ビーチウォーズ2016!〜夏を、君と一緒に〜 作:超天元突破メガネ
最近やっとLV60になった超天元突破メガネです。
今回は今夏行われた、期間限定緊急をお送りいたします。
趣味と勢いだけで作られた駄文ですが、どうぞお楽しみください。
AP241:7/31 9:15
アークスシップ:ショップエリア
朝のショップエリアは、静かなものだ。
特にこの時間は、ちょうど人の往来が少なく、ショップエリアには珍しい、ゆったりとした雰囲気になっていた。
「ぐう、、、すう、、、」
そして、ショップエリアの端、巨大ウインドウの側にある休憩所。
滅多に人が来ないのをいい事に、ソファの上でアメリアスが眠っていた。
「すう、、、ふぁああ、、、」
狭いスペースで、ころんと、器用に寝返りをうつ。
外から見ても綺麗に死角になる体勢。今まで一度もばれた事のない、とっておきのスポットだったのだが、、、
「センパイ!、、、って、寝てる、、、」
、、、後輩のアークス、イオが、息を切らして駆け込んできた。
「あーもう。起きろー!!」
服の腰マントをつかんで引っ張ると、アメリアスの体がソファから綺麗に落下した。
「うわっ!!、、、え?イオ?」
「何こんなところで寝てんのさ、、、」
うつ伏せでこちらを見上げるアメリアスに、イオは呆れ顔で答える。
「さっき東京で暴れてたギドラン吹っ飛ばしてきたら、急に眠くなって、、、眠気って恐ろしいよね」
「ギドランを1人で吹っ飛ばすセンパイが恐ろしいよ、、、そんな事より、シエラさんから連絡来てるぞ」
「シエラから?」
「センパイに連絡しても出ないから、おれから伝えてくれって。頼みたい事があるってさ。はい、任務概要」
イオから渡された任務概要に目を通す。
「ふむふむ、、、え?ドユコト??」
「書いてある通り。ほら、行くぞ」
イオはアメリアスの腕を掴んで、歩き出す。
「、、、いやいやだから!!どーゆーことなのコレ!」
ショップエリアに、少女の声が響いた。
AP241:7/31 10:00
惑星ウォパル:海岸エリア
惑星ウォパルと言えば、美しい海が有名だ。
夏場の休暇中に、バカンスで来るアークスも多いという。
その一角で、2人のデューマンの少女が歩いていた。
「ビーチの見回りって、、、」
呆れ顔で呟くアメリアス。
「センパイは知らないだろうけど、ここ2年連続で、ダーカーと海王種の大量発生が起こってるんだ。それで、アークスが見回りすることになったらしい。」
喋りながらも、イオの視線はしっかり周りをチェックしている。
アメリアスはため息を吐いて、
「まあそれはごもっともだけど、、、イオ、その格好は、、、」
イオは今、競泳用の水着に上着を着た状態。
、、、バリバリの海仕様だった。
「あ、あんまり見ないでくれよ、、、というか、センパイこそ水着じゃないのか?」
「、、、持ってないし、私泳げない。」
「え、、、、、、」
意外な事実に、イオは目を丸くする。
「もうね、経験がなさ過ぎて、、、初めて海見たのなんて、アークスになってからだから、、、」
アメリアスはそう言いながら、首筋、、、ヒューマンと同じ、血の気のある肌を撫でる。
(、、、そうか、センパイは、、、)
イオは、その肌の理由を知っていた。
「虚空機関」が行っていたという、遺伝子的アプローチによる、種族変化実験の被験体、、、端的に言えば、現アークス司令補佐、テオドールのプロトタイプ、、、それが彼女。
任務後にやたら寝ているのも、その後遺症だと聞いている。
「、、、、、、」
「イオ?」
「あ、いや、なんでもない!ほら見回り!」
その後1時間程かけて、二人はビーチの周りを一周した。
「とりあえず一周したけど、、、」
「あと1時間くらいで、交代のアークスが来るはずだから、、、人が多い所を見ておこう、センパイ」
「はーい。誰か溺れてなきゃいいけど」
駆け出すイオ。アメリアスもあとに続く。
すると不意に、アメリアスの足に何かがぶつかった。
「?」
足元を見ても、何かいるわけでもない。
「センパイ?」
急に立ち止まったアメリアスに、イオが声をかける。
「イオ、バレットボウ準備して」
そう答えて、アメリアスは右足を大きく振り上げる。
「センパイ!?」
「とりゃっ!!」
アメリアスが何もない所を蹴り飛ばすと、丸い身体をした海王種が飛び出してきた!!
「セグレズン!?どうしてここに!」
「とりあえず、、、とりゃっ!!」
ジェットブーツを装備し、セグレズンを吹っ飛ばすアメリアス。
「クソッ、、、センパイ!このビーチに、大量の海王種が接近してる!」
「アアアアメリアスさん!聞こえますか!?」
アメリアスの耳に、突然オペレーターの声が聞こえてくる。
「メリッタさん!」
「その周りに、大量にダーカー反応が発生してます!す、すぐに緊急任務が発動するので、それまでエネミーを食い止めてください!!」
「ちょっと待って下さい!このビーチ、二人で防衛しろってことですか!!?」
「えーっと、そこにいるアークス、適当に集めろとの事です!!」
「、、、っ!了解です!」
襲いかかってきたブルメッダに蹴りを入れつつ、通信を終了する。
「だってさ。行くよ、イオ!!」
「今年もこうなったか、、、了解!」
戦場となりつつあるビーチを、二人は駆け出した。
AP241:7/31 11:05
惑星ウォパル:海岸エリア
「えーっと、こっち!!」
アメリアスとイオは、エネミーの集中しているポイントに急いでいた。
「アメリアスさん!聞こえますか!!」
「シエラ!」
「海岸一帯に、ダッシュパネルとカタパルトを設置します!使ってください!」
「おお!助かる!!」
設置されたダッシュパネルに突っ込み、一気に加速していく。
「ここだよ、センパイ!!
エネミー発生ポイントでは、既に二人のアークスが戦闘に入っていた。
「始まってるか、、、えいっ!!」
近くのダーカー数体を、飛び蹴りで一気に粉砕する。
「ありがとうございます!、、、ってあれ!?」
「アメリアス!?何やってるんだ、、、」
「え、イツキさんにアイカさん!?」
先に戦っていたアークスは、なんとイツキとアイカ、、、しかも、二人共水着姿だった。
「お二人こそどうしてここに、、、?」
「いやあの、、、ちょっと遊びに、、、」
「無理矢理連れてこられたんだ、、、」
苦笑するイツキ。アイカもため息をついて答える。
「とにかく、こうなったからには手伝ってもらうぞ!」
「無論だ。行くぞイツキ!」
「さっさと終わらせよう!」
4人になったパーティーで、エネミーを蹂躙する。
「あ!三つ首君だ!」
不意に現れた、三つの首を持つ海王種、ヴィト・ギロスを見て、アメリアスが嬉しそうに言った。
「センパイ、こいつ好きなの?」
「うん!いつ見ても可愛い、、、」
「ラッピーエンド!!」
「ぎゃああああああああ!!」
アイカのラッピーに倒されるヴィト・ギロス。アメリアスの声が絶叫に変わる。
「何すんですかあ!!」
「センパイ落ち着いて!」
アメリアスがアイカに掴みかかろうとした、その時、
「ダーカー反応増大!注意して下さい!」
黒い光と共に、周囲に数体のダーカーが現れた。
「チッ、、、緊急事態、対処します!」
ジェットブーツをしまい、アメリアスが取り出したのはワイヤードランス。
「え?センパイバウンサーじゃ、、、」
「これでも、昔はハンターだったの。久しぶりに暴れてみようかなってね!!」
慣れた手つきで武器を操り、近くのダガンを捕まえる。
「アザーサイクロン!!」
そのまま回転して、周囲のダーカーもろとも放り投げた。
「殲滅完了!次!!」
素早くダッシュパネルに突っ込み、アメリアスは次のポイントへと走っていく。
「センパイ早!」
「お、追いつくぞ!!」
3人もダッシュパネルを通り、アメリアスを追う。
「お、見つけた!」
加速の勢いを使い、スライディングで近くのタロベッコを吹き飛ばした。
「追いついた!行くぞっ!!」
追いついたイツキ達も、攻撃を開始する。
「さて、これはどう!?」
尻尾に花状の器官を備えた海王種、ブルメガーラへと、アメリアスがワイヤードランスを伸ばし、その胴体に突き刺す。
「ホールディングカレント!!」
ワイヤードランスを走る電撃が、ブルメガーラを焼き尽くす!
「決まった!」
アメリアスは倒れたブルメガーラを踏み台に跳躍。そのままワイヤードランスを伸ばして、別の海王種に強襲をかける。
相手を捕縛でき、広範囲を射程にできる動き。これがワイヤードランスの特徴だ。
複数人での戦闘には、本来向かないものなのだが、アメリアスは意図的に仲間の陰に入り、各個撃破に努めることで、迷惑になるのも防いでいる。
集団戦があまり得意ではない、アメリアスなりのやり方だった。
(ま、ソードとかパルチザンとか、苦手なだけなんだけどさ、、、)
そんな事を考えつつも、周囲のエネミーを殲滅する。
「アメリアスさん!シップから、アークスが到着しました!」
「よかった!今E2エリアです!」
通信をしていると、4人の前に大きな黒い光球が現れる。
その中から、四つの脚と腕を持った、大型の有翼系ダーカーが現れた。
「ブリュー・リンガーダか、、、!」
「援軍も来てくれたし、大丈夫!」
通信を終えたアメリアスを加え、4人は交戦を開始する。
するとイオの耳に、聞き慣れた声が飛び込んできた。
「夏といえば!海だ!ビーチだ!パティエンティアだーっ!!!行くよティアーっ!!」
「ちょっとパティちゃん!よくわからない宣言と共に突っ込まないでよ!!」
到着したのは、やはり水着姿の、ニューマンの双子姉妹。
、、、騒がしい姉に至っては、ラッピー型の浮き輪をしている。
「あー、お二人ですかー、、、」
アメリアスのテンションが目に見えて下がっていく。
「ごめんなさい。こんなバカ姉が増援で、、、」
「私たちがいれば問題なし!うおおおおっ!!」
いつものダブルセイバーを振り回し、意気揚々と突撃するパティだったが、ブリュー・リンガーダの突進と赤い竜巻に巻き込まれ、エリアの向こうへと吹っ飛んでしまった。
「ぎゃああああああああ!!」
「わ!パティちゃんが死んだ!!」
「「「「「この人でなし!!!!」」」」」
「生きてるからぁぁぁぁ!!」
見えなくなったパティをとりあえず放置し、ブリュー・リンガーダに向き直る一同。
ブリュー・リンガーダの射出するリングをかいくぐり、五人は攻撃を続ける。
「行けっ!!」
イオの放った弓が決め手となり、ブリュー・リンガーダを撃破した。
「さてと、、、とりあえずパティちゃん探したいんですけど、、、」
ティアの提案に、全員が頷く。
「、、、放っておくわけにもいかないからなぁ、、、」
「それもそうですね。行きますか」
「バカ姉がすみません、、、」
近くのカタパルトから、5人はエリアの反対側へと向かった。
、、、小説に一度はfateネタ(?)を入れたくなる今日この頃。
あと、ワイヤードランスの戦い方は完全に私見です。
ではでは。ではではではでは。