『俺には背負いきれない』   作:サガアキ

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第2話

第2話

「クラスでの立ち位置。」

 

『河崎 美紅(かわさき みく)』

3年 生徒会長 姉

 

俺の身内の馬鹿5人組の第1馬鹿だ。

 

この第1馬鹿 美紅のお掛けで高校入学1ヶ月で俺にはとても素晴らしいアダ名が付いていた。

 

そう。美紅の奇行によって俺に付いた『ぬらりひょん』というアダ名は凄まじい速度でクラス中に浸透していた。

 

美紅の奇行から1ヶ月

 

クラスメイトA「おはよう!『ぬー』!」

 

クラスメイトB「『ぬらちゃん』おはよう。」

 

クラスメイトC「『ぬら』消しゴムかして!」

 

クラスメイトD「次、移動教室だってよ、『ひょん』。」

 

・・・お前らせめて統一しろ。

 

クラスメイトE「あのさぁ、『ヌラ・リヒョン』・・・パン買ってきてもらってもいい?」

 

俺「お前に到っては色々、もう!」

 

こんな感じだ。俺は変な感じでクラスで目立ってしまっていた。

 

その日の放課後に一人のクラスメイトに呼び止められた。

 

???「ぬらちゃん、今からちょっと時間空いてない?」

 

やばい、名前がわからん。

 

俺「大丈夫だよ。松島さん。」

 

松島さん?「わたし、松島じゃないよっ!?」

 

???「・・・もしかして、わたしの名前知らない?ぬらちゃん?」

 

ん?『ぬらちゃん』?あー、わかった。なるほど。

 

俺「いや、ごめんね?もちろん知ってるよ!・・・『B子さん』だよね?」

 

B子「違うよっ!? B子って何っ!?」

 

俺「・・・じゃあ、もうわかんないです。」

 

???「え!?ぬらちゃん、なんで若干きれてんのっ!?

『掛川 涼子(かけがわ りょうこ)』だよ。」

 

俺「もちろん、知ってるよ。掛川さんだよね?」

 

掛川さん「さっき知らないって言ったよね?」

 

俺「で?何か用があるの?」

 

掛川さん「あ、そうそう!ぬらちゃんって部活決めた?」

 

俺「決めたよ。」

 

掛川さん「そうなんだ・・・。何部に入るの?」

 

俺「帰宅部。(あの馬鹿達を監視しなきゃいけないから部活なんてやっている場合じゃない。)」

 

掛川さん「うん。それは部活じゃないね。わたし、新聞部なんだけど、どう?」

 

俺「どう?って、似合うと思う。」

 

掛川さん「いや、そうじゃなくて。ぬらちゃん、新聞部に興味ない?」

 

満面の笑みで答える

俺「ないです。(きらっ☆」

 

深刻な顔で語り始める、掛川さん。

掛川さん「期限までに規定の人数、入部してくれないと廃部になっちゃうんだ。」

 

俺「規定の人数って何人?」

 

掛川さん「4人」

 

俺「・・・今、何人?」

 

掛川さん「わたしを入れて1人。」

 

それはもう詰んでる。

 

俺「で?期限はいつまで?」

 

掛川さん「今日。」

 

うん。詰みで。

 

続く

 

 

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