Re:ゼロから始める帝督生活   作:元気マックスssさん

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第一章 『怒涛の一日目』
第一話『《未元物質(ダークマター)》異世界へ』


 (が……ば、ア!!な、何が、一体何が……ッ!!)

 

死ぬ

 

「は、は」

 

死ぬ

 

『yjrp悪qw』

 

死ぬ

 

「ちくしょう。……テメェ、そういう事か!!テメェの役割は…………ッ!!」

 

あ、死んだ……………………。

 

目を閉じる寸前、あの声が聞こえた。

憎しみと悪が詰まった咆哮が。

 

それだ…………テメェは悪党じゃなきゃ駄目なんだよ、最強最低の……な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴぁあ!」

 

(生きてんのか?腕は…………ついてる)

 

「どういうこった?」

 

(いくら学園都市の医療、ましてや『冥土帰し』がいるとしても…………これは完治なんてあり得ねぇ)

 

ここで垣根帝督は初めて周りを見る。

 

「は?」

 

思わず、間抜けな声が出る。

 

驚くのも無理はない、何故ならそこは…………学園都市ではない別の『場所』。

 

周りは亜人のような生き物が歩いている。

竜のような生き物が荷台を運ぶという摩訶不思議な光景が見えてくる。

 

「どういう事だ?」 

 

少なくとも周りの亜人は『能力開発』ではないだろう。

ましてや人と獣を合成する、という実験など成功したとは聞いてないしそのような実験をしたとも聞いてない。

 

垣根帝督はそこに茫然と立ち尽くすしか出来なかった。

 

垣根帝督は頭をフル回転させ考える。level5の第二位なのだ考えに考えてしまえばすぐに答えが出る。

 

そして、垣根帝督が推測したのは。

 

(『並行世界(パラレルワールド)』の移動)

 

「たくっ、とうとう頭までメルヘン化したか?」

 

(だが、張り紙に書いてある文字もわかんねぇ)

 

「とりあえず、ここを移動してみるか」

 

垣根帝督、帝督はそこから歩き続けると裏路地から声がした。

 

「んだ?真っ昼間から喧嘩か?」

 

そこには三人が一人を囲んでタコ殴りしていた。 

 

「はぁ、どこに行っても無能な連中はいるんだな」

 

とりあえず、話しかけてみるか。

 

「おい」

 

「あぁ?誰だテメェ」

 

(チビに中くらいにデブ…………わかりやすい連中だな)

 

「そこをどけ、俺はそこで無様に倒れてる男に話があんだよ」

 

「テメェ、こいつの仲間か?」

 

「んなわけねぇだろ、そんな雑魚と知り合いなわけねぇ………俺はその男に聞きてぇ事があんだよ、わかったらそこをどけ」

 

「さもねぇと」

「見つけた!悪党!」

 

「あぁ?」

「え?」

 

現れたのは、銀髪の女だった。

 

「と、とにかく!いい子だから、盗んだ貴章を返しなさい!」

 

「誰だ?テメェ、こいつを助けに来たんじゃねのか」  

 

「誰?見ない格好してるわね、でもその人と関係ある?って言われても私は無関係って答えるわ、ていうか、さっさと盗んだ貴章を返しなさい!」

 

「し、知らねぇよ、それなら、さっき走ってったガキじゃねぇのか?」

 

「え、嘘、じゃないわね…………急がないと、でも、見過ごせる状況じゃないわね」

 

そうすると、銀髪美少女は両手を前に出すとそこには。

 

「なっ!」

 

氷の塊。

 

「魔法使いか!」

 

「な、なめんな!二対三で勝てっと思ってんのか!」

 

「二対三じゃないよ、にゃん」

 

(なんだ?あの猫)

 

「せ、『精霊』」

 

「おいおい、間違えんなよ…………四対三だろうが」ギロ

 

「ひ、ひぃ」

 

「逃げるぞ!」

 

チンピラ三人は怯えながら逃げていった。

 

「はぁ、死ぬほど退屈な野郎だったぜ」

 

「あ、ありがと…………助かった」

 

「俺はテメェに聞きてぇ事があっただけだ」 

 

「私も貴方たちに聞きたい事があるんだけど」

 

「じゃあ、そっちが先でいい」

 

「わかったわ、じゃあ、貴方たちは私の貴章知らない?」

 

「え、えと、知らない」

 

(何、照れてやがんだ?こいつは)

 

「ほら、やましい事があるから目をそらしたんだ」

 

「ねぇ、今のは、ただの男の子的反応ってだけで邪悪な感じはゼロだけど」

 

「パックは黙ってて」

 

「それで、貴方は?」

 

「あぁ?悪ぃが俺もこれっぽっちも知らねぇよ、つか、さっき来たばかりだっつーの」

 

「俺も期待されてるとこ悪いんだけど知らないよ」

 

「えぇ?嘘、じゃあ、ただ回り道しただけ?」

 

「もう助けてもらったし、早く行った方がい……いよ」

 

バタッと青年は倒れてしまう。

 

「で、どうする?」

 

「いいわよ、死ぬほどじゃないし、放っておくわよ」

 

「ホントにー?」

 

「ホントに!…………絶対の絶対に助けたりしないんだから!」

 

それからあれこれ猫と美少女の話しが続いたのだが。

 

「結局、助けんじゃねぇか」

 

「これは情報を聞き出すためにやってるの!」

 

「ん、あぁ、膝枕?…………美少女の膝って意外と毛深いんだな…………って、んなわけあるか!?」

 

「って、なんかでかい!」

 

「うるせぇ、耳に響くだろうが」

 

「つか、お前もいたのか、え~と」

 

「垣根帝督」

 

「へぇ、日本名だから意外と親近感がって、えぇ!」

 

「お、おま、お前もなのか!」

 

「あぁ、そうだが?」

 

「いや、そうだが?って普通は同じ状況の人とか見たら驚くでしょ!」

 

「あぁ、慣れってのはこえぇな」

 

「慣れって、お前」

 

「何話してるか知らないけど、そろそろこっちの話しを聞いてもらいたいんだけど」

 

「あぁ、徽章の事か?それなら本当に知らない、けど、盗った奴なら見たぜ」

 

「そう、ならいいわ、貴方は私に情報をくれたんだし、これで貸し借りほ無しね…………じゃあ」

 

「あ」

 

「ごめんねぇ、素直じゃないんだ、あの子」

 

「………………………………」

 

「何考えてんのか知らねぇが、追いかけてぇんだろ?」

 

「あぁ…………あいつのあの生き方は損するばかりじゃないか!」

 

「たくっ、学園都市level5の第二位が聞いて呆れるぜ」

 

「?」

 

「ついていってやんよ、俺の目的の為にもな」

 

「よしっ!」

 

青年、菜月昴と第二位、垣根帝督は走る。

 

あの少女の元へ。

 

(待っていろ!『第一位(一方通行)』!必ず戻り、テメェを愉快な死体に変えてやるからよぉ!)

 

今、始まる。

 

憎しみと悪、そして『死』が詰まった。

 

ーーーーー異世界生活がーーーーー




「さぁて!物語が始まった所でさっそく次回予告!言ってみよう!ていとくん!」

「うるせぇ、いきなり馴れ馴れしくすんな、そして、死ね」

「えぇ!まだ始まったばかりでいきなり罵倒!?」

「うっせんだよ、カスが」

「「次回、『死んで巻き戻ってまた死んで』」」

「声合わせんな!気持ち悪ぃ」
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