拙い文だとは思いますがよろしくお願いします。
お楽しみいただければ幸いです!
何気ない夕食後のひと時に事件は起こった。
いつものように双子の妹ルビィと共にスクールアイドル雑誌を読んでいた僕、黒澤サファイアに言葉の爆弾が投げ込まれた。
「サファイアお前、浦の星女に行く気はないか?」
それは明日の予定でも聞くような軽いノリで。
「は?」
気の抜けた声が口から漏れた。
ちなみにこの場には僕、ルビィそして父様しかいない。
「なんだ聞こえなかったか? 浦の星に行かないか?」
聞き間違いではないらしい。なら残る可能性は……
「もしかして父様、僕の性別まだ間違ってる?」
「そのことまだ気にしてたのか。今回は真面目な話だ。男だからこの話をしたとうべきか……」
中学二年のころにダイヤ暴走コスプレ事件という事件が我が家で起きて以来家族そろって僕を女の子扱いしていじって来たりすることがよくあるので今回もそれだと決めつけていたのだが、どうやら真面目に女子高に通わせたいらしい。
「…………」
「本当に真面目な話だ。今から話すことは、誰にも誰にも言うなよ。実は―――。」
父様の話を要約すると、浦の星女学院には現在共学にしようという話があるらしい。
正式決定は2年後の予定だが、テスト生を入学させて様子を見たいという意見が多いらしく今そのテスト生を探しているところらしい。しかし誰も引き受けてくれないらしい。
「話は理解できたけどさすがにちょっとな」
「その話ほんと?」
僕の言葉遮ったのはルビィだった。そういえばテーブル下にいるの忘れてた。
「お兄ちゃん浦の星に入学できるのっ?」
なぜか嬉しそうに父様に確認をとるルビィ。
「ルビィ残念だけど僕は浦の星には入らないよ」
ルビィには悪いがこればかりは受けられない。
「えっ?」
さっきまでの笑顔は消え去り、今にも泣きだしそうになってしまった。
「お兄ちゃんはルビィと一緒の高校は嫌なの?」
「いや……それはーその」
特に悪いことをしてるわけじゃないけどなにこの罪悪感。
じりじりと居心地の悪い感じが場を支配していくような気がする。助けを求めて視線をさまよわせると、父様と目があった。
しかし野望達成目前の悪役のように凶悪笑みを浮かべるだけで助ける気はなさそうだ。まあ当然か……。
ついに罪悪感に耐え兼ね僕は、父様に告げた。
「分かった浦の星行くよ」
「そうかそうか行ってくれるか!! 早速連絡をしてこよう」
無駄にさわやかな笑みを浮かべて足早に退室していった。僕もそれに続こうと歩き出したたところに服の裾をつかまれた。
「お兄ちゃんわがまま言ってごめんなさい」
「あくまで僕が決めたことだからルビィが謝ることないさ」
僕は思っていた以上に妹によわいらしい。もう姉さんをからかえないな。