アルスDQと愉快な俺ガイル勢たち!   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです。今回はあのお話の続きです。アンチ要素・ホラー?要素ありますのでよろしくです。よかったらどうぞ。

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追記:流石に長すぎたので一部を訂正しました。大変申し訳ございませんでした。




『彼女』が来タ

ここはとある国の極秘機関

 

今、ここでは警告音が鳴り響いていた。

 

『緊急事態発生!緊急事態発生!』

 

「こ、こんなことが起きるなんて…!」

 

「どうした!何が起こっている!」

 

「し、司令!」

 

「状況を説明しろ!パターンは青か赤か!?」

 

「い、いえ!違います!」

 

「だとすればなんだ!」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パターン…白です…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は…、はぁ!?し、白…だと!?」

 

「そんなの嘘に…「映像出ます!」…そんなまさか…本当に白だと…」

 

『パターン白』

 

それはもっとも高い危険度を表す色。

 

意味することは『世界、地球滅亡の危機』

 

そう聞いた他の職員は誰もが嘘だと思ったが、映像が出た後にはそれが嘘ではないことを理解してしまった。

 

ある者は逃げ出し、ある者は気絶、ある者は精神が幼くなり、ある者は泣き出す。

 

周りがパニックになるなか司令官は恐怖しながら考えた。

 

原因は調べてみないとわからないが時間があまりにも足りない。司令官は動ける者を集めて至急各国に連絡を取り、こう呼び掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『彼女』が来た…と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の名は葉山隼人、今日はよく眠れた。

 

先日、俺の計画に邪魔になる『彼ら』を『この世界』から『別の世界』へと消した。

 

もし、例え戻ろうとしても、戻らないように呪いもかけておいたから安心だ。

 

 

これで俺を邪魔する者はいない!

 

そして俺は雪乃ちゃんと…!

 

 

そんなことを思いながらいつもどおり目覚め、朝食を食べて学校に向かう準備をする。

 

「いってきます」

 

「「いってらっしゃい」」

 

そう、いつもどおり挨拶をして玄関を出た。

 

俺はこれが家族との最後の会話になるとは知らずに…

 

・・・・・・

 

「あ、少しいいかな?」

 

俺が玄関を出て少しすると、1人の女性が話しかけてきた。アホ毛が生えていて、年齢は20歳ぐらい…大学生か社会人に見えた。

 

「あ、はい。どうかされましたか?」

 

「少し、人を探して知らないかなと思ってね♪」

 

「は、はぁ…」

 

「兄妹なんだけど…1人は君と同じ年齢の同じ高校の2年生で私と同じようにアホ毛が生えてるんだ。もう1人は中学3年生で、八重歯がある子。あ、もちろんこの子にもアホ毛はあるよ!」

 

…っ!それが当てはまるのはあの2人しかいない!まさか、この女性、彼らの知り合いか?

 

いや、しかし…まだ1日も経ってないからバレるにしても早すぎる!

 

ここは無難にやり過ごすしかないな…

 

「さ、さあ…俺にはわからないですね。交番とかで聞いた方が良いと思いますよ」

 

「そう?」

 

「はい、なんなら交番までご案内しましょうか?」

 

なんとかやり過ごせそうだな。

 

「それはいいや。あ、あと1つ質問してもいいかな?」

 

「?」

 

「もし君に目的があって、それを邪魔する者がいたらどうする?」

 

「え…」

 

なんだこの質問…

 

まるで…

 

「①無視する」

 

「②殺す」

 

「あの、質問の意図がわからないんですが…」

 

「そして…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「③昨日、君が『比企谷八幡』と『比企谷小町』にやったように『この世界』から『別の世界』へと送り、さらに帰ってこれないように呪いを刻む?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!」

 

俺は瞬時に避けた!

 

その瞬間、俺が元いた場所は跡形もなくなくなっていった。

 

なんだこれは!?なんだ!なんなんだ!?

 

「あらあら、避けちゃったか…避けないほうが一瞬で事が済んだのに…。あ、でもすぐに終わっちゃったらつまらないか♪」

 

それをやった『女性』は少し上からそう話した。文字通り、上からだ。

 

『女性』は浮いていたのだ、空中に。

 

「いきなり何をする!!」

 

「何って?君の『罪』を裁きにだよ?」

 

「俺の罪だと…?」

 

「あーダメだね。まるで自覚してないわ。しっかり、誠心誠意謝ればまだ間に合ったのにね。なら、自覚してもらうためにこうしちゃうか…ほい!」

 

そう言ったあと、俺の視界は白く染まり…おさまったと思い目を開けた。

 

そこには…何もなかった。

 

「え…」

 

辺り一面、家も道路も人も…

 

全てなく、更地へと変貌していた。

 

「こ、これは…なんだ、何をしたんだ!?」

 

「ん?何って君の住んでいた所『千葉県』この世から跡形もなく消滅させただけだけど?」

 

「消滅…!?そんな馬鹿なことができるはずが…!『緊急速報です!たった今、千葉が…千葉県が突如として消失しました!信じれないかと思いますが事実です!たった今…』嘘…だろ?」

 

なんなんだ!なんなんだ!

 

彼らは特別何かしたわけではないのに何故こんな目に遭わなければならない!

 

いつもと同じように過ごす日だったろうに!

 

「なぜだ!なぜこんなことをした!彼らには何の罪もないだろう!?」

 

「へぇ…面白いこと言うね♪」

 

「何が面白いことだ!」

 

「だって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の罪がない、私の子供たちを『この世界』から追い出した張本人なのに…ね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は空いた口が塞がらなかった。

 

俺が、比企谷たちをやったせいで千葉県民は消滅した…?

 

俺のせい、なのか?

 

俺のせい…

 

オレのせい…

 

オレノセイ…

 

だが、だとしてもこれはやりすぎだ!

 

なんなんだ!?なんなんだよ!?

 

「っ!だとしても彼らは関係ないだろう!」

 

「君がこんなことをしでかしたから連帯責任だね♪」

 

連帯責任だと!?俺がやった2人に対して千葉は約628万人だぞ!つり合ってたまるか!

 

「ふざけるな!」

 

『彼女』は俺がそういうと少し考えた。

 

そして、こう言ったのだ。

 

「あ、でもつり合ってなかったごめん、ごめん!」

 

「じゃあこの世界、宇宙を消しちゃうね♪」

 

「」

 

「この宇宙の全人口を消しても八幡とは全然つり合わないしね」

 

「」

 

「それに…八幡がいない世界なんて存在している意味なんてないから…」

 

「」

 

「でもその前に、君だけは…」

 

『彼女』は焦点の合っていない目をこちらに向けて、こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          『 ユ  ル  サ  ナ  イ 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、俺の意識は途切れた…

 


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