龍が如く 幻想郷に集まりし英雄達   作:ガリュウ432

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やっと全員が博麗神社に行き、異変の概要を聞いて、解決に参加。
ここで導入が終わった感じですねほぼ。
今回は短めです。


3章 「新たなる舞台」

「紫さん、俺たちはこれからどうしたらいいの?」

 

品田が聞く。

異変解決には参加する。とは言ったものの何をするかは聞いてない。

それを気にしたままずっとタツの修行を四人は見ていた。

 

「そうねぇ。言うまでもないけど、遥はここで修行よ。・・・そうね。秋山も修行に参加してくれないかしら?」

 

「俺?なんでですか?」

 

「最初は桐生に頼もうと思ったのよ。でもあの人は心の底では遥の修行にすこし抵抗の念がね。それで、ある程度親しい秋山にやってもらおうと思ったの。」

 

「俺は構いませんけど、こちらの世界の知識は何も分かりませんよ?」

 

「なんのためのその本よ。そんな教科書じみた本持ってるんだから、頼むわ。」

 

「ま、それでいいなら。」

 

「俺らはどうしたらええんや?」

 

「冴島は藍と共に妖怪の山の頂上にある神社の神に、今回の異変の手助けを頼みに行ってほしいの。」

 

そのとき、修行をしていたタツと藍が戻ってきた。

 

「紫様、それでも構いませんが、タツと橙は・・・。」

 

「タツと橙は品田に同行させるわ。品田は紅魔館という館に行ってほしいの。その『悪魔の妹』の元は紅魔館という線が厚いのよ。」

 

「橙を・・・!?少し危険では!?」

 

「師匠、橙とは・・・?」

 

「私の式神だ。だが、戦闘経験なども考えると少し幼くてな・・・。」

 

「わかりました。」

 

「橙!?」

 

後ろから聞こえる幼い声。

猫耳に帽子をかぶった小さい子。

 

「私も、自分を磨くために行かせてください。藍様。」

 

「だが・・・。」

 

「負けたくないんです!」

 

負けたくない。それは恐らくタツの事だろう。

 

「・・・ハハハ!安心しろ橙。私はお前の前から消えたりしないよ。タツは私たちの新しい仲間だ。仲良くしてやってくれ。」

 

「橙さん。ですよね。『先輩』としてよろしくお願いします!」

 

(『先輩』ッ!!!!!!!!!!)

 

ズギャーーーンッ

 

「はっ、はい!わかりました!!」

 

「自分の式ではあるがチョロすぎやしないか・・・。」

 

「言うたあかん。気にした負けや。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「少しそれたけど、品田はこれからタツと橙と一緒に紅魔館に向かってちょうだい。ここから半日とかからないわ。でもそこの主は『吸血鬼』よ。見た目は幼くても実力者。プライドも高いから、変に刺激しないようにね。」

 

「了解。」

 

「はい。」

 

「わかりました!」

 

すると紫さんが俺をみて、少し考える。

 

「どうしたんすか?」

 

「いや、貴方、武器の扱いには自信あるの?」

 

「あるって言うか・・・、ものは大切に使うっていう考えがあるのかなぁ。」

 

「そう。ならあなたにこれを渡しておこうかしら。」

 

ー『魔除の刀』を貰った。ー

 

「ま、魔除とは言っても手頃な武器と思ってちょうだい。その丈夫そうな棒でも限界があるでしょう?」

 

さっき拾った丈夫な棒。いくら使っても折れなさそうだが如何せん威力がない。これは嬉しいね。

 

「ありがとうございます。ありがたく使わせてもらうよ。」

 

「・・・そうねぇ。時間が無いわ。品田達はもう私が送ってあげるわ。」

 

そうすると紫は指パッチンをする。

そして足元に穴が開く。

スキマ。

 

「紫さん・・・。次はこうなること教えてくださいね?」

 

「私からもお願いします・・・。」

 

「紫様・・・。私からも・・・。」

 

シュンッ

 

ギャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!

あああああああああああああああ!!!?

きゃああああああああああああ!!!!!!!!!!

 

「三者三様の叫び声やったな。」

 

「ご愁傷様・・・。品田。」

 

「さ、俺らも出発するか。」

 

「む、もう行くのか冴島。」

 

「ああ、此処で待ってても日が暮れそうやからのう。山まで間に合わんでも、人里ででも寝泊まりできたらええやないか。」

 

「そうだな。じゃあ出発しようか。」

 

すると秋山が呼び止める。

遥も隣にいるようだ。

 

「冴島さん。・・・さっきも言ったように、山の神は冴島さんも含め俺たちを狙ってます。戦うことは必至でしょう。用心してくださいね。」

 

「ああ。助言、感謝するわ。」

 

そういい、猛虎と九尾は背を向け、石段を降りていった。

 

「秋山、さっきの言葉本当なの?」

 

「ええ。俺たちは1回、ここに来る途中別件で妖怪の山の麓辺りまでいました。そのとき、そこに居た鴉天狗に言われたのが山の神からお前達は狙われている・・・。そう言われたんです。」

 

「ふーん。信憑性は薄そうだけど、心に留めてても良さそうねぇ。」

 

「冴島さん、何ともなかったらいいけど・・・。」

 

遥ちゃんも心配そうだ。

 

「ま、大丈夫だよ。あの人なら。」

 

「そうね。冴島はおそらく実力だけなら藍に勝てるでしょうね。」

 

「九尾に勝つオッサンって・・・。」

 

「・・・絶対に戦わせちゃダメね・・・。いろんな意味で。」

 

するとここまで秋山たちを連れてきた慧音達が紫に話しかける。

 

「私達もそろそろ帰ることにするよ。」

 

「そう。あなた達もいろいろとありがとう。また頼ってしまうかもしれないけど・・・。」

 

「何、気にすんな。そんときはそんときだ。」

 

妹紅が爽やかな笑顔で答える。

 

「んじゃ、私達も行くか、慧音。」

 

「ああ。」

 

二人の少女は石段を降りていった。

 

「さ、俺達もやるべき事に差し掛かりますか。」

 

「はい!」

 

「じゃ、次は私と実戦形式でやってみましょう。ひとまず、遥は避け続けなさい。」

 

「はい!」

 

各々が今、遂行すべき任務を果たすため幻想郷各地に英雄が向かった。今、幻想郷を襲う、『悪魔の妹』異変の解決の為、強敵の元へと彼らは向かった・・・。

 

to be continued…




次回からは、第三部 『紅魔』 品田編のスタートです。
初の本格的な部の単体主人公。大体一つの部で全6章〜7章までと思ってください。
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