復讐の唄ーリアルエンドーIFストーリー   作:lOOSPH

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もしも、この世界にゆがみがなかったら・・・・・・・・


もしも、世界にゆがみがなかったら

去る昔

 

ある建物の屋上のフェンスの向こうに

一人の少年が足をぶら下げて座っている

 

その目には

生気が宿っておらず

 

虚無的に空を見つめていた

 

「・・・・・・」

 

すると

 

夜空にゆっくりと

日が差し込んでいく

 

「あの子の好きだった夜空が

 

 明けていく・・・」

 

日がゆっくりと少年にあたっていき

 

「あ・・・」

 

少年は涙を流して

ゆっくりと倒れていく

 

するとそこに

ドアが開く音がして

 

そこに一人の少女が

入ってきた

 

「はあ・・・

 

 こんなところにいた・・・

 

 ほら、帰るわよ

 こんなところで寝転んでたら

 風邪ひくわよ」

 

と少年に声をかける

 

「ねえ・・・?」

 

と違和感を感じて

フェンスを登って

 

少年に駆け寄っていく

 

「うそでしょ・・・

 

 起きて・・・

 

 起きてってば・・・

 

 起きなさいよ!

 

 ねえってば!!

 

 ねええええ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・

 

その後少年は

病院に運ばれて

 

一命をとりとめた

 

今は眠っている少年を

ゆっくりと抱き寄せる少女

 

「大丈夫・・・

 

 私がいつでも・・・

 

 そばにいてあげるからね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誠二・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・

 

一年後

 

ピピピピピピ・・・・・・

 

目覚ましが鳴り響き

一人の少年が目を覚ます

 

少年の朝の日課は

決まっていた

 

シャワーを浴びて

服を着て

 

朝に葡萄のジャムを塗った

パンをほおばって朝ご飯を済ませるのが

 

彼が朝にいつもやる習慣だ

 

あとはすぐに

家を出る

 

・・・・・・・・

 

ある道に差し掛かると

そこに

 

「おはよう、誠二・・・」

 

一人の少女が

少年に朝の挨拶をする

 

「おはよう、結子ちゃん・・・」

 

「もう、結子ちゃんなんて

 改まっちゃって

 

 昔はお姉ちゃんって呼んでくれたじゃない

 

 それにここなら誰もいないから

 思いっきり呼んでもいいのよ?

 

 だから呼んで?

 

 結子お姉ちゃんって」

 

「もうそんな年じゃないし

 

 大体お姉ちゃんっていうけど

 同い年じゃない」

 

「あら?

 

 誕生月は私の方が先よ?

 

 星座だったら

 私は獅子座、あなたは?」

 

「・・・乙女座」

 

ガッツポーズをとる少女、結子と

はあとため息をつく少年、誠二

 

「というわけで、呼んで?」

 

「結子ちゃん、そろそろつくよ?」

 

と目の前に見えてきたのは学校だった

 

「いよいよ、結果発表ね・・・

 

 手ごたえのほうは?」

 

「・・・結子ちゃんは本当にいいの?

 

 城ケ崎、受けなくって・・・」

 

「いいの

 

 どうせうちの親が

 勝手に決めたものだし

 

 それにこの前の試験で

 いい点とってやったら

 

 うちの親、ぐうの音も出なくなったわ

 

 それで無理やりこの白咲高校の受験を

 認めさせてやったんだから」

 

「そうなんだ・・・」

 

それを聞いてやや困り顔になる誠二

 

そしていよいよ結果発表の掲示板が張り出される

 

「あ、あった・・・

 

 あったわよ誠二!

 

 誠二は?」

 

「待って・・・

 

 今探しているから・・・」

 

しばらく自分の番号を

見ていっていると

 

「・・・あ・・・」

 

「・・・・・・・」

 

結果は・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あるよ・・・

 

 受かってるよ僕!」

 

「やったああああ!!!

 

 よかったね誠二

 今日はお祝いしないとね!」

 

と思わず誠二に抱き着く結子

 

「結子ちゃん、大袈裟だよ・・・」

 

「ううん!

 

 これで一緒の高校ね

 よろしくね、誠二!!」

 

「う、うん・・・」

 

結子の勢いに引き気味の誠二であった・・・・・・・・

 

するとそこに

 

「あれ?

 

 結子と誠二じゃん!」

 

「二人もここに来てたんですね」

 

二人の女子生徒が声をかける

 

「あら?

 

 恵美に栞・・・

 

 二人もここに受けてたの?」

 

「うん、私たち受かったよ」

 

「二人は?」

 

「うん、僕たちも・・・」

 

「もちろん!

 

 誠二は受かったわよ

 すごいでしょ?

 

 ほめてほめて!!」

 

「・・・結子ちゃん、苦しい苦しい・・・」

 

と誠二を抱きしめる力を強める結子であった

 

「あははは・・

 

 相変わらず、結子って

 誠二のことが大好きだよね・・」

 

「当然よ!

 

 なんて言っても

 私のかわいい弟分なんだもん」

 

「やめてってもう!」

 

「ま、まあとにかく

 この四人でまた一緒に

 いられるんだね・・・」

 

とまあ和気あいあいに接していく四人

 

この二人の少女

 

窪田 恵美と輔 栞は結子と誠二とは

中学の友達でよく一緒にいた仲である

 

「ようし!

 

 高校に入ったら

 素敵な出会いを探すぞー!!」

 

「まだ言ってる

 

 去年も散々だったのに・・・」

 

「恵美も懲りないわよね

 

 それで万が一何かあっても

 私も誠二も付き合ってあげないからね」

 

「いいも~ん」

 

「ふう・・・」

 

そんな四人のやり取りと一緒に

 

「・・・・やった・・・

 

 やったよ美穂!

 

 あったよ私の番号!!

 

 これで高校も一緒だね!!!」

 

「おめでとう

 

 一生懸命勉強した甲斐があったね彩奈・・」

 

二人の少女が喜びを分かち合っている

 

すると・・・・・・

 

「彩奈・・・?」

 

「え?」

 

そこに声をかけてくるのは

ツインテールの少女

 

「ひょっとしてあなた?

 

 藤沢 彩菜?」

 

「はい・・・?

 

 そうですけど・・・」

 

「やっぱり・・

 

 ほら、覚えてないかな?

 

 小さいころよく遊んだ・・」

 

「小さいころ・・あっ!」

 

思い出す少女

 

「真莉ちゃん?

 

 結城 真莉!?」

 

「やっぱり彩奈ちゃんだ!

 

 懐かしい」

 

「うわ~もう何年ぶりだろ~」

 

「彩奈、知り合い?」

 

「あ、美穂

 紹介するね

 

 この子はお父さんの仕事のよしみで

 一緒に遊んだ友達の

 

 結城 真莉

 

 真莉、こっちは

 私と小学生のころからの親友の

 塚本 美穂」

 

「よろしくね」

 

「よろしく・・」

 

と二人は軽く挨拶をすると

 

「どうしたんだよ真莉

 

 急に走り出してさ」

 

「そうよ

 何かあったの?」

 

二人の少女が走ってきた

 

「ああ、真央、詩織・・

 

 ちょっと懐かしい出会いをしてね」

 

合流する双方

 

「紹介するね彩奈ちゃん

 

 渋谷 真央と奥井 詩織・・・

 

 二人共、この子は

 小さいころに遊んだ

 藤沢 彩菜ちゃんと

 その友達の塚本 美穂」

 

「へえ~

 

 藤沢ってことは確か

 真莉のお父さんの会社に

 融資してくれたっていう

 

 あの藤沢コンツェルンの?」

 

「すごい

 

 まさかここで

 真莉のお父さんの

 恩人の娘さんと再会できるなんて・・・」

 

「よ、よろしく」

 

と頭を下げる彩菜であった

 

「ってことは

 アタシらとおんなじ高校って

 ことか・・」

 

「なんだか不思議だね」

 

「これはきっと運命なんだよ

 

 ね、彩奈ちゃん」

 

「そうだね真莉ちゃん

 

 これからもよろしくね」

 

と彩奈と真莉は

固い握手を交わすのであった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしも、この世界に歪みがなかったら・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もしも、この世界に歪みがなかったら・・・・・・・・















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