アイドルマスター・765娘誕生日SS   作:風花笠奈

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清貧で大家族で芸能活動のお仕事で家計を支える健気な子。だけどそれを諸共見せない超ハイパー元気娘。
外見的に一番小さい(最低身長。但し2になって胸が・・ああ千早さんなにするんですかギャー!(殴死))子ですし舌足らずな話し方なので実際年齢よりも幼く見える・・かな?
(まあ、2になって亜美真美がズガンと成長しちゃったからねえw)



【誕生日祝い】高槻やよい・『爆安娘TV中継』【第3回】

「プロデューサー、今日も頑張りましょー!」

「そうだな、もうそろそろ本番だ、準備は大丈夫か、やよい?」

「大丈夫ですーぅ!では、行ってきまーす!」

765プロ所属のアイドル、高槻やよいは現在スーパーの中にいる。その理由は平日夕方のTVの帯ワイド番組内で彼女がレギュラーの中継コーナーがそろそろ始まるからだ。

「じゃ、やよいちゃーん、そろそろ本番いくよ!」

ディレクターの掛け声でカメラが彼女を写し始め、中継が始まった。

「高槻やよいのー、『うっうー!爆安娘』っでーす!今日はここ、スーパーハロー@@店から中継しまーす!イェイ!」

トレードマークのツインテールを揺らし、番組が用意した派手なオレンジ色のメイド服を着こなしてジャンプし、いつもの挨拶を始めた。

その掛け声に合わせて買い物客や野次馬の小中学生、そしてやよいのファンの人たちが大歓声をしながら拍手を繰り出した。

そしてやよいはいつものように店長さんに声をかけた。

「店長さん、今日のお勧めは何ですかー?」

「ああやよいちゃん、今日は卵だね。あとはツナ缶3パックセットとお惣菜ならコロッケが安いよ!野菜なら白菜もお勧めだ。もうすぐ4月だけどまだ寒いからね、白菜鍋なんてどうだい?」

「白菜だとたっぷりの量でおなかがいっぱいになるから私もいいと思います!」

やよいも満面の笑みを浮かべて答えを返した。

「じゃ、これが何割引になるか箱の中から選んでみますー。」

そう言いながら箱を取り出して手を突っ込み、ごそごそと箱の中に入ってる紙を探り寄せ、1枚の紙をしゅぴっと勢いよく取り出し、紙をカメラの前で広げた。

「じゃじゃーん!今回は7割引ですー!」

思わず周りの人たちが拍手喝采で大喜びをした。

「ありがとうございましたぁー!明日はショッピングモールピア**店から中継いたしまーす!『うっうー!爆安娘』でした、それじゃ皆さんハイターッチ、イェイ!また明日会いましょうー!」

まさに怒涛の如くあっという間に中継が終わり、プロデューサーの方に向かった所、Pが番組ディレクターと何か話し込んでいて、頭を深々と下げている姿が見えたのでやよいは思わず足を止めてしまった。

(Pが頭を下げてるってことは・・・もしかしたら、何か私ディレクターさんに怒られる様なことしたのかも・・)

思わず不安な顔になってしまい、ゆっくりゆっくり近づいた。

「プロデューサー・・・私、何か失敗したんでしょうか・・・?」

いつもと違う不安げな口調にさすがにPも心配し、やよいに視線を向けた。

「あ?どうしたんだ一体?やよいはいつものように何も失敗してなんかいないよ?」

「でもぉ・・・さっき番組ディレクターに頭を下げてたから・・」

何かを誤解してると察知して、思わずPは吹き出してしまった。

「あはは、それは違う、やよい。」

「何が違うんですかぁ?」

「実はね、ディレクターさんから『4月からの改変期以降もこのコーナー続行決定だ』と言われて、嬉しくて思わず感謝の意味で頭を下げたんだ。あれは『ありがとうございます』だよ。」

「・・・へ?そぉなんですかぁ??あ・・・ありがとうございますー!わぁーい!」

さっきまでの不安顔が嘘の様に満面の笑みを浮かべ、笑顔でジャンプを繰り出した。

「それで、番組からこれはプレゼントだ。」

Pがどこからかばさっと袋を渡し、やよいが袋の中身を見ると物凄くビックリして目が大きくなった。

「これって・・・新しい衣装ですか!?うれしいです、ありがとうございますー!」

やよいが思わず袋から出した衣装は、今までとは違うデザインのメイド服だった。

「そしてこれは誕生日プレゼント、受け取ってくれ。」

Pががさっとエコバッグの中に入ったさっきのコーナーのおすすめ商品と、大きいロールケーキを渡した。

おすすめ商品は実はコーナー中にこっそり購入し、ロールケーキは違う店で少し奮発して買ってきた。ホールケーキではなくロールケーキにしたのは「家族で切り分けがしやすいだろう」と言う細やかな気配りだった。

「え・・・?あああありがとうございますー!月末なのでピンチだったんでこれで助かりました!それじゃ、私はここで帰りますー!明日もよろしくお願いしまーす!」

「うん、明日もよろしく、やよい。」

そう言って袋を抱えてダッシュするやよいの後姿をPは見送って行った。

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