俺は今、何をしてる?
…寝っ転がってる?何故?
わからん。
不意に周りを見渡せば木、木、木。なんだこれ、森?
確か俺は友達と両足跳びで誰がより遠くにいけるかという我ながらアホな遊びで遊んでたはずなんだけど。
とにかくこんなところで寝てる訳にはいかないな、とりあえず起きなければ。
「貴方は何者かしら?」
「!?」
驚いた。急に背後から声を掛けるなんて何て趣味の悪い人なん…
はい?なにあの美人さん。そしてその容姿に足る胸部装甲は?嗚呼、俺はもう死んでもいいかな…
「あまり人の話を無視するのは褒められた行為ではないのだと思うのだけれど?」
「あっ、俺は、いや、僕はハヤテです!園間 颯!」
焦った。焦り過ぎて一人称僕になっちまった。仕方ないじゃん、威厳というかカリスマ?が溢れてるんだもの。
まあとにかく、とにかく彼女が何者なのか、そしてここがどこかを聞かないと。
「あの、知らない内にここで寝てたんですが、ここはどこなんですか?そして貴方は?」
「知らない内に…?(自ら能力を使って侵入したように見えたけれど。なにか隠しているのかしら。)どうやら何か訳ありのようね。ここ、というのがこの結界の中を指しているのならここは幻想郷と呼ばれているわね。それから私は…そうね、知る時が来たら名乗るとしましょうか。」
「へー、幻想郷…幻想郷!?ってあの、博麗霊夢とか霧雨魔理沙とかがいる!?」
って、それ地球で俺が憧れてたゲームの中の世界じゃねえか!!
なに?俺ゲームの中に入ったの?どゆこと!?
「(知識としては幻想郷について知っている?よくわからない人間。)そうね、確かに博麗霊夢や霧雨魔理沙という者もいるわ」
「てことは、ここは地球じゃない。そっか…そっかぁ。」
「(地球?それがこの人間の元いた場所かしらね…?)」
やべぇ。幻想郷来た。なぜに?いや、嬉しいよ?とてもうれしいんだけど、なんで来れたんだろう。俺にも何かしら能力があるってことだったりして!そうだとしたら嬉しいんだけどなぁ…なかなか世の中はそんなに甘くできちゃあいない。どうせ死んで紛れたりしちゃったんだろう。きっと俺は人間Aだね。
とにかく来ちまったからには仕方ない。
もし行けたならやりたかったことを目標にしていこう!
俺が今からやりたいこと?そんなのは憧れてたゲームの場所に来たらやることはひとーつ!
原作キャラに会いたい!!
「まあ貴方からは特に幻想郷に害を為そうとしている考えは見えないし、私はそこまで暇でもないからそろそろ戻るわよ」
「え…あ、はい!場所、教えてくれてありがとうございました!」
「フフ…しっかりと挨拶できるのね。それではまたどこかで。藍。」
話していた人は九尾の狐を連れて何も無い空間を広げて作ったような空間に入っていった。
ん?
九尾の狐を連れてて?何も無い空間を広げて空間を作った?んで幻想郷。
……今のって。
八雲紫じゃねえかああああああああ!?
なんで気付かなかったんだよ!くそ、わかっていればもっと会話を楽しめたのに!
はぁ…まあ仕方ない。服装が原作と違かったんだもん。
うん、また会えることを楽しみにしておこう。
とにかくここから出なくちゃ。
「よっと!」
ジャンプして割と低い枝に捕まってから木に登ってなるべく上から人里を探すつもり
だった時期が俺にもありました。
なんじゃこれ。くっそ跳んでるよ?なんだよこれ。
もしかしてこれが俺の能力なのか!!
すげー!!!能力!あったんだ俺にも!!
…想像以上にしょぼいのはあんまり触れないでおこう。
とにかくこれで人里を見つけたからそのまま跳んでいってみよう!能力使えるとかテンション上がる!!
しょぼいけどね!?