ルカ、トロワ、ゴノー、ディーネの4人はあの旅を終えてからも冒険者の道を進む事にした、この日はある国に100メートル級の大きさを誇る魔物が現れ大暴れし、国立軍をもってしても手に負えないというので出掛けて行ってサクッと退治した。ゴノーが街を囲む防波堤を造りトロワが細かい急所を狙うよう小動物達に頼んでディーネが洪水を起こして溺れさせルカがアイ〇ン・ギ〇ーに化けて叩きのめす。衛兵達も一般市民も喜ぶというより唖然としていた、勿論その国から報酬を貰うのも忘れない。
一晩かけてラターナ王国のエドウィンの街に入りその中でも一際立派な屋敷に到着する、ルカが扉をノックすると執事と思われる身なりのいい紳士が対応にでてきた。
「コルトン公爵様はいるかい?すまねえが暫く馬車をここの敷地に停めさせてほしいんだが」
「生憎お仕事で外出中でいらっしゃいますが、他ならぬ皆様でしたら構わないでしょう。公爵様には私から申し上げておきます」屋敷の庭をでてからは徒歩で向かう、ついたのは料理店だった。
「いらっしゃいませ、ルカさん達お久し振りです、4名様ですね。テーブルにご案内します」テーブル奥に女子2人、反対側にゴノーとルカがつく。いつぞやの事件以来ここのマスターと親しくなりこの越後屋にも、たまに来るようになっていた。1度死んでこちらに転生した元日本人のルカはこの店が向こうで営業していた頃から通っていたが。メニューを開き各自好きな物を探す、4人共事情は違えど文字は読める。トロワと同じ年頃のウェートレスが注文をとりにくる。
「ワシはウィスキーとフライの盛合せを頼む」
「私はカルボナーラとワイン」
「オムライスとコーラ下さい」ゴノーとディーネは呑む気満々である。今は懐も暖かいので問題ない、トロワはまだお酒を飲むには早い歳なので酒精のない飲み物を注文する、ルカだけはまだ決めかねていた。彼にとって越後屋は昔懐かしい料理が食べられる世界で唯一の店なのだ。どうせなら他の飲食店じゃ出されないモンが食べたい、そこに新メニューを発見した。
「焼酎にモツ煮込みをくれ!」ラティファはメモをとりつつ(最近、ロティスに文字を習いメニューの内容は読み書きできるようになった)ルカに尋ねる。
「モツニコミは少しお時間頂きますがよろしいですか?」マスターから注文がある場合は確認するように言われていたからだ。
「ああ、構わんよ」ルカとてそれくらい見当はつく、まして俺以外頼む客はまずいないだろうから尚更だ。
「なぁールカよ、モツニコミとはなんじゃい」興味があるのかゴノーのオッサンが問う。
「獣肉の内臓を使った料理だ、酒の肴にゃ最高さ」
「そんなモン食べられるの?」ディーネは顔をしかめる、あの旨さを知らんとは可哀想なヤツだ、
「普通は土を掘って捨てますよね」トロワちゃんにまで否定された!分かってはいたがなんか悔しい。
「大変お待たせしました、モツニコミです」案の定最後に運ばれてきた、3人の怪訝な眼差しを無視して俺は箸を使って食べ始める。
「かぁーっ、やっぱ旨ぇなあ」この店のモツ煮込みは先代の頃から丁寧に作られている、今のマスターもしっかり味を受け継いでいるようだ。
「旨そうな臭いじゃのう」ドワーフだけに酒好きのオッサンは早くも折れそうだ、そういやオッサンだけ否定しなかったな。よし、一口分けてやろう。
「こりゃ旨いワイ、すまんワシにもモツニコミをくれ!」それから堰を切ったようにオッサンより若いドワーフ3人組、街の商業ギルド長、ろくろ首の女衛兵にお忍びでやってきたこの国の先代国王と呑兵衛の常連客達が一斉に注文しだした。俺も追加してもらうか。
「思いの外人気の品になったわね、あらマスター、あまり嬉しそうじゃないけどなにかあったの?」アシスタントコックのマティスは沈みがちの大輔に声をかけると、
「僕の晩酌の分がなくなる…(..)、まぁ店主としてはありがたいけどね」今晩の肴は缶詰か残り物にしよう、複雑な思いの大輔だった。
登場人物が段々使い回し見たいになってる(;_;)/~~~