目覚めたらベホマ使いに   作:ベホマラー

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ナメック星編
1話~転生、DBの星なのになぜあれは出て来ない~


俺の名前は緑川(みどりかわ) 太一(たいち)

ごく普通のサラリーマンだ。

 

今日も仕事場に車で向かっているわけだが、

 

ドンッ

 

何か後ろからものすごい衝撃を受けて俺の意識は途絶えた……

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

いってて……

 

あれ? 痛くないぞ?

今突っ込まれたよね⁉

 

完全に死んだと思ったんだがはっきりと意識がある。

 

「………デよ……ンデよ……デンデよ」

 

 

俺が顔を上げてみると、そこには緑色した巨体がいた。

 

「デンデよ……目覚めたか?」

 

あれ、最長老さま?

あの、ドラゴンボールの?

 

 

 

いやいや、デンデって俺のことを言っているようだが人違いも甚だしい。

どう考えたら間違えんだよ、あの緑色の宇宙人と。

 

 

そして俺は自分の体を見てみる。

 

そういえばさっきから目線が低いなって感じてたん……え……?

 

……

 

え、緑色が見えるんだけど、俺の目はおかしくなったのか? うん。きっとそうだ。誰かが貴方の目は節穴ですとか言ってくれるはずだ。

 

 

……言えよ! 最長老様でも良いから!

 

待ってくれ。こんな鮮やかな緑色とはどういうことだ。風呂入らなきゃ(現実逃避)

 

 

「どうしたのだデンデ。そうか、まだ目は覚めていないのだな?」

 

「え……! ……ひょっとして俺、いや僕のことを言ってますか?」

 

「お前以外に誰がいるというのだ……これは困ったな。基本的な知識を入れてやるのを忘れてしまったか……」

 

最長老の言葉に疑問符が頭の上に浮かぶ。

それと同時に俺は自分の知らない記憶があるのに気づいた。

 

僕の名はデンデ。ナメック星で生まれ、ムーリ長老の村に住むことになっている。ムーリ村の住民は……(以下村の情報)

 

この星のことや住民の記憶があった。

 

どうやらデンデであることは間違いないらしい……

先ほど自覚がなかったのは、俺が人間だった頃の記憶が邪魔したためではないかと思われる。

 

はあ……取り敢えず、あっちに俺の住む場所である、ムーリ村があるから向かいながら整理しようか。

 

 

……

 

まず、ここはドラゴンボールの世界だ。

 

 

これは良いだろう。とってもすばら――

 

だらっしゃああ!

最高の気分だな、親父(最長老)!

 

 

……はぁ、はぁ

 

落ち着け、いったん落ち着こう……

 

おそらく、俺は転生したんだな……

以前(生前?)、そういった小説を読んだことがある、神様のミスで死んだ者が二次元の世界へ転生する、そんな類の話を。

 

しかしその転生先がデンデだったなんてな

 

まあベホマ使いまくってこの世を我が物に……間違えた、この世を好き勝手生きてやるぜ!

 

今気づいたんだが、俺は生まれたばかりのようだ。

まあ、さっきはパニクってたから気づかなくても仕方ない。

最長老様がそういう風なこと言ってたし、近くに割れた卵の殻が落ちてたしな。

 

 

ということは今はいつなのだろう? フリーザ軍はまだ来ていないみたいだからもしかしたらZは始まってないかもしれない。

 

 

 

ん? フリーザ?

 

 

……いや知らん。そんな奴しらない! 絶対に知らないよっ!!

 

俺がそいつに殺されるなんて知らない……

 

 

……

 

 

落ち着いた?

いかん、自分に聞いてしまった。落ち着いてない証拠だな。はっはっは……は……はは。

 

……

 

現実逃避しかけたが、やっぱり死ぬのは嫌だな。

 

 

……そうだ。

強くなればいいんだ!

 

俺は強くなって運命に抗ってやる!

 

 

俺の決意は固い。

 

 

 

たぶん……

 

 

――――――――――

 

 

ムーリ長老の所へついた俺はこの世界のことについて聞いてみることにした。

 

どうやら、つい最近とてつもない異常気象がナメック星で起きたらしい、

そのせいでナメック星人は全滅してしまった。

最長老を除いて。

(他の星に行ってた人たちも)

 

でもみんな死ぬような災害でもたった一人生き残っちゃうなんてどこの怪物だよ……

 

あれだろ? 津波に飲み込まれちゃったけど生き残れたみたいなもんなんだろ?(規模が違う)

 

そう思うとやばいな……

フリーザ倒せんじゃね?

 

 

まあそれはいいけど

そこでなんとかしようと思った最長老様は100人以上も子供を産んだらしい。

(その108番目が俺というわけだが)

 

それから、目の前にいるムーリさんは記念すべき一人目だって。

やったね!

 

ってか100人以上産んだってのは知ってはいたけど、改めて聞くと子沢山すぎだろ、おい

 

にしてもピッコロがやってたようなあれを100回以上やってるわけ?

ようやるわ、お父さん

 

 

 

さて、問題はどうやって強くなるかだ。

これが一番の問題だ。

龍族のデンデは回復という技が使えるが、戦う力はないと言われてたし……

そもそも回復できるのかな? 試してみたいなぁ

 

っと、あんなところに怪我した人がいるぞ! なんて都合がいいんだ!

 

俺はその人の近くに行く。

 

……よし、いくぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベホマ!」

 

すると怪我を負った人の傷が少しずつ癒えていく。

でもやっぱりあれと比べて遅いな、

修行すればどうにかなるかな?

 

「す、すまない。ん? 見たことのない子供だ、さては新しく産まれたデンデという子か?」

 

「あ、はい」

 

この人なんで生まれたばかりの人間(?)のことを知ってるんだ? マニアか? ちょっとイクメン目指しちゃってる系の人か?

 

ん? あれこの声はもしかして……?

 

ね、ネイルさん!?

 

そ、そうだった……

ナメック星人最強(?)といわれる(た)ネイルさんがいるじゃないか。

 

この人に教えを請えば俺も強くなれるかもしれない!

 

少なくともフリーザに一撃でやられない程度には。目標低いとか言うな。

 

「あ、あの……」

 

だめでもともと、聞いてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

断られた。

 

いや、いきなり言った俺も悪かったのかもしれない。

 

いきなりはさすがにマズいよな。

 

でも俺には強くならなければいけない理由がある!

 

絶対弟子入りしてやるんだから!

 

でもなぁ、強くなるといっても力を強くするだけではやはりネイルが敵わなかったフリーザに勝てるほど強くなれる自信はない。

才能もないだろうし(デンデには悪いが)

 

このことはまあ、また今度考えることにしよう。

 

フリーザはまだ来なさそうだし(謎の自信)

 

 

==========

 

 

不覚だった。

 

まさか気のコントロールを間違えて自分の腕を吹っ飛ばしてしまうなんてな。

 

俺たちナッメク星人は頭さえ残っていれば体がなくても再生できるが、再生にはかなりの体力を使う。

 

今日の修行はもうできないかとあきらめていたところ、

 

子供が飛んできて、

驚いたことに俺の傷を癒していく。

 

「す、すまない。ん?見たことのない子供だ」

 

俺はそんなことができる子供を知らない、ということは新しく生まれた子か!

 

「さては新しく産まれたデンデという子か?」

 

その子供は慌ててはいと答える。

 

しかしもっと驚いたことに、その子供は俺に弟子にしてくれなどと頼んできた。

 

もちろん断った。

 

俺みたいな戦士型のナメック星人に教え方が上手いとは思えないし、ましてや教えた経験がないのだから突然そんなことを言われても承諾できるはずがなかった。

 

その子供は、いやデンデは落ち込んだ様子で村へ戻ったようだが、仕方ないだろう。

俺に教わるだけ時間の無駄だし、龍族がどれだけ戦えるのかわからない。

 

俺もまだ知らないことが多いな。

 

まあ、少し鍛えてやるくらいならいいだろう。

 

 

――――――――――

 

 

俺はムーリさんが話していたことを思い出していた。

 

以前はナメック星人たちもかなりの科学技術を持っていたという。

 

なんでも音声認識システムを搭載した超高速で移動できる宇宙船を製造できたらしい。

 

しかしそれも異常気象のときに失ってしまったらしい。

 

まてよ? そんな技術あったらあの悟空やベジータが使っていた重力を自在に変えれる奴も作れるのでは?

 

いやいやだからあれは滅びた技術なんだって。

 

 

……でも探したらどこかに眠ってるかも。

 

ナメック星壊された後でもスーパーサイヤ人ゴッドが書かれた伝説の書は大事に保管されてたみたいだし。

 

よし、いっちょさがしてみるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

見つかっちゃった汗

 

重力室の設計図かな? これは

 

いやほんとに都合よすぎだろ!

神さま俺に甘すぎない?

 

でも俺からしたらありがたいんだけどね。

まあとりあえず読んでみよう。

 

ふむ、なるほど……

 

 

 

さっぱり分からん!!

 

やっぱだめか……

 

でも俺は諦めないからな!

 

これはなんとしてでも完成させてみせる!

 

 

〜翌日〜

 

誰か産まれたらしい。

 

ああ、弟じゃないか。ん? カルゴ?

 

ひょっとしてあれか。フリーザ軍にドラゴンボール盗られるときに殺されたあの少年か?

デンデの隣にいた。

 

そして、長老からはカルゴがこの村に来ることが決まったからいろいろ教えろという話をされた。

 

まあ、仕方ないけどやってやるさ

 

 

――――――――――

 

……

 

なにこいつ、可愛すぎんだろ!

 

俺の話聞いてるとき終始目ぇ輝いてんの。

 

なんだ、この生き物……

 

それと何気なく見せたつもりだったが、

あの設計図を真剣に見だして、

 

 

 

解読しちゃった。あは

 

笑うしかないよね。あはははは

 

ねえお前なんでわかるの?

 

いやーわからんことがあるもんですね。

カルゴ君はフリーザ軍に殺されて生き返ったあともとくに登場することなかったから、

特徴のない子と思っていたのに。

 

俺の最強への道は近づいていくが、

いくらなんでも都合よすぎて怖くなってくる。

 

これは早く寝よう。

 

早く寝て早く作ってもらうとしよう。

 

それと、カルゴは絶対に死なせない、守ってやるんだ!

 

目標も増えたし、明日から本格的に修行(重力室と)が始まりそうだ。

 

デンデは期待を胸に膨らませ、深い眠りについた…

 

 

ネイル「…」




主人公の出落ちってなんだ?
最長老様の適当感は作者の妥協です。

○デンデ
 龍族タイプのナメック星人。最長老108番目の子供で、ナメック星人の中ではかなり優秀。戦う力はないがどんな重症を負った者でも完治させることができる能力を持つ。

○龍族タイプ
 ナメック星人は龍族タイプと戦士タイプの二つの種族に分けられる。戦士はそのままの意味で、龍族は物を作り出す特殊な力が備わっている。

○ムーリ
 最長老一人目の子供にしてデンデの村の長老。村がフリーザ軍に襲われたとき奴らの持っているスカウターの存在に気づき、すべて破壊するという活躍っぷりを見せる。後に最長老の後継者となる。

○最長老
 ナメック星の長。

○チャモロ
 ドラクエⅥの仲間キャラ。回復魔法を得意としていて、先祖はホイミスライムである。仲間は主人公合わせて5人のため、4人パーティであるこの作品ではチャモロがメンバーから省かれることもある(できる)。

○フリーザ
 宇宙最強の存在として初登場した、宇宙の帝王と恐れられる宇宙人。ナメック星編における物語の根幹を成す悪役。「私の戦闘力は530000です」

○ナメック星
 空気や重力は地球と同程度で、アジッサという樹木が育っている。複数の恒星の周りを回っているため夜がない。空は黄色や緑、水は紫や緑色をしている。地球に比べると生物の数が少なく、蛙など両生類や水生生物が中心。

○ピッコロ
 みんな大好きショタッコロさん。昔は大魔王を名乗っていた痛い奴だったがご飯を世話するうちに目覚めてしまう(意味深)

○ベホマ
 ドラクエシリーズ最強の単体回復呪文。どんなにHPが減っていても死んでなければ、全快する。

○ネイル
 ナメック星の戦士で、ピッコロと瓜二つ。最長老を護衛する。戦闘力はナメック星人の中でも特に高いが一番とは言われてない(主人公の勘違い)

○カルゴ
 実質デンデの弟。原作では初めてフリーザに殺されたナメック星人。今作では主要キャラになりそう?
 

生まれたばかりのナメック星人については調べてもわからなかったので記憶を持った状態で生まれてくるという設定にしました。
だってそうしないと最長老様たいへんでしょ?100人以上に教育だなんて・・・
マジュニアだってそうだったしね。

カルゴを死なせないといってもどうせあとで生き返るんですけどね!

さて、読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字、矛盾等あればお教えください。
今後とも未熟な私をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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