龍が如く 幻想郷に集まりし英雄達   作:ガリュウ432

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今回はほのぼの回です。
バトルもなく、維新の別宅のようなサブストーリーをこの1回で
遂行していきます。
そして、この回はオリキャラが出るので要注意です。


2章 「御食事処 ああら」

ーー秋山のスローライフ『亜嵐とのお店経営』ーー

各部の主人公には幻想郷でのスローライフが存在します。

秋山の部ではこの謎の妖怪の少女、「漣 亜嵐(さざなみ ああら)」と借金を返済するために飲食店を経営しましょう。

もちろん飲食店だけでなく、ここを別荘として使用でき、セーブやアイテムボックスの使用、亜嵐とのコミュニケーションもとることができます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

うーん。やっぱり店をやるにあたって名前は重要だよな。

 

「亜嵐ちゃん。お店の名前、何がいいと思う?」

 

「・・・うーん・・・。」

 

長い沈黙。かなり亜嵐ちゃんは考えているようだ。

 

カッ!!!!!!!

 

おっ。閃光が走る。

 

「ブルーアイズドラゴン・・・。」

 

「店の名前だよ!?」

 

どっちかというと商品の名前だよ。それ。

いや商品の名前でもないよ。何言ってるんだ俺。

 

「そこまで難しく考えなくてもいいんだよ。自分の名前を店の名前にしてるところも多いんだよ?ここの目の前の川を挟んだ所にある茶屋だって店主の名前をとってたし。」

 

「・・・じゃあ・・・。」

 

亜嵐が筆と紙を持つ。そして、墨をつけ、上手に筆を運ばせる。

 

「ほぉー。見事なもんだねぇ。」

 

「母さんに・・・、教えてもらった。」

 

・・・やはり借金で置いて逃げただけか。

 

「書けた。」

 

そこには、大人も顔負けの達筆な字で

『御食事処 ああら』

と、書かれていた。

 

「いいじゃない。とても親しみやすいし覚えやすい店の名前だね。」

 

じゃあ次はメニューだな。まず、この子が何を作れるかだな。

 

「亜嵐ちゃんは何を作れるの?」

 

「・・・ご飯は炊ける。味噌汁も作れる。ここは地底だけど川があるから川魚もいるから魚も焼ける。野菜もある。・・・今から秋山さんに恩返しついでに作ってくる。」

 

「お、じゃあ楽しみに待ってるよ。」

 

じゃあ椅子と机を押し入れから1個出しますかね。

 

ゴトッ

 

・・・うーん。小洒落た家具だね。んで、机は足が低めの長机。

ソファでも使えるようになってるのか。

・・・おや。ソファはないけど座布団のついた背凭れのない長椅子ならある。壁にくっつけたら背凭れもできるというわけか。

 

 

【挿絵表示】

 

 

(黒丸は座席を表しています。)

 

まっ、ざっと並べたけどこんなものだろう。

あとキッチンの入る右手側に居住スペースがあるらしい。

そこに亜嵐ちゃんの部屋があるそうだ。

 

「出来たよ・・・。きゃあ!?これ!秋山さんが・・・!?」

 

「そうだよ?どう?店っぽくなったっしょ?」

 

「・・・うん!・・・あ。ご飯・・・どうかな?」

 

献立は?ほーう。ご飯にこれは大根と油あげのシンプルな味噌汁。

あとイワナの塩焼き。そして山菜の炒め物。ふむ。肉こそないもののそれを感じさせないボリュームだね。

ご飯も問題なく炊けてるし、味噌汁も大根も柔らかく味も濃い。

 

「イワナも塩加減が万人受けしそうな程度の濃さでおいしいよ。炒め物も味付けがしつこくないしね。・・・すごいね。君。」

 

「・・・えへへ。ありがとう。」

 

褒められたからか亜嵐は頬を染めて照れる。

クールな子かと思ったら意外と表情が豊かな子だ。

 

ダンダンダン

 

だれだ?

 

「出てくるよ。亜嵐ちゃんはここにいて。」

 

秋山は玄関に向かう。

 

ガチャ。

 

「はーいどちらさま゛ッ゛!?」

 

そこにはどす黒いオーラを出す少女。

そう。紛れもないさとりちゃんだ。

 

「どこほっつき歩いてたんですか秋山さん・・・っ!?」

 

「あー・・・、えー・・・。・・・ひとちがーいじゃなーいかなー?」ギギギ

 

「待てい。」

 

あー・・・。こりゃブチ切れてるなぁ。

出かけるって言ってからどれ位たってるんだろう・・・。

かなりたってるだろうな・・・。

 

「こんな薄暗い小屋に幼女を連れて2人で何やってるんですか。」

 

「誤解を生む言い方やめてくれないかなさとりちゃん。」

 

「秋山さん・・・。だれ・・・?」

 

あっ!?亜嵐ちゃん・・・!

いつもは可愛く見えるさらさらした銀色の髪の毛が何故か恐ろしく見える。

 

「はやく2人で(お店の新メニューとか店の内装を)沢山作ろう?」

※カッコ内は言ってない。

 

超誤解を招く言い方をするねえ亜嵐ちゃん!!!!!

 

「秋山さっ!あなた!//なんてことを///」

 

「あれ?これ龍が如くだよね?俺、違うやつに出演してない?」

 

うーん。間違えてはないけど間違ってるね。クロスオーバーした先と作者が悪い。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・なるほど。秋山さんが借金取りから救った少女となんやかんやあってお店を作ると・・・。」

 

「そういうこと。・・・さとりちゃんもなにか協力してくれない?メニューでも内装でもいいんだけど。」

 

俺がこれを話すと亜嵐ちゃんが目をキラキラさせる。

何かを待つ目だ。さとりちゃんはその目に負けそうになる。実際、亜嵐ちゃんとさとりちゃんなら、さとりちゃんの方が余裕で大きい。

 

「というよりこの子は・・・。漣 亜嵐というのね。・・・私は古明地さとり。よろしく。」

 

亜嵐はさとりをじっと見て査定する。・・・秋山の知り合いで悪い人ではなさそう。お姉ちゃん肌なのは確実だから甘えても良さそう。

 

「・・・よろしく。『さとりおねえちゃん。』」

 

ズキューン

 

「はうっ・・・!・・・あぶない。いま襲いかかりそうになったわ。」

 

「抑えてさとりちゃん。」

 

「まあいいでしょう。私たちの方からもなにか内装になるものを渡すわ。それにくわえて、私の仕事の手が開けばこちらの店の店員にもなるわ。その子がキッチンに入ると秋山さんだけがフロアになるでしょう?」

 

そういえばそうだな。

 

「そうだね。そうしてくれると有難いよ。あと亜嵐ちゃんも店の経営とかわからないから、すべて売上とかの管理は俺がやるよ。売上の4割を借金に回して、残りのうちの3割を従業員で分けていこう。」

 

「あとの3割は?」

 

「ん?亜嵐ちゃんの取り分だよ?」

 

「あ、まあこの場所のオーナーだし、キッチンで働いてるしそりゃそうよね。」

 

物分りが良くて助かった。

すると、亜嵐ちゃんが俺の服を引っ張る。

 

「あの献立・・・、あと300食作れる・・・。」

 

「え!?そんなに材料があるの!?」

 

「・・・おかしいわね。」

 

やはりこの子も妖怪と言っていたし、そうなのだろうか。

これも一種の能力ということだろうか。

 

「じゃあ、ドリンクに緑茶と烏龍茶。そして、お酒も一応あるよと。『店員の気まぐれ酒』ってね。俺セレクションで。あとデザートに団子と大福。あと羊羹も。食後のデザートに。」

 

「言うのに合わせてメニュー表を書いていきましたけど、結構様になりましたね。」

 

「わーい。」

 

亜嵐ちゃんが声を出して喜ぶ。

あまり感情を顔には出さずに。

 

「じゃあ明日、店開けてみようか。」

 

亜嵐は元気よく頷いた。

その後口を開き

 

「秋山さんはこのあとどこで寝るの・・・?」

 

「うーん。一度地霊殿に戻ろうかなと。」

 

「いや、秋山さん。あなたはここにいてあげてください。またいつここにその借金取りが来るか分かりませんから。」

 

「いいのかい?」

 

「幼女に手ェ出すほどサイテーな男だと私は思ってません。」

 

思われたくないよそんなこと。

 

「では明日。仕事が片付けば顔を出しに来ますので。」

 

「ああ。」

 

バタン。

 

・・・

 

「さてと亜嵐ちゃん。明日いよいよ開店だけど料理作る時は落ち着いてね。俺に作るような時でいいから。しかも初日だし大した宣伝もしてないから客もあまりだろう。」

 

「・・・うん。気楽にやる。」

 

分かってくれたようで嬉しい。

さて。練りに練ったこのお店の計画。

いよいよ明日、『御食事処 ああら』として開店だ。

 

to be continued…




人物図鑑
【秋山駿】種族:人間(外来人)
目覚めたら地霊殿のソファで寝ていた、神室町のスカイファイナンスという金貸しの会社の社長。主に蹴り技での喧嘩がとても強く、脚力は鬼にも匹敵する。だが、基本優しく、誰にでも物腰柔らかく接し、面倒ごとに巻き込まれることが多い。
【古明地さとり】種族:悟り妖怪
幻想郷に迷い込んだ秋山を優しく受け入れてくれ、
2日匿ってくれた。相手の心を読むことができ、秋山のことは普通にいい人だと思っている。
【漣 亜嵐(さざなみ ああら)】種族:妖怪?
秋山が借金取りから救った謎の幼女。
綺麗なロングの銀髪で見るものを魅了させる。
料理が上手く、秋山とともに『御食事処 ああら』を経営する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回からしばらくはストーリーが進みませんが、自分が龍が如くとかでサブストーリーとかにどっぷりハマったもんだと思ってください。
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