やさしいアリスはシアワセを知る   作:アイ色のI

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ああ、うんwなんだか書くのドキドキしますねwふふw


1話 不思議なお薬

学校帰り、もう赤くなり始めた空の下。電柱がつないでいる電線の下。

 

 

私は歩いていた。足取りは、少し重い。

 

 

最近いろいろとあったから、きっと仕方ない、仕方ない。

 

 

 

 

そうして自分を慰めて歩いていたら、なんだか不思議な空気に包まれた。

 

 

でも景色は変わらない、いや、変わってる。

 

 

いつもの景色の中心、私の目の前に、少し小柄な女の子が立っていた。

 

 

 

 

どこにでもいそうな女の子、けれども彼女から出てくる雰囲気は、私が今まで経験した中にはどこにもないものだった。

 

 

 

「お姉ちゃん、お薬いらない?」

 

 

永遠とも、一瞬ともいえる静寂の後、そういって彼女は突然青色の小瓶を差し出した。

 

 

 

「お薬?」

 

 

 

そう聞き返すと、彼女は頷いて

 

 

 

「うん、お薬。お姉ちゃん、疲れてそうだから。」

 

 

 

そういって、私の目の前に、スッと薬をさっきよりも近く差し出す

 

 

 

何だか、怪しくない?

 

 

 

もしかして覚せい剤とかじゃない?

 

 

 

不安になって聞いた

 

 

 

「それって、どんなお薬なの?怪しいやつじゃない?」

 

 

 

すると首をふるふると可愛らしくふって

 

 

 

「違うよ、お姉ちゃんのためのお薬だもの。怪しいお薬じゃないよ」

 

 

 

「私のための?」

 

 

 

「そう、お姉ちゃんのための」

 

 

 

やっぱり怪しい。

 

 

 

「じゃ、はい。あげるね」

 

 

 

「あ」

 

 

 

わざわざ、いらない?と聞いてきたのに、最終的にぽんと渡されてしまった。

 

 

 

返そうと追いかけようとして、気づく。

 

 

 

もう、赤い空に黒が混ざってきている。

 

 

 

そしてその黒に彼女は溶けてしまった。

 

 

 

たった数分の出来事だと思ったのに、もう30分もたっていた。

 

 

 

「…変なの」

 

 

 

そしてまた時計を見て、今、学校の帰りだということを思い出す。

 

 

家に帰らなくちゃ!

 

 

今日はお母さんの特製カレー、早く帰らないと怒られるし、弟に全部食べられちゃう。

 

 

 

この薬は…まあ小さいものだし、カバンにでも入れておこう。

 

 

 

 

変なことが起こって、少し気味が悪くって、重かった足取りは足枷を引きちぎってしまったように速くなった。

 

 

 

 

そしてすぐに家につく。なんだかいつもより近い気がした。

 

 

 

「ただいまっ!!」

 

 

 

リビングでは弟が椅子に座って待っていた。お母さんはキッチンかな。

 

 

カレーのいい匂いがする。

 

 

 

「あ、姉ちゃんお帰り~。っちぇ、せっかくカレー多めに食えると思ったのになぁ」

 

 

 

 

中学生になって食べ盛りの弟は少し残念そうだ。

 

 

まあ、少し私の分あげてもいいかな。

 

 

 

「じゃあいいよ。母さんにあんたの分多めにしてって言っておくから」

 

 

 

すると弟はぱぁっと明るくなって

 

 

 

「いいの!?姉ちゃんありがと!」

 

 

と、嬉しそうに言った。

 

 

中学生になったとはいえ、まだまだ子供なんだなぁと思った。

 

 

 

まぁ、そんな私も高校生になったばかりだけど。

 

 

 

「あら、お帰り!」

 

 

 

母さんがひょこっとキッチンから顔を出していた。

 

 

 

「あ、ただいま~」

 

 

 

手に鍋を持っている、丁度できたらしい

 

 

 

「今お皿によそるからさ、運んでくんない?」

 

 

 

「わかった~」

 

 

 

そういって母さんの手伝いに向かう

 

 

 

…そして食べる専門の弟を見る。

 

 

 

「たまには手伝いなよ~!」

 

 

 

「う~い」

 

 

 

返事だけかえってきてこっちには来なかった、なんてやつ!さっきの約束、なしにしよ。

 

 

 

 

私はカレーをお皿によそう母さんに何も言わず、よそられたカレーを食卓に持っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




う~ん、きりがいいようで悪いですなぁ… まぁ、気にしなくていっか
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