さて、今私はセブルスに連れていってもらい、ダンブルドア先生の住む校長室に来ています。
校長室の中は、私も見たことの無いような魔法器具が置かれてあり、本で読んだことのある、美しく、涙には癒しの力を持ち、死んでも生き返る鳥、不死鳥も羽根を休めていました。
あの組分けの後行われた歓迎会のお食事では、様々な料理が出され、ハリーは目を輝かせてとても嬉しそうに食べていました。
「どうしてそこまで嬉しがるのですか?」
ハリーにそう聞いたときに、
「今まで一度もお腹いっぱい食べさせてもらえたことがないんだ。僕が食べたかったものは全部いとこのダトリーに食べられてしまったんだ。」
と答えられたときには、私はハリーになんと返事を返して良いか分からなくなりました。
御父様があの日、ハリーの家族の住んでいた家を襲わなければ、ハリーはこの10年間もっと良い生活を送れていたのでしょう。
ルシウス叔父様は、御父様が魔法族の浄化を行っていたとお話になられていましたが、それならば、なぜ、ハリーのお父さんまで殺し、ハリーに対して呪いをかけたのでしょうか。魔法族の浄化が目的ならば、マグル生まれであるハリーのお母さんだけを殺せばよかったはずなのですが…
「サラ、先程はすまんかったのう。じゃが、君がグリフィンドールを選んでくれて、わしは嬉しいぞ。」
「そうですか。ところで何故私を、あそこまでしてグリフィンドールに入れたかったのか、理由をお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「おぉ、君からその質問が来ることは当然のことじゃ。じゃが、今はまだダメじゃ。教えることはできぬ。 サラ、そう睨むでない。いつか、時が来れば教えよう。これは、約束じゃ。」
このタヌキさんの閉心術は堅すぎます。
何を考えているのかさっぱり分かりません。
それよりも今は…
「ダンブルドア先生、私は貴方のお願いを聞きましたが?」
「もちろんじゃとも。君の願いを4つほど聞こう。もちろん、何回かに分けても良いがの。」
「では、言います。、一つ目の私の願いは、私のホグワーツ内での姿くらまし、そして、ホグワーツへの姿現しの許可を貰いたいのです。」
「よいじゃろう」
「二つ目の私の願いは、貴方がいかなる方法を用いても、私がする事への妨害行為を行わないことです。」
「それは、君が誰かを殺そうとしたり、傷つけようとした時は、例外と受け取って良いのかの?」
「ええ、構いませんよ」
「ならば、よいじゃろう」
「三つ目の私のお願いは、貴方が全力をもって、ドラコやクラッブにゴイルなどの親が元死喰い人の生徒達の安全を確保することです。」
「もちろんじゃとも」
「ここまでの願いに対し『破れぬ誓い』を結んでくれますか?」
「よいじゃろう。結び手はセブルスで良いかの?」
「えぇ、構いませんよ。セブルス、良いかしら?」
私がそう尋ねると、私の背後に佇んでいたセブルスは無言で頷くと、杖を取りだして、私とダンブルドア先生の近くにまでやって来て、私とダンブルドアの結んだ手の上に杖をおきました。
そして…
「ダンブルドア、貴方はホグワーツで私が姿くらまし、姿現しをすることを認めますか?」
「認めよう」
「ダンブルドア、貴方は私が誰かを傷つけようとしたりしない限り私に対して邪魔をしないと誓いますか?」
「誓おう」
「ダンブルドア、貴方はホグワーツに通っている元死喰い人達の子供の安全を全力で守ると誓いますか?」
「誓おう」
そう言い終わると、私とダンブルドアとの『破れぬ誓い』が結ばれた。
「サラ。残りの枠は一つじゃが取っておくのかの?」
「いいえ。これが私がもっとも望み、グリフィンドールを、最終的に選んだ理由ですから。」
「ハリーの生き残れた理由かの?」
「それも興味はありますが、貴方は教えてくれないのでしょう?」
「そうじゃ。教えるつもりは今のところないの。」
「それでは、私の四つ目の願いを言います。」
「私の四つ目の願いは、私にアズカバンへの行き方を教えてください」
サラの組分けスリザリンの方が良かったのかな?
けっこう低評価や感想も低い感じの方が多かったようです。
もし、要望が多いようならこれとは別にスリザリンルートも投稿しようかと今は考えています。
スリザリンにしなかった一番の要因はシリウスの性格なんですけどね。
彼が脱獄したとき、ヴォルデモートとベラトリックスに似ているスリザリンのサラを見た瞬間、ハリーの敵だと思って最悪、黒犬状態で襲い掛かって、サラにアバダされる未来が思い浮かんでしまったので…