龍が如く 幻想郷に集まりし英雄達   作:ガリュウ432

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さ、やっとこさひと段落つけそうです。
桐生さんも真島さんも谷村さんも絶好調で戦います。



5章 桐生team&谷村team編 「合流」

ー博麗神社 石段前ー

「うへぇ・・・、高いなぁ・・・。」

 

壁のように立ちはだかる石段。

合計何段あるのか数えたくなるくらいだ。

 

「谷村さん何を弱音を吐いてるんですか!少なくとも私よりは若いんですから頑張ってください!」

 

聖が言う。

そうだよなぁ。年上に言われちゃあ・・・。・・・ん?

『年上』?

 

「えええっ!?聖さん僕より年上なのかぁ!?」

 

「あれ?言ってませんでしたっけ?」

 

階段を登りながら話を聞くと聖さんはなんやかんやあって今まで封印されていたらしい。

つまるところ俺らよりも百歳超で歳上なんだとか。

 

「やっぱり僕達の常識はここには通じなかったか・・・。」

 

「妖怪とか出てる時点でまあわかってたことですよね。」

 

うーん。現実逃避したかったからそれは言わないで欲しかったかな遥ちゃん。

 

「さて。そろそろ見えてきますよ。」

 

おお。話しながらなら意外と早く登れるものだ。

 

ー博麗神社 境内ー

誰もいないのか?

 

「谷村さん!御賽銭入れていこうよ!」

 

そういえば神社だった。

ま、一応入れておきますか。

 

「そうだね。お参りしておこうか。」

 

40円使った。

 

(そなた達には徳があるようじゃ。今以上に徳を積めば御褒美をやろう。)

 

「!?」

 

なんだ今の声!?と思ったが遥ちゃんを見ると遥ちゃんも驚いている。

だが聖さんには聞こえてないようだ。どういうことだろうか。

徳・・・。ま、何かしら行動したら積めるだろ。

 

ー徳を積んで博麗神社に来るとご褒美がもらえます。徳の積み方は様々でサブストーリーを解決したり、ダッシュで〇km移動などでも積むことができます。御褒美は経験値アップ、ダッシュ移動強化など色々あります。積極的にいいことをしましょう。ー

 

「説明お疲れさん。」

 

だから地の文と会話しようとしないで。

なんなの?主人公は地の文と会話できるの?

 

「そうみたいだね。私も出来るみたいだよ。」

 

遥ちゃんまで出来ちゃったらツッコミいなくなるじゃないか!

 

「皆さん、誰と話してるんですか?」

 

いたよ。さすが聖さん。

ーーーーー

「さ、40円っと。」

 

チャリーンッ

 

「アァァアァァリガトウゴザイマァァォススッ!!!!!!!!!」

 

「わあっ!?何この巫女さん!?」

 

「あなた達、徳を沢山積んだわよぉ!って聖じゃない。家族での参拝客かと思ったわ。」

 

どうやら聖さんとは顔見知り、というか知り合いのようだ

 

「家族だなんてそんな・・・。この方達は外来人ですよ。」

 

「だと思ったわ。格好からわかるもの。・・・、私はこの神社の巫女の博麗霊夢よ。気軽に霊夢と呼んで。」

 

なんかこの巫女あれだな。がめつい感じだな。多少の悪さも金で許しそうな感じだ。

 

「なんか今むかっとしたわ。お前が言うなみたいな感じの。」

 

「気のせいですよ。僕は谷村正義。外来人だ。」

 

「澤村遥です!よろしくお願いします。」

 

すると霊夢が一瞬不思議そうな顔をしたがすぐに戻し、

 

「ええ、よろしくね。」

 

と返した。

 

ー博麗神社 居住スペース 客間ー

上品そうなお茶が出される。

飲んだけど粗茶だった。万能茶みたいな味がした。

 

「さてと、早速本題に入るけど、アンタ達はすぐにでも元の世界に戻りたいのよね?」

 

「ええ。出来るのならば。」

 

霊夢は少し悩ましそうな顔をする。

 

「まー、なんというか困ったことがあってね・・・。いやまあアンタ達を元の世界に帰すことは今からでもできるだけど。・・・アンタ達ここに来る途中、『悪魔の妹』に出会ったかしら?」

 

・・・悪魔の妹。そのワードを聞くと何故か背筋がゾッとする。

忘れられない。ヤツのことだ。

 

「そいつは幻想郷の各地に出没しているのよ。何人か退治に向かったが全く弾幕が通用しなかった。何故か私を含むごく僅かの者の弾幕しか攻撃が入らなかったのよ。」

 

「なっ!?そんなことがあっていいのですか!?弾幕が通用しないなんて!」

 

聖が驚いた様子で言う。

 

「聖さん。弾幕が通用しないのはダメなのか?戦いならばいいと思うんだけど。」

 

「・・・。そうですね。一応この世界の決闘方法を言っておきましょうか。私たちの攻撃方法『弾幕』は本当は大体の者が本当の力ではありません。大抵の妖怪は簡単に相手を抹殺できるような能力を持っています。」

 

「まあだから本来なら今この世界は妖怪に支配されている・・・んだけどそれを阻止すべく何かを決める時などに考案されたのがこの弾幕を用いた『弾幕ごっこ』なわけ。」

 

遥ちゃんが疑問を投げかけた。

 

「え?でもあの謎の女の子は弾幕は使ってきましたけど普通に剣とか。まあ、簡単に言ったら谷村さんを殺しにかかってましたよ。」

 

「だから危険なの。弾幕ごっこは決闘だけどどっちかというと競技に近いわ。ルールも色々あるしね。絶対によけられない弾幕は使ってはいけないとかね。おそらく通用しない弾幕があるということはそのいろんなところに出没する悪魔の妹は殺戮が目的。」

 

なるほど。一応ここでの戦い方は決まっているが殺そうと思えば

相手を殺すことは出来るんだな。

・・・さて、第2の問題だ。

 

「霊夢さん。この銃に見覚えはあるか?」

 

リボルバー型の弾幕発射銃。先程、あの悪魔の妹の片腕をぶっ飛ばす威力を持つ銃だ。

霊夢が目を見開く。

 

「なっ!?谷村さん、これどこでッ!?」

 

「人里の道に落ちていた。あの人里にこんな銃は合わないんでね。なぜ落ちてるのか不思議に感じたから預かってた。」

 

霊夢はそれを聞きまたも驚く。

 

「はあっ!?・・・くそっ紫め・・・。あいつのヤツなのになんでここにあるんだ!?(小声)」

 

「霊夢?」

 

「はっ。いやなんでもないわ。ところで、あなたはこれ、扱えるのかしら?」

 

・・・この質問。大体の者はNOになる。

弾幕発射銃は霊力がなければ使用不可能。

だが谷村は違った。

 

「ああ。・・・悪魔の妹もこれで撃退した。」

 

「!?・・・。なるほど。分かったわ。あなたには霊力があるのね。・・・1回、撃ってもらっていいかしら?あの木を狙って。」

 

障子から見える外に生えていた木を指して霊夢が言う。

 

スッ・・・

「ああ。・・・ま、さっきの馬鹿みたいな威力は焦ってたらあの弾になるさ。落ち着いて撃てば・・・。」

 

ゆっくりとリボルバーの銃身の先は木に向けられる。

正直、聖は不安だ。

 

(・・・。谷村さん、大丈夫なのですか・・・?あの威力、こんなところで撃とうものなら、大変なことに・・・。」

 

「心配ご無用さ。聖さん。」

 

トリガーに指を掛け、そのままズドンとリボルバーらしい重い音。

銃口から発射された鋭い先の形をした霊力で出来た弾はズゴオッという音を立て一直線に木を貫通して通り抜けた。

 

「ま、こんなもんでしょ。」

 

「ま、杞憂ね。・・・さて、話は戻すけど元の世界に帰りたいのはあなた達2人で以上かしら?」

 

谷村が首を振る。

 

「いや、あと2人。あと2人の男がいる。そいつらが揃って全員だ。」

 

「そう。まあ来るまでゆっくりすればいいわ。」

 

霊夢がお茶のお代わりをだそうとして立ち上がる瞬間。

 

ドゴオオオオンッ!!!!!!!!!

 

「なんだっ!?」

 

「入口の方からだよ!谷村さん!」

 

「やれやれ、トラブル続きだね。」

 

ー博麗神社 入口ー

「や、やっとこさ、神社についたでぇ・・・!」

 

鳥居の前で息切れしているのは真島だ。

隣には魔理沙と桐生。

 

「まさか途中でフランの軍隊に襲われるとは思いもしなかったぜ・・・!」

 

「これが幻想郷か・・・!」

 

「ちょっと。幻想郷はそこまでバイオレンスじゃないわよ。」

 

前から聞き覚えのない声。

しかし、じきに聞き覚えのある声が。

 

「おじさん!」

 

遥が桐生の元に駆け寄る。

 

「すまなかったな遥。心配を掛けた。お前も無事か?」

 

「うん!」

 

「そうか・・・。谷村も遥の面倒を見てくれてありがとう。助かった。」

 

谷村にも礼をする。

 

「いえ・・・、俺は特に何もしてませんよ。」

 

「ところでおじさん。どうしてここまで走ってきたの?」

 

桐生がそうだったというふうにはっとする。

 

「遥、下がってろ!!」

 

遥が賽銭箱の後ろに下がる。

そして石段を上がってきたのは、きらびやかな羽、赤い服、金髪、そして可愛い顔とは裏腹に不気味な笑い声。そう、『ヤツ』だ。

だが、今回は『ヤツら』と呼ぶ方が正しいだろう。

 

「な・・・!!6人・・・?」

 

霊夢が信じられないという顔をする。そう、フランが持つスペルカードに『フォーブアカインド』という四人に分身する技があるがそれをそれを超える数の分身なのだ。

 

「ヒーヒッヒッヒッ!丁度ええやないか!ワシらも遥ちゃんを抜いて6人!相手も6人!6対6で戦おうやないか!!」

 

「1人1匹だぜ!」

 

「まったく、強敵を前にしてどうして楽しそうなのよアンタ達は・・・。」

 

霊夢が呆れるがやる気満々だ。

 

「・・・やる気満々じゃないですか・・・。はあ・・・。仕方ないですね。相手しましょう!」

 

聖も構える。

 

「桐生さん。結局最後の最後で戦うことになりましたね。」

 

谷村がにやりと笑い話す。

 

「ああ。絶対に死ぬんじゃねえぞ。」

 

「そっちこそ。」

 

谷村、桐生も合わせて構える。

 

「ヒヒヒヒ・・・!ネェミンナデアソボウヨ!!」

 

「アハハッ!!コロシアオウヨ!」

 

気味悪くフランたちが口々に喋る。

 

「・・・だべりはいい。端から殺す気で掛かってこいッ!!!!!!!!!」

 

VS

_人人人人人人人人_

> フランドール・スカーレット <

 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

to be continued…




今回のラストで出てきたボス名を囲んだ謎の枠ですが
本家でいう章ボスとかスロー演出の時の名前みたいなもんだと思ってください。
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