Aqoursと蒼玉の物語(編集中)   作:すいーと

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この物語まだアニメ2話までしか進んでない事実。
息抜き回は今回で終了。次回はきちんと動きます。


放課後のカフェ

 授業が終わり、放課後が来た。

僕はべつに勉強が苦手なわけではため放課後になっただけでは大げさに感情を表に出したりしないが、今日はマイナスの意味で感情が垂れ流されていた。

 

「はぁー。もう放課後か」

 

 幸せが根こそぎ出ていくほどのため息く。 そして財布の中身をちらりと確認する。青色の長財布には今月分お小遣い1万円札が1枚はいっているだけ。これが全部消えるとはさすがに思ってないが、花丸ちゃんの大食いは正直怖い。彼女が満腹だと言ってる姿を見たことがないからだ。それに食べ物を常に持ち歩いているということからも食欲旺盛なことがわかるだろう。

 

「お兄ちゃん。ほら起きて」

 

 花丸ちゃんの食欲に憂鬱になっていると、そこに帰る準備を終えたであろうルビィが声をかけてきた。普段なら笑顔で反応を返すとこだが、今日は不機嫌が引っ込まないまま返事をを返す。自分が悪いのがわかっていても納得できないことがある。今の僕はまさにそれだ。

 

「わかってるよ」

 

 自分に向けたのかルビィに向けたのかそう返事をしていた。さよなら僕の今月のお小遣い。1万円札に心の中で別れを告げて沼津行きのバスへと向かう。

 

 僕、ルビィ、花丸ちゃんの三人は予定通り沼津へとやってきた。

内浦とは比べものにならないほどの人の数に圧倒される。この時間はほかの学生も放課後ライフを満喫するためあるいは帰宅するために駅周辺に集まる。休日ほどでないのがせめてもの救いだ。

 

「じゃあ早速いくずらー」

 

「おー」

 

 花丸ちゃんの元気のいい号令にルビィがノリノリで返す。普段からこれくらい明るくしていれば友達が増えるだろうに……。

今回は花丸ちゃんおすすめのカフェに行く予定で、僕は何も知らない。なので黙って後ろをついていく。

 花丸ちゃんの案内でやってきたのは駅から徒歩5分ほどのところにある駅近のカフェらしい。店内は思ったより広く、席も多い。僕たちと同じように学校帰りの学生でかなりにぎわっている。ノートを広げて何やら

勉強会のようなことをいていたり、ドリンクバーのあたりで女子の集団が騒いでいる。まるでファミレスのような雰囲気だ。

 

「ねぇ花丸ちゃんここってさどう見てもさカフェじゃないよね?」

 

「えっ? でもここはケーキがおいしいって話を聞いたずら」

 

「ルビィも放課後ここで過ごす人が多いって聞いたよ」

 

この二人はどうして立ち聞きの情報を鵜呑みにしてしまうのだろうか。変な男に壺とか買わされないか二人の事が心配だよ。でもよく考えたらカフェより、ファミレスの方が安上がりでいいんじゃないか。

 

「まあは入っちゃったものはしかたないし、ここにしようか」

 

僕の考えなど全く読めていない二人は頷く。そのまま空いている席を見つけて3人仲良く座る。ちなみにルビィは僕の隣だ。席に着いた二人はメニュー表を食い入るように見つめ、何を食べようかと悩んでいる。ここのファミレスはデザート種類が多く確かに悩むのも無理はない。

 

「「これにするっ(ずら)」」

 

 

 二人がメニューを決め、ボタンを押す。呼び出し音が鳴りしばらくして店員が来る。3人分の注文を済ませる。

二人は一つのパフェをシェアしながら食べるようだ。

 店員が慣れた手つきで伝票を筒を斜めに切ったような透明なやつ(名前がわからない)に入れ、立ち去る。

「じゃあドリンクバー行くか」

 

「ルビィは荷物見てるからオレンジジュースお願い」

 

「どりんくばー?」

 

僕の発言に花丸ちゃんが首をかしげる。ほんとにこの子の将来が心配。

 

「ええとね。口で説明するより実際に見た方が早いから行こうか」

 

ドリンクバーの説明を口でするって意外に難易度高いよな。

 ドリンクバーは放課後すぐに来た人たちのラッシュが終わっていたのか人がいない。これなら楽に説明できそうだな。

 

「まずここにあるグラスをとる。適当に氷を入れて、この機械の下にグラスをセットしてボタンを長押しする」

 

ボタンを押すことで機械が音を立てながらグラスにオレンジジュースが注ぐ。

 

「こぼれる前にボタンから手を放す。これがドリンクバーだよ」

 

「み、未来ずらー」

 

「じゃあやってごらん」

 

 説明を終えた僕は自分の分を作るためにグラスを取り、花丸ちゃんの2つ隣の機械に、グラスをセットして、溢れないようにじっとグラスを見張る。これがいけなかった。

目を輝かせる花丸ちゃんはとても楽しそうにいろいろなボタンに触れてしまったらしくなんとも言えない不気味な色の液体が完成した。もちろん捨てて新しいのを入れなおさせたよ。

席に戻るとすでに注文していた品がそろっていた。

 

「二人ともそれ食べきれるの?」

 

「「大丈夫」」

 

 僕はチョコレートケーキを頼み二人は春限定のパフェを頼んだのだがその量が半端なく多い。

具体的な大きさはわからないが、花丸ちゃんの顔が8割ぐらい隠れてしまうぐらいでかい。たぶんだがカップルが二人でいちゃつきながら食べるためにあるのだろう。どこの誰がこんな考えたのやら。

解決しない疑問を考えながらチョコレートケーキを食べる。少し苦くでも基本甘いそんな味を堪能しながら持ってきたコーヒーをすする。目を閉じて味わっていると、横から声がかかった。見るとスプーンにピンク色のアイスを乗せこちらに突き出してくるルビィの姿。

 

「ルビィ? 何してんの?」

 

「ええと、その。はいあーん」

 

「ああ、うん。あーん」

 

 少し自信無さげに近づけてくるスプーンを口でキャッチする。なぜか一瞬寒気が……。そして足にも痛みが走った気がする。さらに花丸ちゃんの食べるスピードが早くなった気も……。

 

「サファイア君の鈍感ずらっ」

 

小声で何か言ったみたいだが皿の割れる音にかき消されてしまった。

 

「花丸ちゃん何か言った?」

 

「なんでもないすら」

 

 突然爆発した食欲は収まらず。追加注文。

 会計で5千円がむなしくも飛んで行ってしまった。花丸ちゃん恐るべし。

 

 その日の夜。風呂から上がって部屋に戻るとスマホに通知が来ている。通知は一件。千歌先輩。

 

『サファイア君は恋したことある?』

 

今日はずいぶんこういう質問が来るなぁ。もしかしてモテ期? ふざけた思考を引きはがし、返信を送る。

 

『ないですけどどうしたんですか?』

 

汗を垂らした犬のスタンプとともにメッセージが飛んでくる。

 

『歌詞を作らないといけないくてその参考に聞きたかっただけ』

 

『歌詞作りがんばください』

 

返信するとベッドにそのまま倒れこむ。今日は朝からいろいろあって疲れていた見たいですぐに眠りについた。

寝た後に携帯が再び鳴るそのことに気づかなまま眠りについた。

 

『私スクールアイドルやってみることにしたわ』

 

ここからさらに深くスクールアイドルに深く関わっていくことになることをまだ予想もしていなかった。

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