この素晴らしい世界に龍玉を!   作:ナリリン

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遅れてすみません。王都編ダイジェストにしようかずっと悩んでました。


六花の王女 編
第六十話


 

 

 ハーゲンとかいうダクネスの実家の執事が伝えに来たことを要約すると、ダスティネス家の貴族資格が剥奪され、ララティーナがドスケベドM腹筋バキバキクルセイダー令嬢からただの変態にジョブチェンジしてしまうかもしれないということだった。

 

 

「つまりどういうことだってばよ」

 

「つまりだカズマ。ダクネスのおっぱいが萎む」

 

「何!? そいつは一大事だ!」

 

「フン!!!」

 

 

 カズマ(たんこぶ)とアクアを連れ戻してさらに詳しい話を聞くと、どうやら俺達パーティにこの国の王女から会食のお誘いがあった様だ。数々の功労を讃えてのことらしい。カズマ達は俺達の時代が来たとか喜んでたが、ダクネスは心底不安そうな顔でその様子を見ていた。

 なるほど、ハーゲンさんが危惧してたのは、俺達が王女様に無礼を働くかも知れず、そのせいでダスティネス家がやばいって感じか。めちゃくちゃ失礼だなこのおっさん。

 

 

「つーかおっさん、俺達に伝えずに断るってのも出来たんじゃねぇか? そのお誘いは魔王を倒してから改めてお受けしますと言っておりますとか適当に嘘ついてよ」

 

「……はっ」

 

「馬鹿者! 清廉潔白で通っている当家がそんな事を出来るわけがないだろう! きちんと断るに決まっている! ハーゲンもその手があったか! みたいな顔をするんじゃない!」

 

 

 そう怒るダクネスについ「そういうお前は清廉潔白じゃなくて淫乱おっぱいじゃねぇか」と言いそうになったが、なんとかこらえた。こんな風に、俺自身はこの件について正直どうでもいいと感じている。王国の懐刀とまで言われるダスティネス家の令嬢がこの有様だ。王女様がこの痴女並みにヤバい奴な可能性も否めない。触らぬ神に祟りなし。しかし、王女からの直接のオファーとあって浮き足立っていたカズマとアクアは当然のように申し立てた。

 

 

「断る? バカ言ってんじゃねぇよバカ! 王女様からのお誘いっていうやっと異世界っぽいイベントが起きたんだ。行くに決まってんだろ! 腹筋だけじゃなく頭まで割れてんのか!」

 

「そうよダクネス! せっかく偉い人に褒められるかもしれないのに! あんぽんたん! 頭でっかち! 腹筋バキバキ!」

 

「腹筋のことは言うな!!!!」

 

 

 顔を真っ赤にしてお腹を両腕で隠しながら怒鳴るダクネス。普段とは違う乙女な反応でギャップ萌えを狙えそうだ。

 

 

「まぁ落ち着けよばきばき。そんなに気になるなら今度いってぇぇぇ!!」

 

 

 今度色々と調べてきてやると言うつもりだったのだが、アイアンクローに阻まれた。まぁばきばきとバカにした俺も悪い。ここは甘んじて受け入れよう。痛覚麻痺は使うがな。

 

 

「誰がばきばきだ! 私の名はダスティネス・フォード・ララティーナ! もしくはダクネス! そんな紅魔族が付けそうな名前では無い! ひどいぞ!」

 

「いや流石に紅魔族でも子供にばきばきなんて名前は付けませんよ」

 

 

 めぐみんが不服そうに言うと、カズマが何かを思いついたのか息を吸いこんで。

 

 

「――汝の名はばきばき! 貴族随一の腹筋にしてぎゃあああ!! 頭潰れる! 潰れちゃう!」

 

 

 ダクネスに息の根を止められそうになっていた。

 

 

「やめてダクネス! カズマはだめよ! ヒデオと違って死んじゃうわ!」

 

「お嬢様おやめください! 当家から前科者を出すわけにはいきません!」

 

「ぬぅぅ! 離せ二人とも! 貴族以前に女として、この碌でもない輩共を正さねばならんのだ!」

 

 

 頭蓋がみしみしと悲鳴を上げる。俺はまだ大丈夫だが、カズマは本当にやばそうだ。利き手じゃなくても人を殺せるとかハルクかよ。

 

 

「『オーバードレイン゛ン゛ン゛!!!」

 

「くっ……! 強化したドレインタッチか! あぁぁぁん!」

 

「ぎゃああああ!!」

 

 

 苦痛に悶えながらもスキルを駆使して抗い続けるカズマだが、怒り狂うバーサーカー相手には焼け石に水だ……と思ったのだが、案外効いている様子。想定よりオーバードレインは強いらしい。しかし、やはりまだダクネスが優勢か。このままだとカズマはエリス様の元へ逝ってしまうだろう。そろそろ手助けしてやろうかと思っていると、またもカズマが仕掛けた。

 

 

「『スナッチ゛ィ゛ィ゛!!!」

 

「今更下着を奪ったところでどうにかなるものでもないぞ!」

 

 

 下着だけならカズマの幸運を持ってすればスティールで奪える。それはカズマが一番わかっている。それでも強化版のスナッチを使うという事は、狙いは下着ではないという事だ。

 

 

「んん゛ん゛ふんっ!」

 

「なっ!?」

 

 

 まるでローションでも塗ったようなぬるりとした動きで、すぽーんとカズマはアイアンクローから頭を滑らせた。まさかとは思うが、()()を奪ったのか?

 

 

「危うく死ぬとこだったじゃねぇか! エリス様が手を振ってたわ!」

 

「ぐ……や、やり過ぎたのは確かに私に非があるが、元はと言えばお前達が腹筋腹筋と……!」

 

 

 そう言うダクネスは若干涙目になっていた。

 少し、いやかなりやり過ぎたな。反省しよう。

 

 

「ごめんなダクネス。俺もカズマも、ちょっと調子に乗りすぎた」

 

「……俺も、流石に言い過ぎた。今度埋め合わせさせてくれ」

 

 

 さり気なくアイアンクローから脱出し、半泣きお嬢様の肩をぽんぽんと叩いて慰める。

 

 

「けどなダクネス。腹筋系女子も需要はあるんだぞ?」

 

「ほ、本当か……?」

 

 

 涙目で不安げに見つめられると庇護欲が働いてしまいうっかり甘やかしてやりたくなるが、ここで嘘を言うとのちのち酷い。

 

 

「俺はやだけどな」

 

「死ね!!!」

 

「らごふっ!?」

 

 

 うっすら筋が入っているくらいならセクシーだが、流石にバキバキはない。そう付け加え忘れたのを後悔しながら、意識を失った。

 

 

 △▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 一週間に及ぶダクネスの体を張った説得も徒労に終わり、ついに会食当日。普段は着ない正装に身を包み、その様相をみんなでからかいあったりして緊張をほぐした。

 アクアとめぐみんがやらかしそうになるのをダクネスが必死で止めるという事が起きたり、王女様に『下賎の者、王族をあまりそのような目で不躾に見るものではありません。本来ならば身分の違いから同じテーブルで食事をすることも、直接姿を見ることも叶わないのです』なんて言われたカズマが『チェンジ』って言ってダクネスに咎められたりしていたが、それ以外は特に問題もなく、滞りなく会食が始められた。

 

「そこで俺はヒデオに言ってやったんですよ。『お前を信じろ。俺が信じるお前でも無い、お前が信じる俺でも無い、お前が信じるお前を信じろ』ってね」

 

「おおお、充分な信頼関係が在るからこその言葉ですね! ……と、仰せだ。話を聞く限りではカズマ殿とビデオ殿は十年来の親友のようだ」

 

 

 そんな事は一言も言われていないのだが、まぁ少しくらい盛ってもバチは当たらないだろう。変に口出しして絡まれるよりはカズマ一人に押し付けた方が楽だ。

 

 

「ねぇヒデオ、あんなこと言ってるけど止めなくていいの?」

 

「めんどくさいしいい。今は食うのに忙しいしな」

 

 

 王女様を招く会食なだけあってか料理は豪勢でとても美味い。酒も高級酒ばかりで、アクアが喜びめぐみんがダクネスに止められていた。

 

 

「しかし、カズマ殿のような方は珍しい。あくまでメンバーのサポートと運用に回っている。確かに戦いにおいて単純なパワーは重要だが、作戦立案はもっと重要だ。それを一任されているということは、余程信頼されているとみた」

 

「いやあ、それほどでも……ありますね!」

 

 

 信頼しているのと作戦をカズマが立案しているのはどちらも正しいが、それらはイコールではない。別にカズマが作戦を立てなくとも信頼はするし、カズマが作戦立案をしているのは誰もやらないからだ。

 

 

「ねぇヒデオ、カズマったら調子に乗り始めてるんだけど、いつになったらボロを出すかしら」

 

「お前いい性格してんな」

 

「そう? ありがとね」

 

「……ほんといい性格してるわ」

 

「?」

 

 

 皮肉が通じないってそれ最強じゃないのか。そう思いながら料理を貪り続けていると、アクアの期待通りにその時は来てしまった。

 

 

「――あなた方が二人がかりとはいえ、あのイケメンのミツルギ殿を倒したとは思えないのですが……と仰せだ。失礼ですが私もそう思います。特にカズマ殿は最弱職の冒険者たそうで。よろしければ冒険者カードを見せてもらっても?」

 

 

 カズマによる真実を嘘で塗り固めた冒険譚も終わりの時が来てしまったようだ。王女様一行がカズマの事をジト目で見ている。

 ところで、ミツルギとは誰だったか。カズマと二人がかりで戦うなんてそうそうないから忘れっこないんだが、余程存在感が薄いんだろう。

 

 

「ミツルギって誰だ?」

 

「覚えてないのかよヒデオ。ほら、魔剣使いのいけすかない野郎だよ」

 

「魔剣……誰だ?」

 

「お前股間蹴っといてそれは酷すぎるぞ」

 

「股間……あぁ! あのチーレム野郎か!」

 

「股間で思い出すのも酷いな」

 

 

 股間蹴りでようやく思い出した。なんか因縁つけてアクアをよこせとか絡んできた奴か。そういやいたなそんなの。あの頃は弱かったから二人がかりだったが、今なら負ける気がしねぇ。ここでも話題に出てたが、有名なのか?

 

 

「……こほん。アイリス様の前でそんな下劣な発言は控えてもらおうか。それよりも早く冒険者カードを」

 

「いやー……それはちょっと……」

 

 

 白スーツの要望にかなりの難色を見せるカズマ。最弱職の冒険者という事はあらかじめ伝えているので、カズマが渋っているのはウィズに教えて貰ったリッチー由来のスキルだろう。かく言う俺も冒険者カードには『不死王の加護』と表示されていたりするので見せるわけにはいかないのだが。

 

 

「なにか見せられない理由があるのですか? もしあればその理由を述べなさい……と仰せだ。……そういえば、カズマ殿は裁判歴がありましたね。そしてその際取り調べで魔王軍のスパイ疑惑が上がったとか。見せられないのはそれが理由ですか?」

 

 大体あってる。だが、ここではいそうですと頷いてしまっては余計にややこしい事になる。仕方ない。助け舟を出してやるか。

 

 

「申し訳ございません王女様。実は、冒険時以外は冒険者カードを持ち歩かない事にしておりまして。冒険者稼業は色々と疲れがたまるものでして、オフの時くらいはそれを忘れたいと、せめて冒険者カードは持ち歩かない事にしようと仲間内で決めているのです。もう少し頭を回せればよかったのですが、なにぶん王女様に会えるということで浮かれてしまい、そこまで考えが至らなく申し訳ございません。何卒ご容赦願います」

 

 ところどころおかしい気もするが、冒険者の敬語なんてこんなもんでいいだろ……と思っていると、カズマがとんでもないものを見るような顔で。

 

 

「誰だお前」

 

「ぶっこ……張り倒しますよカズマさん」

 

「なんだフリーザか」

 

 

 流石に王女様の前でぶっ殺すなんて物騒な言葉は使えない。というか暴言だけで俺と判断するとかひどいなぶっ殺すぞ。

 

 

「なるほど、そういう事でしたか。それなら冒険者カードを見せろとは言いません。しかし疑惑が晴れたわけではありません。ミツルギ殿を倒したと信用に足る証拠を見せなさい……と仰せだ」

 

 

 王女様一行はやはり俺達がイケメンで魔剣使いのミツルギに勝ったとは思えないご様子。どうにかしてこの疑惑を晴らさないと嘘つきのレッテルを貼られるばかりかダクネスに迷惑かかかるかもしれない。なんとかしなければ。

 

 

「証拠ねぇ……まさかここで誰かをボコボコにするわけにはいかねぇし。カズマ、お前いっちょ白スーツに勝負挑んでパンツはげよ」

 

「ふざけんなやらねぇぞ。空でも飛んでやればいいんじゃないか? 流石にイケメンのミツルギ殿でも空は飛べないだろ」

 

「まぁ凄さを見せつけるのはそれでいいかもしれんな……よし」

 

 

 この時なぜか悪戯心が湧き、そのまま何も告げずにふわーっと浮かび上がってみた。

 

 

「なにやらごちゃごちゃと話しているようですが、イケメンのミツルギ殿……が……!? は……!?」

 

 

 さっきまでキリッとした目でこちらを睨むように見ていた白スーツは、目を見開いてそのまま言葉を失った。もう一人の魔法使いもぽかんと口を開けて自分の目を疑っていた。王女様も例に漏れず、可愛らしく驚いてくれていて……あ。

 

 

「……王族を見下ろすってめちゃくちゃ失礼な気がするぞ。やっぱやめとこう」

 

 

 流石に考えなしだった。身長差は仕方ないとしてもこういうのはダメな気がする。しかしそんな事は頭から吹っ飛ぶほどの衝撃だったのか、王女様はヒソヒソと白スーツに耳打ちした。

 

 

「今のは……? 手品かなにかですか……? と仰せだ。……私も目を疑っている。今確かにヒデオ殿が宙に浮いたような」

 

「手品ではないな。種も仕掛けもございます」

 

「……も、もう一度やってはもらえませんか? と仰せだ」

 

「王女様を見下ろす事になりますけどよろしいですか?」

 

「構いません。と仰せだ」

 

 

 先ほどと違い許可は得た。ならば見せてやろう。再びふわーっと浮かび上がっていく。天井高っ。

 

 

「すごい……!」

 

 

 その可愛らしく驚く声は俺の知るこの場の誰のものでもなかった。つまり、王女様の声だ。

 

 

「浮かぶだけじゃなく空を自由に飛び回ることも出来ます。三人までなら一緒に飛べますし、軽くリザードランナーの倍のスピードは出せますよ」

 

「そんなに速く! ……こほん。先程貴方達を疑ってしまった事をお詫びします。ごめんなさい」

 

 

 そう言って、座りながらもぺこりと頭を下げてくる王女様。こちらにも非があるしわざわざ謝らなくてもいいというのに律儀な事だ。教育がしっかりしてるんだな。というか頭が高すぎる上に王族に謝罪させるって何様のつもりだよ。降りよう。ララティーナが凄い目で見てきてるし。

 

 

「やめてください王女様。カズマが胡散臭いのは事実ですし、疑われても仕方ないと思います。ですから頭を上げてください。ララティ……ダクネスからの視線も厳しいものですし」

 

「……そういう事ならお言葉に甘えます。ふふっ、優しいのですね。もしヒデオ様がよろしければ、またすごい技の数々を見せてもらえますか?」

 

「よろこんで」

 

 

 そう言うと、王女様はにこりと笑った。なんだ、ずっと無愛想な子だと思ってたが、笑うと年相応に可愛いじゃないか。

 

 

「お前幼女懐柔するの上手いよな」

 

「ロリコンじゃねぇぞ」

 

「誰も言ってねぇよ」

 

 

 ――――――――

 

 

 一悶着あった会食も無事に終わり、別れのときがやってきた。王女様は面白い話をしてくれたカズマと面白い存在(らしい)の俺に褒美を取らせると言ってくれたが、王族とはいえ自分より小さな子からのご褒美はほっぺにキスかナデナデと心に決めていたので丁重に断った。ちなみに言っておくが俺はロリコンではない。

 

 

「それでは皆様、本日はこの辺りで失礼致します。またのご活躍を心から期待しております」

 

 

 帰還用のテレポートは既に詠唱を終え、残すところ帰りの挨拶だけになった。王女様は少しだけ名残惜しそうな顔をしていたが、俺の視線に気付くとすぐににこやかな笑顔に戻った。そんな王女様が最後、ひとつお願いをしてきた。

 

 

「……ヒデオ様。最後にひとつ、握手をしてくださいませんか?」

 

「それくらいならいくらでも。なんならハグもお付けしましょうか?」

 

「ふふふ、それは結構です。わ、ゴツゴツしてて大きいですね。……はい、ありがとうございます」

 

 

 王女様に近付き、すっと手を差し出す。王女様はふにふにとやわらかい手で俺の手を数秒ほどむにむにすると、ひとしきり満足したようでなるほどと呟きながら手を下げた。減るもんじゃないから別にいいが、手なんか握って何になるんだ?

 

 

「それじゃあ王女様。また近いうちに活躍してみせますので、そのときには一緒に空を飛びましょう」

 

「何を言ってるの?」

 

 

 王女様が再び俺の手を取ったかと思うと、幼女から発揮されたとは思えない剛力でぐいと引っ張られた。このままではテレポートに巻き込まれてしまう。

 意図がわからないが、ここで力負けしてはサイヤ人の名折れと言わんばかりに身体が勝手に反応し、鍛え上げられた腕力と体幹力を発揮して耐える。樹齢四桁を越える巨木を思わせる不動。この程度ではピクリとも動かない。そして物理法則に従い、反動を受けた王女様はこちらに倒れるようにやってくる。流石に避けるわけにはいかないので、衝撃がないように下がりながら抱きとめる。この間わずか一秒。そして、その直後。

 

 

「『テレポート』!」

 

 

 お付の魔法使いがテレポートを唱え、目の前から消えた。

 

 ――この場に王女様を残して。

 

 

「すごい技の数々を……ってあれ? クレア? レイン?」

 

「アイリス様……!? おいヒデオ、何をした!」

 

「引っ張られたから耐えたら王女様がこけそうだったから紳士的に抱きとめただけだ。まぁその勢いでテレポートにも耐えちまったが」

 

「おいおい、下手したら俺達が王女様を誘拐したとか言われるんじゃねぇか!? ヒデオ、送り返してきなさい!」

 

 

 紅魔の里で紅魔族と魔法で色々と戯れていたら、テレポートは気合で耐えられることがわかった。瞬間移動が出来るからだろうとあたりをつけてはいるが、よくわかっていない。

 

 

「テレポートに耐える!? すごいですねヒデオ様! 他には何が出来るのですか!?」

 

 

 当の王女様は、目をキラキラさせてこちらを見ていた。うん、やっぱりかわいい。

 




最近寝不足で頭回ってないのでおかしい所とかがあるので大きく追加修正するかもです

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