真剣で忍界最強なんだか....   作:柚ちょこ

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お気に入りが400越えだと....( ゚д゚)

圧巻でございます。皆様のご期待に応えるように努力していきますので今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m


番外第三話 : まゆっちのお料理教室

川神の街にある商店街にて明人は同じ学園の後輩であり風間ファミリーの黛由紀江と買い物をしていた。明人との会話や笑顔の作り方を練習したおかけで由紀江は少しずつクラスにも馴染めようやく一人友達ができたということで明人へお礼に手料理を振舞ってくれると先日明人と由紀江は話していた。

 

買い物袋を両手から下げている明人に由紀江は話し掛ける。

 

「すいません明人さん。荷物私の分まで持っていただいて」

 

「別に気にするな。まゆっちはもっと俺に甘えてもいいだぞ?」

 

「私は今でも充分明人さんに甘えさせてもらってます」

 

そう言って由紀江は明人に微笑んだ。明人との特訓をした由紀江は以前より話すことができるようになったのともう一つ大きな変化があった以前から由紀江が会話の中で腹話術で会話をする携帯ストラップの松風と呼ばれている馬が会話に出なくなったということだ。明人からもそこは前々から指摘されていた由紀江は友達ができたことをきっかけに松風に別れを言い、松風を会話に入れることをやめたのだ。本人は松風から付喪神が消えたと言っているが。

 

「新しい友達、たしか大和田さんだっけ?」

 

「はい、伊予ちゃんです。とても優しくしてもらってます!」

明人が由紀江にできた友達由紀江と同じクラスの大和田伊予の話をふると由紀江の目はきらきらと光っていた。

 

「仲良くやれてるみたいで良かったよ」

 

「これも全て明人さんのおかげです」

 

その言葉を聞き、明人は手に持っていた買い物袋を持ち直し

 

「まゆっちが頑張ったからさ」

 

「明人さんのおかげで順風満帆です」

 

「そうかい」

 

明人は照れ臭くなり由紀江から顔をそらす。由紀江はその姿をニコニコしながら見ていた。そうして二人は明人の島津寮に向かった。

 

 

「よし、着いたか」

 

由紀江と他愛もない会話をしているとすぐに寮についた。

 

「まってください。今開けますので」

 

由紀江は寮の戸を開け、明人を中に入れる。

 

「今日はみんないないのか?」

 

「はい、皆さんそれぞれご予定があるみたいで」

 

「そうか....」

 

明人はそう言うと由紀江は少しもじもじして明人に聞こえるか聞こえないかの声量で

 

「つまりこの寮に私たちだけです....///」

 

「お、おう。そうか....」

 

その言葉を聞いた時に明人の頭には様々な想像が飛び交ったがすぐに頭を振り煩悩を消す。

 

─何を考えている!まゆっちは大事な仲間だ。そんな目でみるな

 

そう何度も自分に言い聞かせ、明人は由紀江の後に続いて台所に入る。

 

「明人さんはそこに座っていてください。腕によりをかけて作りますので」

 

明人が椅子に座ると由紀江はエプロンを着て調理台に立ち、料理の支度に掛かる。明人は後ろ姿を眺めていた。

 

─しかし、ただ待っているってのもな....

 

そう思い、色々な所に視線を動かしはじめる。普段とは違う調理台やテーブルに椅子に明人は新鮮さを感じていた。明人の視線が由紀江に戻った時に明人は気付いた。

 

「!」

 

由紀江が着ている服の下は短いズボンだったこともあり、明人の位置からではズボンの隙間から緑色の下着が少し顔を覗かせていた。その由紀江は料理をしていて気付く様子もない。

 

「まゆっちやっぱり俺も手伝うよ」

 

明人は椅子を立ち上がり、由紀江の元へ歩いて行く。

 

「え?大丈夫ですよ明人さんは─」

「いや、手伝わせてくだい。お願いします」

 

由紀江の声を遮って、明人は反射的に敬語でお願いをしていた。明人自体、下着をチラチラ見せられながら料理をされたら頭がどうにかなりそうなのだ。

 

「そこまで、言われるなら野菜の下処理をお願いできますか?」

 

「任された」

 

明人はすぐさま料理に取り掛かる。こうして二人の共同料理作業が始まった。

 

 

「「ごちそうさまでした」」

 

空っぽになった皿を二人で囲み手を合わせる。出てきた料理は和食から洋食まで幅広くそのどれもが美味しく明人は箸を止めずに食べていた。

 

「やっぱ、まゆっちの料理はうまいな」

 

食後のお茶を飲みながら明人は由紀江に言った。

 

「嬉しいです。頑張って作ったかいがありました」

 

由紀江は明人の言葉を聞いて笑顔を浮かべる。

 

「明人さん、食安めも兼ねて少しお昼寝しませんか?」

 

「え?でも迷惑じゃないか?」

 

由紀江の突然の提案に少し戸惑う明人だったが

 

「大丈夫ですよ。少しだけなら縁側に行きましょう。今日は天気が良くてお昼寝日和ですから」

 

明人の返事を待たずに明人の手を引き縁側まで誘導する由紀江。

 

「とわいってもここ硬いぞ?直で?」

 

「では....」

 

由紀江はその場で正座をし、自分の膝を明人へと向ける。

 

「ど、どうぞ」

 

少し頬を赤らめ言った。

 

「それはもしかすると膝枕ってやつですか?」

 

「はい、少し硬いかもしれませんが」

 

明人自身戸惑いがあったが食後の眠気というのは恐ろしくそんなことより眠気の方が勝っているのだ。

 

「では、失礼して」

 

そう言って明人は由紀江の膝の上に頭を乗せる今までに味わったことのない感触と甘い匂いで明人を包み込んできた。

 

「どうでしょうか?」

 

「すごい。それしか言葉が出てこん」

 

「そうですかそれは良かったです。私に色々と教えてくれた明人さんには頭が上がりません」

 

そう言って由紀江はおもむろに明人の頭を軽く撫で始めた。明人はそれを気にせず。

 

「大げさだ」

 

「いえ、私はここまで変わったのは明人さんがいてくれたからです。返し切れない恩です。だから....」

 

由紀江はそこで言葉を飲み込んだ。明人は少し顔を上に向け由紀江の顔を覗き込んだ。その表情は少し悲しげだった。

 

「いなくならないでくださいね」

 

その言葉は明人の胸に重く刺さった。あの時に大怪我をおったことを由紀江はまだ心配していたのだ。

 

「あぁ、いなくならないよ」

 

「はい、お願いします」

 

由紀江の表情には再び笑顔が戻っていた。

 

「まゆっち....ごめん眠い」

 

「はい。おやすみなさい明人さん」

 

由紀江は明人の頭を優しく撫でる。明人はそれに身を任せ眠りにつく。

 

この後、寮のみんなが帰って来てからかわれたのはまた別のお話。




次回から新章でごさいますのでよろしくお願いします。

次回の章で主人公のヒロインが決定しますのでお楽しみに。
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