東方白嶺録   作:しおふりかけ

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書いてると楽しいもんですね!間違いや文句などがありましたら適宜指摘よろしくおねがいします!

※原作キャラクターや場所の設定や口調は、原作と差異がある場合がございますが、パラレルワールド的なものとして生暖かい目で見ていただけると作者が泣いて感謝します。


修行(とアルバイト)一区切り。

おばちゃんの宿で手伝いしながら修行を初めて大体4ヶ月くらい経った。

 

仕事も大体覚えたし、力もいつの間にか付いてたし、トレーニングしながら能力使ってたら集中できる時間と集中力が増したのか、空間跳躍は数十メートルは軽く跳べるようになり、時間はある程度時間指定して跳ばせるようになった。

 

いやぁ、やっぱ必要なのは努力だなって久々にそんな基本的なことを思ったね。

 

あ、それと、どうやら「跳ぶ程度の能力」じゃなくて、「跳ばす程度の能力」みたいだね。自分だけじゃなさそうだから。

 

 

そろそろとりあえず宿を出て、修行に集中してみようと考えてる。という訳で

 

「おばちゃーん!」

 

「お、今日もお疲れ様!湯は沸いてるけどどうする?すぐ入るかい?」

 

「あ、入る入る!ってそうじゃなくて!明日里を出ようと思ってるんだ」

 

「そうかい…行っちまうんだね。本当にアンタは良く働いてくれたよ。明日の朝行くのかい?」

 

「おう…朝、発つつもりだよ」

 

「最後の飯くらい好きなものを好きなだけ食わしてやるよ!何がいいんだい?」

 

「じゃあ、生姜焼き…ってわかるかな」

 

「あんまり作らないけどまあやってみるさ!不味くても我慢して食べるんだよ!さ、疲れてるだろうから湯舟に浸かっておいで」

 

「残すはずないだろ?あぁ、じゃあお先に。お疲れ様!」

 

「ああお疲れ」

 

おばちゃん…こんな時でも冗談飛ばしてくれて…本当に良い人だわ。

 

そういえば、いつの間にか敬語が外れちまって、「あぁ、別にそのままで構わないよ」って言われてから敬語なしで話してるんだったな。自然な会話過ぎて忘れてたけど。

 

はぁ…ここ出たくないなぁ…

 

ま、仕方ない!目標のためだしな!

とりあえず今日は寝よう!

 

 

 

「おはよおばちゃん」

 

「おはよう!朝食はできてるよ!それとほらこれ、アンタのことだからまた時間忘れるほど修行とやらをやってるつもりだろう?せめて食事はとるんだよ?今日はこれで腹を持たせな!」

 

「あ、これ…おばちゃんありがとう…じゃあ、そろそろ行くわ。また、来るよ。今度は客だぜ?」

 

「そうだねえ、今度来たら特別丁重にもてなしてやるよ……またおいで。」

 

「あぁ、またくる。」

 

もうやだ。涙腺が。涙腺がああああ…

 

おばちゃんいい人過ぎんだろ…携帯しやすいようにだと思うけどおにぎり作ってくれてた。でもねおばちゃん。

 

俺、1日で15個も食えないぜ…?

張り切り過ぎたのかな、いい歳して可愛いじゃねーかおばちゃん。

 

 

 

 

さて、せっかく食い物まで持たせてもらったんだ、早速修行しよう!

 

今日はずっと体を鍛える修行だな。とりあえず走るか。

 

……ふぅ。やっぱ時間跳ばすと疲れるな…まあでもある程度使えるようにはなってきたんじゃないかな、俺の能力も。

 

 

んー、山に来たはいいけども、もう夜か…寝るとこどうしよう。

 

おお!いいとこに洞穴あんじゃん!!これがあれか?主人公補正ってやつか!?

 

何があるかは知らねーが眠気には勝てん!とりあえず入ってみよう!

 

…え?

 

 

なんかでっかい猪いるんですけど。いや、落ち着け。落ち着け颯。あいつは今後ろ向きだ。こちらを向いてから走り出すまで時間はかかる。それに気付いていないんだ。ゆっくりと後ろ向きになってそのまま洞穴を抜け出すぞ。落ち着け?颯。大事なことだから二回言ったぞ。

よし、行くz

『ジャリッ』

 

おばちゃーん。俺、おにぎり食べきれないかもしれなーい。骨はできれば拾って欲しいかなー。

 

違う!そんなこと言ってる場合じゃねえ!

どうする!?あいつはもう気付いたぞ!

 

闘うしかないのか…?できんのか。俺に。

 

違うな、やるしかねえんだ。考えてみろ、お前が今さっきまでしてたのは何だ?自信を持て。お前は強くなった。

 

よし、先手必勝。

 

こっちを向こうとしてる猪野郎の後ろに跳躍して、思いっきり蹴り飛ばした。

 

『ガッ!』

 

うん、全然効かねえ。そもそも音おかしいだろ。俺の足が折れるわ。

ふむ。どうしよ、本気で死が見えてきた。

 

 

あ!俺の能力、本来の使い方があるじゃないか!

 

俺の能力はなんだ?「跳ばす程度の能力」だろう!!

なら行けるはずだ!あいつをふっ跳ばしてやる!

 

もう一度後ろに回り込み、出口側に向かって思い切り猪を蹴る。もちろん岩を蹴ってるような感覚だが、そこに能力を使用する。猪はなにかに弾かれたように大きく外へ吹っ飛んだ。

 

…はぁ、助かった、かな。

 

とりあえずは寝床確保っと。

 

もう今日は疲れた…岩が意外とひんやりしてて心地良い…もういいや。今日は寝よう。

 

明日からまた修行だぞ、っと。




自分の潜在能力に気付いていく主人公好きです。
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