので惜しいですが致し方ありません。

スネさんは朗らかに笑ってゆっくりゆっくりと去って行きました。

 

2400万ベリーの賞金首を捕まえるだなんてやはりヒナさんはすごいですね。

原作では億超えがホイホイと出てきていましたがあれは本当に一握りの海賊たちだけでそこまで行く海賊は本当ごくわずかです。

支部とはいえ准将であるプリンプリンさんを秒殺できるあの魚人海賊団のアーロンであっても2000万ベリーですので、そう考えれば今回ヒナさんの活躍の凄さをわかっていただけると思います。

 

それにしても、良い話が聞けました。ヒナさんが昇進ですか…。

ヒナさんには遠征前に昇進祝いでも送ることにしましょう。

何はともあれ、これでスモーカー君とヒナさん両方が中佐になるわけです。

つまりそれは原作が近いということを意味していて、楽しみのような、それでいて今の現状が続いて欲しいと感じるような複雑な気持ちです。

どちらにせよ階級が開いてしまった事自体はやはり悔しいので、遠征で暴れられる場面があれば積極的に暴れていきたいと思います。

 

 

その後も他の電伝虫の方々に話を伺い、楽しい話を聞くことができました。

ONE PIECEでは個性が強くユーモアに溢れた人が階級が上がる法則でもあるのでしょうか。

愉快な人の話になるとやはり先ほど上げた大将の方々やセンゴクさん、中将の方々の名前を耳にすることが多いように感じます。

その中でもやはりガープさんは飛び抜けていろいろなことをやらかしているようで話題になることが多く、主人公の血族はすごいんだなぁ、としみじみ感じられました。

 

 

さて、明日に備えてもう寝ましょう。ボルサリーノ大将に付いて行くにあたり、職務の合間に一度光の速さを見せてもらえるか聞いてみなくてはいけませんね。




クーガー兄貴は知っていますが、スクライドは見ていないのでネタとして知っているだけです、すみません。

なにげに着実に上官たちの情報を手に入れている主人公。
そんなつもりはなかったのですが…おかしいなぁ。

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