個人的にですが、マギルゥは神衣の改良に協力したんじゃないかと思ってます
ガラハド遺跡に弓の神器を置いたのはマギルゥで
遺跡や遺物を気軽に持ち帰ったり傷付けちゃダメだからねっ!
モチロン宝箱は別だけどー♪
これもマギルゥが書いたのではないかと。口調が違うのであくまで妄想レベルですが。
ア「…………」
ラ「アイゼン、難しい顔してどうしたの?」
ロ「腹の調子でも悪いのか?」
ア「さっきの聖隷達……神衣の技術を伝え遺すと言っていた」
ア「そのことについて少しな」
エ「アイゼンは、その……神衣について特に怒りを感じていましたね」
ア「聖隷を道具扱いし、あげく姿まで奪ったんだ。どうしてもいい目では見れん」
ベ「けどあいつら、その仕組みを変えるとか言ってたわね
マ「じゃの。人と聖隷が互いに認め合った上で発動する。じゃったか?」
ラ「それができたらいい事だと思うよ」
ア「それは俺もわかっているんだが……」
ロ「ううむ。なぁマギルゥ。そもそもその仕組みを変えるというのは本当にできるものなのか?」
マ「そうじゃのう。意外と簡単にいくと思うぞえ」
エ「そうなのですか?」
マ「うむ。神衣という形はすでに完成しておるのじゃから、そこに至るまでの過程の術式を足せばいいだけじゃろ」
マ「そもそも人と聖隷の契約は強制的なものではなく互いに合意の上で行うものじゃ」
マ「そういう意味ではそのほうが自然な形ともいえる」
ア「なるほど……確かにそうなるかもしれんな」
マ「それにわしの見る限り神衣にはまだまだ改良の余地がある」
マ「武器の型にしても将来的にはより洗練された形状にする事ができるじゃろう」
マ「聖寮の対魔士が使っていたものとは比べ物にならんほど強力なものになるじゃろうの」
ロ「ほほう……」
ベ「あんた、斬りがいがありそうとか思ってるでしょ」
ロ「ああ、いい修行になりそうだ」
マ「とはいえ、聖隷の元々の力にも大きく左右されるじゃろうし、聖主であるカノヌシの神衣よりは格がさがるじゃろうがの」
マ「技術の進歩ですら埋められん圧倒的な自力の差じゃよ」
ロ「なんだつまらん。てっきりカノヌシの神衣よりも強いかと思った」
ラ「カノヌシの神衣級の人が沢山いる世界なんてやだよ……」
エ「はい。考えただけでゾッとします」
ベ「関係ない。あたしの邪魔をするなら喰らうだけよ」
ロ「そうだな。片っ端から斬り捨てるまでだ」
マ「おぬしらは単純でええのー……」
ラ「アイゼン。やっぱり未来では神衣は悪いものじゃなくなるかもしれないよ」
ラ「あの人たちならきっとやり遂げると思う」
ア「そうかもしれないな……」
ロ「つまりは将来的にはアイゼンやライフィセットも誰かと神衣する可能性があるってことか」
ラ「えっ!?」
ベ「!?」
マ「そうかもしれんの。坊の場合は契約者であるエレノアあたりとになるかの?」
ベ「っ!」
エ「わ、私ですか!? 確かに神衣がライフィセットにとって危険なものでなくなるのなら……」
マ「うんうん。坊と一つになりたいかや?」
エ「その言い方はやめてください!」
ベ(…………ススッ)
エ「ベルベット。なぜライフィセットを私から引き離すのですか?」
ベ「別に」
ロ「アイゼンはどうだ?」
ア「俺は自分の体を誰かに任せるつもりはない。自分の舵は自分で取る」
ロ「そうか、残念だな。お前が誰かと神衣すれば相当な強さになると思ったんだが」
マ「では……お主の妹はどうかのう?」
ア「!!」
マ「そうじゃのう……先ほどの神衣の条件。双方の信頼関係を築いた条件として"聖隷の真名を知っている事"という条件を加えてみるのはどうかや?」
マ「想像してみい。お主の妹が人間に自分の真名を教えて身も心も任せて神衣を――」
ア「てめぇ、マギルゥ! 妹がどこぞの馬の骨みたいな男に真名を教えたっていうのか! どいつだ!? 今すぐつれて来い!」
ラ「お、落ち着いてよアイゼン。男なんて言ってないしマギルゥの想像だよ」
マ「想像ですめばいいがのう? 前も言ったが一番大切な人がおぬしとは限らんぞ?」
ア「ぐっ!!」
ロ「今までのアイゼンの話を聞く限り、その妹とは家族としてのつながりを持っているんだろう?」
ロ「なら恋人ができていてもまったく不自然じゃないな」
マ「お兄ちゃん。ワタシ、この人に真名を奉げて身も心も一つになっちゃった♡ とかの。妹の幸せを祝福してやるのも兄の務めじゃぞ?」
ア「ぐぐ……ふざけるな! 妹に手を出すクソ野郎を殺すのが兄の役目だ!」
ラ「二人とももうやめなよ! なんで神衣の話がそんな話になっちゃってるの! ベルベットとエレノアも止めて――」
エ「そもそも貴女はライフィセットは誰のものでもないと言っておきながら自分のものだと勘違いしているように思えます」
ベ「あたしがいつフィーを自分のもの扱いしたって言うのよ?」
エ「私とライフィセットが話しているとかなりの確立で割り込んできます」
ベ「フィーが頭の固い対魔士様に影響されないようにしてるのよ」
エ「そこが過保護だと言ってるんです」
マ「過保護と言うより坊を取られてヤキモチ焼いてるように思えるがの」
エ「そうなのですか?」
ベ「言っとくけど。愛称で呼んでるあたしの方が仲がいいから」
エ「いえ、私は仲の良さを競いたい訳では――
マ「エレノアは坊の真名を知っとるがのー。契約者の特権じゃな特権」
ベ「く……それで勝ったつもり!」
エ「いえ、ですから競っている訳ではなくですね。少し過保護ではないかと――」
ア「おいマギルゥ! 俺との話がまだ終わってねぇぞ」
マ「お主の妹は千年後くらいに男と出合って旅に出て神衣する。もうこれでいいじゃろ」
ア「そんな適当に済ますんじゃねぇ!」
ベ「言っとくけど、フィーはあたしの作るキッシュとプディングが好きなのよ」
エ「はい。ベルベットの作るおやつは私も好きですよ」
ベ「勝者の余裕のつもり?」
エ「私は何とも戦ってないと想うのですが……」
ロ「ううむ。収拾がつかなくなってきたな。どうするライフィセット?」
ラ「ベルベットがヤキモチ焼いてくれる……えへへ」
ラ「僕、神衣するならベルベットがいいな……」
ラ「でもそれには真名を教えるから……でもそれじゃ告白……だけどベルベットになら……」
ロ「おい。ライフィセット? おーい」
ロ「はぁ、なんだが全員マギルゥに引っ掻き回されただけの気がするな」
ロ「よし。収まるまで素振りでもしてくるか」