ある鎮守府の日常   作:シュティグ

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どうも!今回は秘書艦の吹雪回です!
どうでもいいことですがマイ嫁は吹雪です。
練度はやくあがらないかなあ……。
とりあえず今回もよろしくお願いします!


秘書艦吹雪の一日

「しまった! 寝過ごしちゃった!」

 

 秘書艦である吹雪は、朝早め起きることにしている。

提督よりも早く執務室に着こうとしているからだ。だが今日は寝過ごしてしまった。

本来なら4時くらいに起きているのだが、今日はなんと目を覚ましたら8時だった。

 

「もう! なんでみんな起こしてくれなかったの!? 目覚ましも鳴らないし!」

 

 と、ドタバタと身支度をして、自分の部屋を出ようとしたとき

 

「あっ……」

 

 ある重要なことに気づいた。

そして自室の玄関先でガックリとうなだれた。

 

「そういえば……、今日休みだった……」

 

 今日は日曜日。吹雪の……、いや鎮守府全体の休みだ。

月~土曜日の間はほとんどといっていいほどどこかの艦隊が出撃や遠征、もしくは演習をしている。だがそういったことは今日は全てお休み。まあ実は全てお休みではなくて提督の書類整理とか艤装の整備とかそういったものがある。

ただ書類整理は秘書艦がいなくても出来るほど少ないし、艤装の整備は一応出撃の度にやっているためほとんどの艦娘は仕事がない。ただ吹雪は昔から鎮守府にいるため日曜日も艦隊運用があるとよく勘違いするのだ。日曜日は休日。そういうことになったのはわりと最近だからである。

さて、そんな日曜日。艦娘達はそれぞれ休日を満喫していた。街で買い物をしたり、食事をしたり、趣味のことをしたり。

その中で吹雪は

 

(今日は何をしよう?)

 

 特別なにもすることがない艦娘だった。そういった艦娘は決して少なくないのだが全体的にみると少数派だ。一応何かしらはすることがあるというのがほとんどの艦娘だ。

と吹雪はハッとひらめいて行動に移ることにした。

 

「そうだ、散歩しよう」

 

 とはいったものの朝ごはんも食べてない上にどこに行くかも決めていないため、とりあえず食堂に行こうと外にでることにした。吹雪の部屋は二階にあるため階段に行くと向こう側の廊下から響と電がやってきた。

 

「やあ、吹雪」

 

「おはようなのです」

 

「響ちゃん、電ちゃん、おはよう」

 

 とさりげない挨拶を交わして電が階段への曲がり角を曲がると。

 

「うわあ! 電どいてくれぇ!」

 

「えっ……? はにゃあ!?」

 

 深雪が電に突っ込んできた。突然のことに二人とも反応できず、頭から激突。

そのまま二人して床へと倒れた。それを見ていた吹雪と響は二人が床に倒れ伏すとハッとなり二人に駆け寄った。

 

「深雪ちゃん大丈夫!? ……よかった。気を失ってるだけみたい」

 

「電!? くっ……、だめだ、死んでる……!」

 

「えっ!?」

 

 驚いて吹雪がバッと電を見ると、

 

(どう見ても生きてるよね。っていうか響ちゃん睨んでるよね……?)

 

 殺気すら感じる視線で響を睨んでいる電。

それを受けてもなお演技を続けようとするひび……。いやそんなことはないようだ。妹が死んで泣いている演技をしているのかと思ったが、恐怖で顔が青ざめて、おびただしい量の汗を流しているだけだった。

 

「ひぃ~びぃ~きぃ~お~姉~ちゃ~ん……?」

 

「ひぃっ!?」

 

 クールな響は一体どこへ……。気づいたらフリーダムだったというべきだな。

誰かにフリーダムにさせられたのだろうか……。というより本来響の内側にあったのがフリーダムでそれを守っていた殻を自分で破ったというべきだろう。

さてさて、電の長い長~いお説教タイムが始まった。どうやら深雪は忘れ去られたようだ。

 

「はあ……」

 

 吹雪はひとつ深いため息をつくと、深雪を背負って医務室へと向かった。

 

 

 

「ごめん! 吹雪!」

 

「ううん。全然大丈夫だよ、深雪ちゃん」

 

 気絶した深雪を医務室まで運んだ吹雪は深雪が目を覚ますまでずっとそばにいた。

今は二人で第十一駆逐隊の部屋へと戻るところだ。

 

「後で電にも謝っとかないとなあ」

 

「そうだね……。あっ、響ちゃん大丈夫かなあ……」

 

「ん? 響?」

 

「そっか、深雪ちゃん気絶してて知らないのか……」

 

ならと思い、自室へ戻りながら説明を初めようとすると

 

「だいたい響お姉ちゃんはいつもいつも……」

 

 階段の上の方から声が聞こえてきた。電だ。ただ、話の内容から察するに……。

階段と廊下との曲がり角から独特な髪がみえる。電だろう。誰かに対してプンプンと怒っている。見えないから確証はないが、十中八九響に対して怒っている。

 

「うぅ……。すみませんでした……。」

 

 やはり響だった。正座をさせられ、足がぷるぷるふるえている。

吹雪が深雪を医務室へ運んで帰ってくる間ずっと説教されていたのだろうか。……長い。

現在時刻は10時なのだが、ずっと続いていたとなるとおよそ二時間説教を受けていることになる。

 

「あの~、電ちゃん? 今10時だよ?」

 

「え?」

 

 すると電のお腹がきゅ~~と可愛らしい音を上げた。今朝起きてから一切の食事をとっていないのだ。しばしの無音の後、電は耳まで真っ赤にしてスタスタと歩いていってしまった。

 

その後、四人で遅い朝食をとる駆逐艦娘が目撃されたらしい。




運命からは、逃げられない。
というわけで深雪と電がぶつかってしまいました。
深雪はどうやら吹雪を起こし忘れて急いでたようです。
さて、今回もありがとうございました!
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