どれを外してもいおりんじゃないと言っても過言じゃありませんな。
ツンデレキャラは中の人の釘宮理恵さんの声との相乗効果がばっちりきててすごい事になってますし、(まじでくぎゅーをキャスティングさせたスタッフは神や)
おでこに関してはそれはもうネタにされまくってましたな。特に無印時代。2で髪形が変わったんでちょっと面積が減ったとはいえおでこは健在。ゆえに美希からは「でこちゃん」と呼ばれてますww
お嬢様ネタもすごかったなあ。特にアニメ版ではすごい事になってました。実家は豪邸だったり何社も支社を持った会社を経営していたり(イメージ的に日立のアレね)ライバル事務所の人が名前を聞いただけで震え上がったりと・・・えらい事だ。
765プロのプロデューサーが運転する今回の仕事場に移動する車の中、水瀬伊織はいつもにも増して不機嫌だった。
「・・・で?なんで今回は竜宮じゃなくてアタシ一人での仕事なのよ。話が違うじゃないのよこのヘボプロデューサー!」
「すまない、伊織。今回は本来は竜宮で出る予定だったんだが、あずさはグラビア撮影、亜美は真美と一緒の仕事が入ってしまって・・」
「だったら律子を呼べばいいじゃないのよ。律子は竜宮のPでメンバーでしょ?」
「その律子もラジオ番組のコメント録音の仕事が急に入ってしまったんだ、すまない。」
「だったらいいんだけど。ま、この伊織ちゃんの魅力で十分でしょ?で、今回の仕事って?」
「今回はファッションショーのゲストモデルだそうだ。かなりでかい会場でやるそうだから頑張れよ、伊織。」
「それはちょっと楽しみね、にひひ♪」
会場に着くと既にステージ設営が始まっていて、既にスタッフや出演者でごった返していた。
そして控え室に二人が向かうと既に衣装合わせが始まっていた。そして周りのモデルを見て伊織は密かにこう考えてしまった。
(わぁ・・・周りのモデルたちって皆背が高いわねー。さすが本業だわ。)
標準よりも少し背が低い伊織にとって見たらあまりにも長身のモデルたちは脅威の存在に感じたが、そこは手前の度胸でなんとかやってみようと前向きに考えることにした。
そこに、不意に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「遅れてごめんなさい、なの!プロデューサーに急に携帯で呼ばれて、律子・・・さん、が運転してくれたので来れたの!」
「はいはーい、コメント録音が意外に早く終わったんで間に合ったわ。秋月律子P兼アイドル、只今参上よ。」
「律子、間に合ったんだ・・・って、ええ、美希が来たのー!?どうゆうことなのよ!」
「美希ね、事務所でボーっとしてた時に、小鳥経由でPからの連絡で、『伊織が一人で待ってるからお願い!』って言われたの。」
「う・・・・まあ、感謝する、わよ・・・・アリガト。」
「じゃ、ちゃっちゃと準備するわよ。プロデューサー殿、衣装に着替えるんでここからは立ち入り禁止ね。」
「ああ、了解。ステージ裏で待ってるよ」
そしてショーが始まり、各々それぞれの衣装を身にまとい、ランウェイを颯爽と闊歩していった。
流石にこう言う事に慣れている美希はばっちりはまっていたが、意外にも少し緊張した趣きの律子だったが、次第に笑顔を客席に向けていた。
そしてフィナーレの時、複数のモデルと共にセンターを歩く伊織に大歓声が来ていた。
ショーも大盛況と共にフィナーレを迎えようとしたその時、司会者のサプライズが始まった。
「本日は水瀬伊織君のお誕生日です!会場の皆でお祝いしようじゃないですか!」
との一声と同時にバズーカクラッカーがいっせいに飛び交い、会場は紙テープと銀紙の雨が舞った。
「え・・・あ・・・・ありがとうございまーす♪本当に嬉しいでーっす!」
表向きの猫なで声ではあったが、その笑顔はまさに本心であった。代表のデザイナーから大輪の花束を貰い、思わず両手でそれを抱え、ステージを後にしてショーは終了した。
「今回のサプライス、あんたの提案なの?」
帰り道の車の中、行きとは全く違って上機嫌な顔で伊織がPに質問した。
「・・・さーあ、ね?」
否定とも拝呈とも取れるような感じでPが言葉を濁すと、伊織はちょっとむっとして
「あんたっていっつもそうなのよね・・・・でも、ありがと。」
と聞こえないような小声でぼそっと呟いた。