このチョロイ子に祝福を!   作:隔離場

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どうも、最近下書きのストックがなくなって全部その場で考えるようになった隔離場です。

眠気に襲われつつも頑張って書いてます。
追記:爆裂魔法習得の必要ポイントを増加しました


8話 チョロイ子と種明かし?

「スキルの習得方法……ですか?」

 

 ジャイアントトード討伐の次の日、カズマさんがそんなことを聞いてきました。

 

 確か冒険者登録の時に教えてくれたと思いますが……

 

「冒険者カードに習得可能スキルが書いていませんか?」

 

 私の冒険者カードには賢者としての、習得可能スキルが一覧になって表示されていたはずです。

 まぁ、私の場合はもともとスキル持っていたので、一度しかスキル取得にカード使ったことはないんですが。

 

「カズマは初期職業の冒険者ですから、誰かからスキルを教えてもらうのです。そうするとカードに習得可能スキルという項目が現れるので、ポイントを使ってそれを選べば完了なのです。」

 

 食事を取りながら、めぐみんさんがカズマさんの問いに答えます。

 

 カズマさんから聞いたところ、冒険者は全てのスキルを習得可能なんだとか。その代わり他の専門職に比べポイントを多く消費するそうです。

 

「では、カズマさんはめぐみんさんの爆裂魔法も覚えれるのですか?」

 

「その通りです!カズマは冒険者、クレールは賢者、二人とも爆裂魔法を習得できる職業です。爆裂魔法を覚えたいならいくらでも教えてあげましょう!」

 

 私は、スキル取得に、特に攻撃系の魔法の取得にはかなりコストがかかるのですが……。確認してみましょうか。

 

「1320ポイント……?」

 

「流石にその必要ポイントは同情します。…が、なぜクレールは爆裂魔法を習得可能なのですか?爆裂魔法はどんな職業でも教えてもらわなければならないはずです。もしやそれが職業賢者の恩恵でしょうか?」

 

 めぐみんさんが不思議そうな顔をして私を見てきます。うーん、いつも通り、魔力の通り方で感覚を覚えただけですし…。あ、これが普通じゃないのかな?

 

「昨日のめぐみんさんの爆裂魔法を見て覚えました。というかめぐみんさん、私のいたところでは敵の目の前で倒れたら即座に倒されちゃいますよ?」

 

 そういえば昔から人の使っている魔法を真似するのは得意でしたが、世界転移の魔法だけは覚えられませんでした。

 珍しい魔法だったので覚えたかったです……。

 

「もうクレールの話で驚かなくなってきたな。」

 

「クレールの常識は私たちの非常識です。もしそんなときが来たらまたあの引き寄せ魔法で助けてください。あなたなら余裕でしょう?」

 

 めぐみんさんはそんなことを言ってきます。頼りにされてるんでしょうか?あと、グランフェルデンの皆さんと同じことを言わないでください!

 

「よし、とりあえず少し待ってろロリッ娘。今はクレールに聞きたいことがある。」

 

「ロ、ロリッ娘!?……この我がロリッ娘……。」

 

あぁ、めぐみんさんが落ち込んでしまいました。よく意味は分かりませんが、"ロリッ娘"というのは言わないほうがいいようですね。めぐみんをよそにカズマさんが質問をしてきました。

 

「それでだ、クレールのスキルで良さそうなのはないか?」

 

「うーん、私としては≪障壁魔法≫をおすすめしたいのですが、カズマさんが目指しているスタイルが分からないので……。とりあえず私の冒険者カードから習得してみたいものを選んでください。」

 

 カズマさんに冒険者カードを渡します。私のスキルを一通り見た後、何か疑問を持ったのか私に聞いてきます。

 

「なぁクレール、この≪召還魔法≫っていうのはなんだ?」

 

 ≪召還魔法≫?なんだか意外なところに目を付けましたね。てっきり≪回復魔法≫に目が行くと思いましたが…。

 

「≪召還魔法≫は言葉の通り動物を召喚するスキルです。"動物の王"という強力な動物と契約を結び、眷属を使い魔として借り受けたり、"動物の王"の現身(うつしみ)を一時的に呼び出して支援してもらえます。」

 

「おおー、なんか便利そうなスキルだな。ちなみに、クレールは眷属は貰ってたりするのか?」

 

「あ、いえ、私は"動物の王"そのものを呼び出せるので…えっと、昨日私の方に止まってた小鳥、覚えてます?」

 

「そういえばいたわねそんなのも。それがどうかしたの?」

 

「あの小鳥は"空飛ぶ鳥の王"と呼ばれるシームルグのフォーゲルさんに体を縮めてもらったものです。」

 

「「「は?」」」

 

 ?皆さん口を開けて固まっちゃいました。ほぼ同時に。仲がいいんですね。

 

「面白そうに笑わないでください。なにさらっと鳥の王とかいう大層な称号持つものを縮めちゃってるんですか!?」

 

「なんかやけにきれいな小鳥がいるな。と思ってたけどそんなやばそうな奴だったとは…。」

 

「む。私の友達を悪く言うのはやめてもらいますよ!」

 

「「友達かよっ!」」

 

 もちろんです。私の親友ですよ。フォーゲルさんは。

 

「あっはっは!面白いねキミたち!キミたちがダクネスが入りたがってるパーティの人?そっちのキミ、有能なスキルが欲しいんだろ?盗賊スキルなんてどうかな?」

 

 後ろから活発そうな女の子の声が聞こえてきます。私たちが振り返ると頬に小さな刀傷がある、銀髪の少女と、フルプレートメイルでしたっけ?金属製の鎧を着込んだ金髪の女性が立っていました。

 

……この二人、特に銀髪の子のほうからブリガンティア様やアクアさんと似た感じの雰囲気が漂ってきます。……この子まさか―――

 

 




ジャイアントトードの唐揚げってなんとなく食べてみたくなりません?

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