君の名を忘れない(凍結)   作:凛々♪

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さて、第1話です!
いや~この小説を形にするまで2週間かかった……
なんにせよどうぞ見てください!



追記.内容の一部を変更しました。


再会

 

――――ずっと何かを誰かを探している

そう思い始めたのは5年前のあの日からだった…

高校2年の夏―――いや、あの頃は今と同じ秋だった気がする。

司と奥寺先輩と一緒に糸守まで旅行にいった。

歩き回った後に、あるラーメン屋に入りその後の記憶がぼやけていた。

その後1人でとある山に登り、翌日東京に戻った。

俺がなんであそこにいたのかはもう覚えてない……

 

だけどこのときからずっと、何か大切なものを失っていた気がして、

そんな喪失感と長い間一緒に生きていた気がする。

 

先日、何とか手にした就職先で俺は今働いている……

揺れる車から振り落とされないような必死さで、毎日を過ごしている。

でも、会社で働いている今もいつもと同じ心の穴を、埋めてくれる何かを、誰かを探して、いつもと同じ様に車窓から外を眺める、いつもと変わらない一日。

 

眺めた車窓から、並走する電車に『彼女』を見つけた、その一瞬前までは。

 

ほんの1メートルほど先にいる彼女と視線が交わる。

それはほんの一瞬だった。一秒、いや、きっとそれにも満たない短い時間。

それでも、ずっと探していたから、

ずっと、ずっとずっと求めていたから。

だからすぐに分かった。

もうすこしだけ、一緒にいたかった。

もうすこしだけでも、一緒にいたい。

大事な人。忘れちゃダメな人。忘れたくなかった人。

一一一気がつくと、走っていた。

停車した電車から駆け出し、街を走り出した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――ずっと何かを誰かを探している

そういう気持ちに取り憑かれたのは多分あの日から......

あの日、星が降った日……

町長であるお父さんを説得して緊急の避難訓練をしてもらった後、彗星が落ちた…

糸守は無くなったけど住んでいた人はほぼ全員無事だった...

でも、私がなんで彗星が落ちると分かったのか今では覚えてない……

 

その時からなんでかは分からないけど

ずっと、何かを失った気がして、

そんな消失感と長い間一緒に生きていた気がする。

 

眺めた車窓から、並走する電車に『彼』を見つけた、その一瞬前までは。

 

 

電車の車窓の少し先にいる彼と視線が合う……

それはほんの一瞬だった。一秒、いや、きっとそれにも満たない短い時間。

だけどそれでも、ずっと探していたから、

ずっと、ずっとずっと求めていたから。

私は彼が探していた人だとすぐに分かった……

もうすこしだけ、一緒にいたかった。

もうすこしだけでも、一緒にいたい。

大事な人。忘れちゃダメな人。忘れたくなかった人。

一一一気がつくと、走っていた。

停車した電車から駆け出し、街を走り出した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---俺はいま街を走っている

彼女の姿を探している……

 

 

俺たちはかつて出逢ったことがある。

いつ逢ったかは覚えていない、いやこの感じも気のせいかもしれない……

だけどそれでも、俺は彼女と一緒にいたかったのだ。

なんで彼女を探しているのか……

その答えも、たぶん知っている。

覚えていなくても俺のからだが覚えている。

 

 

 

 

 

私は、細い路地を曲がる

そこですとんと道が切れていた。

階段があった。そこまで歩き、見下ろすと彼がいる。

私は、彼の顔を見た瞬間全てを思い出した。

 

 

 

 

 

 

俺は、彼女の顔を見た瞬間今までの事を思い出した。

彼女になって過ごしたこと。

妹とお婆ちゃんと口噛み酒を御供えしに行ったこと。

テッシー達と一緒に糸守を救おうとしたこと。

彼女との思い出が、彼女での思い出が、脳を突き上げるかの如く駆け巡る。

----なんで忘れてたんだ、彼女のことを……

 

 

 

 

 

 

----思い出せた、彼のことを!

彼になって過ごしたこと。

憧れだった東京で過ごしたこと。

奥寺先輩とデートの約束をしたこと。

彼の友達と一緒に人生初のカフェに行ったこと。

彼との思い出が、彼での思い出が、脳のキャパシティを超えて、超えた分が涙となって零れ落ちる。

 

 

 

 

 

 

「み、つは」

「たき、くん」

私の声は裏返っていたし。瀧くんの声は震えていた。だけどそこには確かな喜びがあって。

「やっとっ、会えっ」

「見つ、けた」

やっと逢えた。やっと出逢えた。

このままじゃ泣き出しそうだった。だけどそう思ったときにはもうすでに自分が泣いていることに気づく。

 

 

 

 

 

三葉の涙を見て、俺は笑ってしまう。すると俺が笑ったのを見たのか三葉も泣きながら笑う。

桜が咲き始めた春の空気を、吸い込む。

 

そして俺たち、私たちは同時に口を開く。

 

いっせーのーでとタイミングをとりあう子供みたいに、俺たち、私たちは声をそろえる。

 

 

「「君の名前は」」




誤字脱字や文がおかしかったらどうぞ教えてください!

……2回目の「君の名は。」良かった……
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