「狼牙排球拳...いっくわよー!!」
宣言と共にヤム飯は狼牙風風拳の構えを取る
「舐めるなぁ!!」
悟天はヤム飯に襲いかかるがその選択は間違いである。狼牙風風拳の特性上接近戦は自殺行為だ。
「せい!」
「グッ!?」
相手が襲いかかるタイミングに合わせて初撃を入れる。この時点でもう悟天は連撃という名の袋小路に入るのだった。
「ハイハイハイハイハイハイ!!」
その荒々しさ狼の如く
その拳牙の如く
その疾さ風の如く
そんなコンビネーションが炸裂する。
「ぐがっ!?ぎっ?!」
足元がお留守なんて言われたのはいい思い出だ。だがそんな弱点は十数年前に克服した。老練の域に達したその技は荒々しくも正確に狙って連続攻撃を決めている。その気になれば喉仏といった急所を狙う事も可能なのだが仲間相手にそんな真似は出来ない。決して、ヤムチャとしての人格が目の前のリア充に対して怒りを覚えて甚振っているとかそういうのはない。
「ハイハイハイハイッッッッッ!!!」
...多分
「オウッ!!」
両腕掌底による打ち上げにより上へと打ち上げられる悟天。さしものスーパーサイヤ人でもフュージョンした超戦士の連撃でボロボロである。だが悪夢はまだ終わらない。
「トス!」
バレーボールの如く降りてきた所をまた打ち上げ
「アタック!!」
相手のコートに叩きつけるかの如く打ち落とす。打ち落とされた悟天は凄まじい轟音と共に地面に亀裂を作ったのであった。最早最初の頃の余裕などすっかり失せて、今は只々目の前のふざけた相手に対して怒りを覚えている。
「一度ならず...数十発もぶっただと...親父にもぶたれた事ないのに。親父にもぶたれた事ないのにィィィィィ!!!」
「おいおい...それはどっちかというと俺が言う様なセリフじゃないか?」
そう言いながら笑みを見せるヤム飯。その表情は最初と比べて余裕たっぷり。もう何も怖くないと言わんばかりに堂々としていたのだった。
「そんじゃ一発死なない程度に必殺技行くぜ。」
人差し指を相手に向けて気を溜める。その構えは嘗て鶴仙流の技として悟空達を苦しめていた技。
「ど...ど...」
亀仙流の技として悟空達が愛用していた技の合わせ技である。
「は...め...」
さてここで問題だ。フュージョンというのは30分という制限時間が存在する。これだけならまだいい。まだ10分しか経ってないから。問題なのは...
「クソぉぉぉぉぉぉ!!!」
「波っ!!!」
技を発動する前に光に包まれた合体戦士は、元の2人の戦士へと戻る。
「「あり?」」
そもそも100倍界王拳はエネルギーの消費が同じ倍率であるスーパーサイヤ人2と比べて馬鹿にならない程でかい。幾らフュージョンしたヤム飯といえどそれは例外でなく、持って10分が限界なのだ。
「...もしかしなくても、俺達凄いピンチ?」
「らしいな...」
2人は恐る恐る悟天の方を見る。その表情は見るまでもなく怒りに満ちていた。
「雑魚どもが...よくも...許さん...許さんぞ!!」
そう言ってかめはめ波の構えに入る。最早2人に避ける術など無い。
「万事休すか...」
「クソ...彼処で油断しなければ...」
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!」
放たれた青い閃光は2人を飲み込み爆発を起こすのだった。
To be continued...
フュージョン=時間切れ負けフラグ
これにてヤムチャ&天津飯サイドの話は終わりです。
ネタバレとなりますが2人は四身の拳を使ってません
つまり『かめはめ波』を喰らった2人は...