PSO2/S.A    作:朎〜Rea〜

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 なんていうか、完璧にサイドストーリー突っ走ってる気がしてなりませんね……

 現在、アッシュさんたちは艦橋でヒツギたちの観察中なはずです(笑)あの時はさっさとストーリーを勧めて欲しかったです(遠い目)

 あ、サブタイトルはまともなものに変更しました!

 というわけで、今日分です!
 どうぞー



覗きは禁止です

 翌日、私は学校を出て、草津に向かった。

 

 昨日の件に関しては、あの後アイカが受け持つこととなり、私はこの件から手を引くことになった。これは、カスラの命令である。シエラへの報告も禁止された。なにか意味があるのだろうか。

 

 恐らく、確実な情報がない以上は情報部でしっかりと情報収集をしてから情報を渡すと言うことだろう。あの陰険メガネがやりそうな事だ。

 

 あのあと、アイカがどうしたかというのは分からないが、この件については解決したらしい。今日の朝刊には『派手すぎる劇、会場を破壊!?』なんて見出しがついていた。どうやら、アレは劇ということでおさまったらしい。

 

 会場にいた人たちの記憶操作なんていうことは出来ないから、裏で働いた人たちもいるはずだ。恐らく、それが今回の案内人の所属する団体かなにかだろう。

 

 私は旅館『仁羽屋』の中に入る。 

 

「いらっしゃい、朎ちゃん。本当に来てくれるなんて思ってなかったわ」

 

 玄関先では、おばさんが私を迎えてくれた。

 

「お手伝いするという約束でしたから」

「ありがとう。それじゃ、あがって」

 

 私はおばさんの後についていく。

 

「……何も、聞かないんですか?」

 

 廊下を歩きながら、呟くように言った。

 

「なんのこと?」

「昨日の……」

 

 私は口を噤んだ。

 

「昨日のは劇だったんでしょう? それなら、それでいいじゃない。こうして、朎ちゃんも無事だったんだから。はい、到着」

 

 私はひとつの部屋に案内された。

 

「ここは……」

「ええ。朎ちゃんが出ていった後もそのままにしてたの。いつ帰ってきてもいいようにって、主人と話し合ってね」

 

 そこは、私が以前仁羽屋にお世話になった時に使っていた一室だった。家具の配置も、小物もそのままの状態である。そこに埃は一つも落ちていない。壁には仁羽屋の制服である和服が掛けられている。

 

「おばさん……ありがとうございます……」

「それじゃ、1度制服をきてみて。合わなかったら直すから」

「わかりました」

 

 私は壁に掛かっている和服を取り、袖を通す。これを着てここで働いていたのはついこの前のはずなのに、それがずっと過去のように感じた。

 

「朎ちゃんが帰ってきてるって本当かっ!? ……っ!?」

 

 私が着替え始めた直前、襖が開いた。そこに立っていた人物は説明するまでもないだろう。おじさんだ。おじさんは何が起きたのか判断し、顔を赤くする。

 

「え……? はぅぅ……」

 

 私はというと、何が起こったのか一瞬理解出来ず、固まってしまった。どうにか、理解出来た私は思考回路がパニック状態になり、その場に蹲る。

 

「さすが、あなた。最低ね」

「いや、ちょっと待ってくれ。僕は朎ちゃんが帰ってきてるって聞いて……」

「いいから出ていってっ!!」

「はいぃっ!!」

 

 おばさんの鶴の一声によって、おじさんは部屋を飛び出ていった。

 

「全く、あの人は何を考えているのかしら」

 

 おばさんはため息をつく。

 

「でも、私に会いに来てくれたんですよね?」

「そうね。悪気はなかったようだから許してあげて」

「おじさんがデリカリーがないことなんて分かってますよ」

 

 私達はクスクスと笑った。遠くでくしゃみが聞こえたのは気のせいだろう。

 

 和服は直す必要も無いほどピッタリだった。あまり成長していないということだろう。少し残念。

 

 それから、私は旅館のお手伝いをした。正直、仕事を忘れていると思っていたのだけれど、以外にも仕事は体に染み付いてしまっていたようで、あまり苦労はしなかった。

 

「朎ちゃん、休憩がてらお風呂に入ってきなさい」

「わかりました」

 

 私は休憩をもらい、脱衣所に入る。綺麗に和服を畳んで、お風呂へ。

 

 現在、お風呂は一般人入浴禁止で私の貸切状態。のはずだけれど、人の気配がした。

 

「あれ? この時間帯は入浴は出来ないはずだけど……」

「十七夜さん?」

「えっと、近衛さん、だよね?」

 

 そこには女性がひとり、温泉につかっていた。確か、清雅学園生徒会の会計長だったはずだ。こんなところにいるなんて思いもしなかった。

 

「はい。お久しぶりです」

「今日は旅行?」

「いえ、夏合宿の下見といったところです。その相談をしてたらお風呂の時間を逃しちゃって、お二人に許可を頂いてこの時間に入らせてもらったんです」

 

 たぶん、おばさんは近衛さんがお風呂に入っていることを知っていて私に休憩をくれたのだろう。

 

「そうなんだ。そういえば、去年夏にここに来てたね。また、楽しくなりそう」

 

 私は去年のことを思い出す。確かあの時はイツキくんのテストの点数が落ちてて、リナが責任感じてたっけ。あの時は二人は一般人だった。それが、今ではアークスとしての活動もしている。世の中、何が起こるかわからないものだなぁ……と感慨にフケてみる。アイカは何かしら感じていたようだけどね。

 

「十七夜さんはここの従業員ですよね? 昨日は見ませんでしたけど」

「あ、うん。今は従業員というよりお手伝いかな?」

「お手伝い? ここ辞めたんですか?」

「一応、かな。これからもお手伝いできたらいいとは思ってるけどね」

 

 それは本心だったりする。長い間こちらの世界にいるなら、本当はこの旅館に留まりたい。おばさん達が迷惑でないならの話だけれど。

 

「そうなんですか。あ、背中流します」

 

 私が温泉を立ち、風呂椅子に座ると、近衛さんも温泉から出た。

 

「ありがとう。それじゃ、お願いしようかな」

「はい!」

 

 近衛さんに背中を流してもらう。

 

「前から思ってたんですけど、十七夜さんっていい身体してますよね」

「急にどうしたの?」

「あ、いえ。羨ましいな、と思って」

「そんなことないよ。近衛さんのほうが女の子らしくて可愛いよ?」

 

 私の身体は職業柄、どちらかというと筋肉質だ。フォトンによって身体を強化して戦っているからそこまで筋肉はついていないけれど、やはり一般人女性よりは筋肉がついてしまっている。実は少し気になっていたりする。

 

「そ、そんなことないですよ。十七夜さんの方が綺麗です。くびれだってそうですし、羨ましいです」

「ひゃっ……!?」

 

 不意に腰を触られたもので、素っ頓狂な声を上げてしまう。

 

「やったわね! このっ」

 

 私はお返しといわんばかりに脇腹をくすぐったりしてみる。

 

 私達は俗に言う、キャッキャウフフ状態だった。

 

 閑話休題。

 

 私はお風呂から上がり、お手伝いを再開した。

 

「よし! PSO2やるぞ!!」

 

 仕事をしていると、おじさんが急にサボリ宣言をする。

 

「え……? お仕事は?」

「いいのいいの。朎ちゃん、今日は働き詰めでしょ? まだ働かせちゃったら労働基準法違反になっちゃうから、今日はあがっちゃいなさい」

「……それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます」

 

 私は少し考えてから、今日は休ませてもらうことにした。

 

 結局、おじさんからも昨日の件については何も聞かれなかった。

 

 いつか、本当のことを話せるといいな……

 

 私は自室でPSO2を起動させた。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「こっちに来るのも久しぶりだなぁ」

 

 とはいえ、2日ぶりである。

 

「あのっ!!」

 

 こっちの世界に戻ってすぐ、声をかけられた。

 

「ん? 貴方は……」

「はい。深遠なる闇との戦闘ではありがとうございました」

 

 その女の子は深遠なる闇との戦いで、私が庇った子だった。その子は金色の髪をツインテールに束ねており、少し露出多めな服に身を包んでいた。特に胸のあたりが強調されている。

 

 ……羨ましいなんて思ってないんだからっ!!

 

「ううん。大丈夫だった?」

「はい! お陰様でこの通りです!」

「そっか、それなら良かった。これからはあまり無茶はしないように。アークスの代わりはいるけど、貴方はひとりだけ。代わりはいないんだよ?」

 

 少しお説教じみたことをしてみる。この言葉はある人の受け売りだ。

 

「……はい」

 

 少女はシュン、とする。

 

「おーい、ジェネ! クエストいくぞー」

「あ、リーダー」

 

 声の元を辿ると、そこには男性がたっていた。リーダーという事はチームかなにかを組んでいるのだろう。

 

「ほら、胸をはる。せっかく可愛いんだからもったいないよ。いってらっしゃい」

「はい! 行ってきます!」

 

 そんな訳で、ジェネと呼ばれた女の子を見送る。

 

 さて、これからどうするか。友達に会うということも考えたけれど、まずは私の使えなくなった通信機を交換しなければならない。手続きして修理してもらうのも良かったのだけど、それでは時間がかかってしまうため、シエラにお願いして新しいデバイスを貰うのが得策だろう。

 

 もともと、不具合の原因はシエラだしね。

 

 そういう訳で、艦橋に向かう。

 

「……ふたりとも? なにしてるの?」

 

 艦橋にはアッシュとシエラがいた。そのふたりはというと、艦橋の画面に映し出されている映像を見ていた。その映像がただの映像であるならば問題はなかったのだけれど、それは違っていた。アッシュはどことなく顔が赤かった。

 

「い、いえ。これは別にストーカーではなくてですねっ!! やむなし、やむなしなんですっ!!」

 

 シエラは慌てて弁解する。隣にいるアッシュはというと、顔を真っ青にしている。

 

「へぇ、そう。女の子の入浴を覗くのがやむなしなの。それなら、私が制裁を下すのもやむなしよね?」

「まて、レイ! 落ち着け!! まずはその銃を下ろすんだ!!」

「あわわわ……レイさん、落ち着いてください!」

「問答無用っ!!」

 

 その後、艦橋に悲鳴が響いたというのは言うまでもないだろう。




 さて、今回は入浴(サービス)シーンです。小説だからあんまり需要はないけど……

 深遠なる闇戦で助けたのはジェネでした。あのけしからんボディは何とかならないのでしょうかね
 ところで、ジェネたちのリーダーを募集してます。キャラ名とか特徴など募集です! esの方の主人公どうしようかな……なんて。成り行きでレイさんに任せるのも考えたけど、レイさんはあくまで脇役ですからね……
 応募は小説の感想欄なり、どこでも構いません。無ければ、こちらで作りますから別に問題は無いのですけど(白目)

【重要】現在、キャラ募集は一時締切とさせてもらっています。今後また募集させてもらうかも知れません

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