更新する予定のはずがあれよあれよと一年経過。しかも亀更新、救えないほどの拙作という有様です。今後はせめて2か月、いや半年、いや、一年?くらいずつ更新していければいいなと思っております。
そして、文章もさらに短くなっております。
エヴァンジェリンと飲み明かした次の日。流石に二日連続はきつく、気が付くと正午だった。当然ながらエヴァンジェリンはもういない。とりあえず昨日できなかった他の生徒へのあいさつからしようと思ったが、正午なので寮には誰も居ないだろう。仕方がなく学園長室へ行くことにした。
魔符で姿を中学生にしてから部屋を出る。するとそこにはオレンジ色の髪をした眼鏡をかけた少女がいた。見た限り私と同じく寝起きらしい。
「ん?誰だあんた?(やたらと発育が良いな。まさか・・・変なのじゃないよな?)」
「拙者、2年A組に転校してきた長瀬楓でござる」
そう言うと彼女が一歩引いた。口調があれなので当然の反応である。
「そ、そうなのか。私は2年の長谷川千雨だ(そのまさかだったあぁぁ!!!なんだよ『ござる』って!てめぇは忍者かっての!!)」
長谷川と話しているとしていると廊下の奥から幼稚園児のような身長の双子が来た。
「あー!お姉さんだれー?」
双子のつり目の方が声を掛けてきた。長谷川はややこしい事になったとばかりに身を引く。彼女は一般人なりにナニかを感じ取っているのだろう。
「(不味い。変人に囲まれたか。ここは早い所逃げた方が良さそうだ。何されるかわかんねーし)あ、あー、そういえば宿題があったんだった!すまん長瀬。もう少し話していたい所だが今度な!じゃ!」
身をひいたと思ったらそのまま自室に戻ってしまった。逃げ足は速いな。
「拙者、2年A組に転校してきた長瀬楓でござる。お主らは?」
「同じ2年A組の鳴滝風香だよ!」
「同じく鳴滝史伽です」
この幼稚園児みたいな双子も中学生らしい。まあ、人には個性というものがあるからな・・・。
「同じクラスでござるな」
「よろしくー!」
「よろしく頼むでござる」
それにしてもよくここまで育たないもんでござるな・・・。
「あ、部活入ってる?」
部活は入る気無かったが、誘われれば考えて見ようかと思っていた。
「んー入ってないでござるな。ここに一昨日来たばかりでござる」
「なら、さんぽ部に入るといいよ!」
ふむ?
「それはどういう部活でござるか?」
「雑談しながらぶらぶら学園内を歩き回るんですよー」
「ふむ、ほのぼのしてていいでござるな」
「あー!史伽!そういうのを簡単に言っちゃったら面白くないー!」
「という風に話しながら歩くんです」
まあ、暇つぶしにはもってこいでござるな。
「よし、いいでござるよ。出れない事もあるでござろうが暇なときは付き合うでござる」
まあ、いつも暇だとは思うが。
「「やったー!」」
この双子は相当仲がいいな。
「あ、部員はわたしと史伽でだけだったから大丈夫だし、暇なとき来てくれれば問題ないわ!」
「大抵は女子高エリアにいるです」
こうして、次々と生徒と仲良くなっていった。・・・まずは第一印象が大事だからな。
そして三連休が終わり、幾ばくかの日にちがすぎて私がクラスに馴染んできた頃、件の新米教師がやってきた。
私は朝早くから学校にいるのだが、一般人にも知覚できそうなくらい巨大な魔力が近づいてくるのがよくわかった。
「・・・・・はぁ」
「ん?どうしたの?」
声をかけてきたのは朝練帰りで早くにクラスに来ていた椎名桜子。
「いや、ちょっと昨日はしゃぎ過ぎただけでござる。特に病気だとかではないでござるよ」
「あ、楓さんも行ったんだー!私は今日朝練があったから行けなかったけどいいなー」
というのも昨日はこのクラスメイト達と夜遅く(といっても中学生なのでせいぜい0時くらいだが)まで女子会をしていたのだ。まあ、そのあと近の所で飲みなおしたが。
「新しい先生が来るからの。今日もあるわけでござるし、そう落ち込むこともないでござるよ」
まあ、私は絶賛落ち込み中なのだが。不安の種はこの近づいている魔力だ。たぶん、新任のネギ・スプリングフィールドなんだろうが、これは予想以上だった。
魔力が大きいのは別としても自分の魔力を制御できていないのである。たぶん使用できるのは3割程度。しかも全体の一割が体外に漏れ出すありさま。これでは魔法の才能のない一般魔法使いのほうが優秀である。
しかも時々人目もはばからず魔法の行使をしている有様である。
・・・ともあれ、才能「だけ」は光るものがあるらしいからなんとかして鍛え上げるほかないだろう。やれやれ・・・。
そのあと、教室に来るまでに魔法行使を数回しながらなんとかたどり着いた。
黒板消しトラップでも常時展開の魔法障壁によって黒板消しが止まったりそれに気づいたクラスメイトの明日菜が乱闘騒ぎを起こしたりと、まあ、いつも通りのテンションが高めな学校が始まったのだった。
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