アルスDQと愉快な俺ガイル勢たち!   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回はハイスクールDxDとのクロスです!
アンチ要素がありますのでよろしくです!
ではではどうぞー!


我と一緒に…

真夜中の公園のベンチで俺は頭を抱えながら1人座っている。

 

「俺が…俺1人だけが悪かったのか…」

 

「俺だけが…」

 

そう何度も呟く。

 

こうなった原因は修学旅行での出来事だ。

 

奉仕部に持ち込まれた2つの依頼。

 

『告白したい』『告白されたくない』

 

そんな相反する依頼が俺が所属する奉仕部に来た。

 

しかも、片方の依頼は依頼されたのか定かではなかった。しかし、修学旅行の合間で俺は依頼だと確信した。

 

この依頼を解決することは不可能。しかし、すでに受けてしまい取り消しは困難であった。

 

さらに別のやつからも念押しされ…

 

その結果、俺が選んだ方法とは…

 

 

『ずっと前から好きでした!俺と付き合ってください!』

 

 

嘘告白。

 

こうすることで告白したいやつは自分が今振られることはないし、されたくない人はされずに済む。そう、誰も傷つかない方法だ。

 

結果、解決はできなかったが解消はできた。

 

奉仕部に所属する他の2人には俺に任せると言っていたのだから問題はない。怒られてはしまうのかもしれないがそれでも理解してくれるはずだった。

 

しかし…

 

 

『あなたのやり方嫌いだわ。』

 

『人の気持ち考えてよ!』

 

 

返って来たのは拒絶の言葉。

 

たしかに俺が何も言わなかったのは悪かったかもしれない。それでも任せると言ったのは誰だ?

 

俺か?いいや?お前らだろ?

 

さらに追い討ちをかけるかの部室での言葉…

 

 

『あんな男、来なくても結構よ…』

 

『だよね…なんか空気重いもん…』

 

 

なんだ本物だと思っていたのは俺だけなのか?

 

お前たちにとっては俺はそんなすぐに捨てれる物だったのか…?

 

さらに家族にもそのことが知られた俺は家を追い出されたのだ。

 

 

『お前なんかでてけ!』

 

『見損なったよゴミいちゃん…そんなことするなんて…』

 

 

父親と妹にはそう言われてな。

 

ちなみに母親はまだまだ仕事で家にいなかった。母親も俺を拒絶するのだろうか…?

 

そうしてフラフラと歩くままに公園まで来たのであった。

 

「はぁ…やっぱり俺はこの世界に必要ない存在なのか?」

 

そう呟いた、そのとき強風が一瞬吹き目を閉じた。

 

そして次に目を開けるとそこには…

 

「八幡。」

 

そこには少女がいた。

 

いや、少女というか幼女がいた。

 

黒いゴスロリのような服を着た幼女が…

 

「八幡、どうかした?」

 

「オーフィス…」

 

彼女の名は《オーフィス》

 

俺が信頼できるただ一人の人だった。

 

・・・・・・・・・・・・

 

オーフィスの出会いは俺が小学生の頃、友達もいなく1人で公園で本を読んでいるときだった。

 

『へぇ…、そうなんだ…』

 

『なるほど、なるほど…』

 

『何、読んでる?』

 

『いや、これは…ってきみはだれ!?』

 

『我、オーフィス、無限の龍神。』

 

『オーフィス…?』

 

『おまえは?』

 

『ぼ、ぼく?ぼくはひきがやはちまん。はちまんだよ!こうやってかくんだ!』

 

『はちまん…、八幡。』

 

『そうだよ!ところでオーフィスはどうしたの?』

 

『我、それ興味ある。』

 

『これってほんのこと?』

 

『そう。』

 

『なら、オーフィスもいっしょによもう!』

 

『…』コクン

 

それから俺とオーフィスは俺の母親が迎えに来るまで一緒に読んでいた。

 

『八幡ー、そろそろご飯になるわよー。』

 

『うん、わかった!じゃあ、またねオーフィス!ってあれ?オーフィス…?』

 

『八幡、どうしたの?』

 

『ううん、何でもないよ…』

 

いつのまにかオーフィスはいなくなったおり、そのときは俺の気のせいだと思っていた。

 

しかし、俺以外の家族が旅行に行っていたときに…

 

『きょうから一週間ひまだな…』

 

『なにしてすごそうかな?』

 

コンコン

 

『?なんだまどからか?』

 

コンコン

 

俺がカーテンを開けてみると…

 

『お、オーフィス!?』

 

『我、来た。』

 

『ちょっとまってて!すぐ開けるから!』

 

『ん。』

 

ガラガラ

 

『ふぅ…、で?いきなりどうしたのオーフィス?』

 

『我、八幡と遊びたい。』

 

『え?』

 

『だめ?』

 

『だめじゃない!じゃあ、俺のへやに行こう!』

 

『わかった。』

 

そうして家族が帰ってくるまで俺はオーフィスと一緒にいた。

 

その後も俺が1人でいるときや何かで落ち込んでいるときに必ずオーフィスは現れた。

 

それが何度も何度も一緒に過ごすうちにこの世界でただ唯一信頼できる人になっていった。

 

何者かはわからないけど安心できた。

 

ただそれだけ俺にとっては十分すぎるほどだった。

 

そんなオーフィスは再び俺の前に現れた。

 

「オーフィスか…」

 

「八幡、久しい。八幡、泣いてる?」

 

「え…?」

 

俺は携帯で顔を照らしてみると泣いていた。

 

「八幡、どうかした?」

 

「な、なんでもない…」

 

そう言うとオーフィスは俺に近づき、俺の頭に小さい手を乗せた。そして数秒目を閉じた。

 

「オーフィス…?」

 

「…理解した。」

 

「理解した?な、何を…」

 

「修学旅行。」

 

「!?」

 

「依頼、相反、拒絶。」

 

「な、なんで…」

 

まさか今ので俺の記憶を?

しかし、オーフィスに知られてしまった…

 

オーフィスも俺を拒絶するのか…?

あの奉仕部の2人みたいに…

 

「八幡。」

 

「………」

 

「八幡、頑張った。」

 

「え?」

 

「我、あんなことはできない。」

 

「オーフィス…」

 

「八幡、悪くない。やりきった。」

 

「だから、我、ほめる。」ナデナデ

 

「あ……」

 

ポタポタ

 

 

オーフィスは俺を拒絶しないでくれた…

 

俺のことを認めてくれた…

 

俺は…俺は…

 

 

それからしばらくの間、俺は泣き続けた。

オーフィスに撫でられながら…

 

「みっともない姿見せて悪かったなオーフィス。」

 

「別に、いい。」

 

「でも…この世界にはオーフィスしか俺を認めてくれるやつはいないんだな…」

 

自虚てきにそういうととんでもないことをオーフィスが提案してきた。

 

「だったら我の世界、来る?」

 

「オーフィスの世界?」

 

「我、ここの世界の者ではない。」

 

「別の世界から来た。」

 

別の世界から、か。

 

まあ、普通に飛んだり、どこからかお菓子出したりしたたもんな。それにお菓子に書いてある文字はどれも見たことがない字だったしな。

 

「そこなら、きっと、八幡が認められる。」

 

「でも、迷惑じゃ…」

 

「我、そんなこと思ってない。」

 

「だって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「八幡、我の友だから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、俺だけじゃなかったんだ…

 

オーフィスも俺のことを友と思ってくれていたんだ…。

 

こんなに嬉しいことはない。

 

 

そうしてオーフィスの力により空に開けられた空間に俺とオーフィスは消えていった。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「…っとここにいたのかオーフィス!みんな心配したんだぞ!ってそいつは…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我の友!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、オーフィスはみんなには言っていないことがある。

 

 

オーフィスは見ていない。

 

オーフィスと八幡が開けられた空間に入る直前、そこから飛び出して来た者がいることを。

 

それは女性だった

 

八幡と同じアホ毛を持ち、若々しい肉体

 

纏う力はオーフィスやグレートレッドを軽く凌駕し、あの666でさえ敵わないほど

 

そして人間であった

 

 

オーフィスは聞いていない。

 

それはオーフィスに目を向けると

 

『この世界の八幡をよろしくね、オーフィスちゃん!』

 

『私はこの世界で八幡に手を出した者たちにお仕置きしてくるから!』

 

『じゃあね、八幡!』

 

そう言ったことを。

 

 

「どうかしたか、オーフィス?」

 

「ん、なんでもない。」

 

オーフィスはそれを頭の奥の奥のまた奥、そして底に記憶を厳重に封印すると、自らの日常へと戻っていった。

 

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