PSO2/S.A    作:朎〜Rea〜

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 やっとここまで書けました!

 今回の更新です!!

【お知らせ】
・祝1200UA!!
 なんか最近どんどん閲覧数おおくなってきてホントイキそう。……冗談です。でも、嬉しい!!話数多くなってるからかな?
・最近3日に1回のペースになっていますが、これくらいで行こうと思います。その分練れますからね!!

それでは、どうぞー!!


【クーナ編】あたしはわたし

「おかえり、レイ。……わかってる。ちゃんと説明するよ。この説明も二回目だなぁ」

 

 クーナは相変わらず、そこにいた。いつもの能天気とは違い、真剣な表情をしていた。一回目は誰にしたのか気になるけれど、話が進まなくなる気がしたから捨て置いた。

 

「まず、あたしのことから。あたしはわたし。こっちのあたしは言ってしまえば仮の姿なんだ。あっちのクーナが本当のあたし」

 

 あっちとかこっちとかよくわらからないけど、要するにアークスであるクーナが本当のクーナということだろう。

 

「……それなら、どうしてアイドルなんかやってるの?」

 

 アークスであるならば、アイドルなんてやる必要はないはずだ。

 

「それは、上の命令。容姿もいいからやってみろってさ。仮の姿とはいうけど、結構気に入ってるんだ。こんなあたしがみんなを笑顔に出来るんだからさ」

 

 クーナは笑った。なのになぜ、この子はこれほどまでに苦しそうなのだろう……

 

「クーナの目的はなんなの?」

「あはは、単刀直入だね。虚無機関(ヴォイド)……って言うのは聞いたことある?」

 

 聞いたことのない私は首を横に振る。

 

「まあ、研究部のことなんだけどね。そこにあたしはいたの。そこでね、ある人物。ううん、龍が裏切りを働いた」

「龍が裏切り……? そもそも、龍がなぜ?」

 

 なぜクーナと龍が研究部にいたのかということは疑問に思った。だけど、このご時世色々とある。私は龍のことだけを聞くことにした。

 

「クロームドラゴンは知ってるよね?」

 

 情報でしか見たことはないが、知っていることは知っている。映像を見たけれど、あれは確かに造龍と呼ばれるに相応しい見た目をしていた。対面したことはないけれど、本当に初見ならば竦み上がること間違いなしだろう。

 

「うん。最近希に発見されるアレだよね?」

「そう。その龍、ハドレッドが裏切った。だからわたしはその処刑を任された」

 

 どうも話がよく分からない。クーナは急ぎすぎている。そう私は感じた。

 

「待って。話がぶっ飛びすぎて頭がついていけないよ。その、ハドレッド? のことは何故知ってるの? そもそも、なんでクーナがそんな仕事を引き受けたの?」

 

 クーナがクロームドラゴンの討伐を命じられているのはわかった。だけど、何故名前を知っていたのか。なぜ、クーナがそんな仕事を引き受けたのかが分からなかった。

 

「あたし。ううん、わたしは始末屋だから。わたしがハドレッドを知っているのは一緒に育ったから。それ以上でもそれ以下でもない」

 

 始末屋とさらっといっているが、最近アークスの中で噂になっている一つだ。アークスにとって邪魔だと判断されたものは始末されるというもの。それは重大発表だったのだけれど、それよりも気になることがあった。

 

 ハドレッドと一緒に育った……? それって……

 

「辛くは……ないの?」

 

 そんな言葉が発せられた。

 

「辛くない、といったら嘘になっちゃうかな。私はあいつを弟と思ってたし。でも、ハドレッドは裏切った。だからわたしはあいつを殺さないといけない。話はこれだけ。クロームドラゴンを見つけたらあたしに連絡頂戴ね」

 

 クーナは最後には笑顔を見せたが、それは作り笑いだとすぐに見抜けた。無理して笑うと顔がひきつるものだ。クーナは本当にハドレッドを殺したいのだろうか……?

 

 これは、私の勝手な思い込みだけど、クーナはそんなことは思ってはいない。だけど、命令だから仕方が無い。そう決断しているはずだ。今の私に出来ることはハドレッドを見つけることだけなのだろうか……

 

 それから、数日後。オラクルに緊急警報がかかった。

 

『緊急警報発令。アークスシップ1隻がダーカーの攻撃を受けています。アークスは直ちに向かってください』

 

 もちろん私はそれに参加した。しかし……

 

「どうなってるの……量が多すぎる」

 

 オラクルは希にダーカーからの攻撃は受けているが、今回はその比ではなかった。

 

 それをどうにか殲滅して、次のエリアに移動すると、思わぬ人物に出会った。

 

「おや、あなたは」

「カスラさん? 何故あなたがここに?」

 

 六芒均衡のカスラ。アークスでいう上層部の人物だ。そんな人がなぜこんな所にいるのかが疑問で仕方がなかった。基本この人は支援の方にいると聞いたことがある。

 

「探し人がいましてね。おそらく、貴方がおっているモノと同じです」

 

 胸がなんというか、ぞわっ、とした。この人は知っている。そんな気がした。

 

「私が追っているもの?」

「ええ、クロームドラゴン。いえ、ハドレッドといえばよろしいでしょうか?」

「……どうしてあなたがそんなことを? クーナとの関係がないあなたが?」

 

 気が付くと、私はこの人を警戒していた。この人は何を考えている……? なぜ私に接触した……?

 

「関係ならあります。私はクーナさんのマネージャーをしていますから。それと、理由ですが虚無機関について調べていると、ある情報を耳にしたんですよ。あなたがあの龍を追っていると」

 

 いかにもそうらしい言葉を並べるカスラ。実際そうかもしれないけれど、正直信用出来る気がしなかった。

 

「そう、ですか。それなら、虚無機関について知っていることを教えて貰ってもよろしいですか? 私ひとりでは調べるのにも限界があるので」

 

 情報が得られるなら、それはそれで望ましいことだ。

 

「ええ、いいですとも。虚無機関はかつて、非人道的な実験を試みました。初めは、それはある少女に行われるものだったのですが、対象がかわったのです。その龍が少女の肩代わりをした、と言ってもいいでしょう。実験の結果、龍は暴走し、虚無機関を破壊、脱走した。これが、ことの顛末です」

「つまり、それがハドレッドだったと?」

「ご名答。そういうことになりますね」

 

 疑問が生まれた。少し整理しよう。私は目を瞑り、考える。

 

 たとえ、六芒均衡といえど、こんな情報をどこで手に入れたのだろうか? カスラの言っていることが本当ならば、もし私が虚無機関の人間であれば、実験は破棄し、それに纏わる記録は全て抹消しているはずた。そうしなければ、危うい立場になりかねない。私でさえ思うのだから、虚無機関がそれをやってないことは無いだろう。

 

 それなのに、なぜこの人はそこまで知っている……? クーナですら詳細は知らなかったようなのに……

 

 それよりも、私には気になったことがある。それは、カスラの言った少女という単語。

 

「……待って。それじゃあ、その少女っていうのはっ!?」

 

 目を見開くと、そこには誰もたっていなかった。

 

「……いないし」

 

 あの人はなぜ私にあんな情報を与えたのだろう。教えなくてはならないのは私でなくクーナであるはずだ。

 

 私が伝えろってこと……?

 

 もしそうであるならば、カスラって陰険すぎるのではないだろうか……?

 

 とりあえず、今は確証がない。

 

 伝えるにしろ、黙っているにしろもう少し調べる必要が出てきた。

 

 とりたあえず、そのことは後だ。今はオラクル内のダーカーの殲滅が最優先事項。私は目に映るダーカーを撃ち続けた。

 

「この歌……クーナの……」

 

 歌っているのか、放送しているのかはわからないけれど、歌はホールの方から聞こえてくる。ダーカーを殲滅しながら、その理由を考えるがよく分からない。

 

 アークスの指揮を上げるというのには、効果的かもしれないけれど、ホールから流す必要性が理解出来ない。だけど、やっているということは多分それが必要だからというのは容易に想像できる。

 

 しばらくして、その曲は止まった。

 

「止んだ。何だったの?」

 

 後でクーナに聞いてみるのが正解だろう。

 

 そんなとき、目の前に歪が生まれた。そこから出てきたのは情報で見た歪な形の龍。どうやら限界だったらしく、歪から出てきたところで道路に倒れた。

 

「もしかして、この龍がハドレッド……? 怪我……してる?」

 

 傷口は多数。傷口が特殊であることからダーカーのもの。フォトンの残留があるから、アークスからのもの。そして、わからない多数の傷。多分アークスからのものだろうけれど、ほとんどフォトンの残留がなかった。武器はおそらくダガーだろう。

 

 このままでは、この龍はここで死んでしまう。

 

「……はぁ、私何してるんだろうな。討伐の対象……なのにな……」

 

 身体が勝手に龍の治療をやっていました。勝手にやってしまったことだからしかたない、うん。

 

 具体的にはトリメイトを口に流し込んだ。クーナと一緒に育ったということだから、多分食べていたものは同じだろう。それならば、メイトも大丈夫だと思ったからだ。

 

 結果として、一命は取り留めたらしい。クロームドラゴン……はドレッドは目を開けた。

 

 ほっ、とするのも束の間。ハドレッドは私目掛け、飛びかかってきた。

 

「……っ!?」

 

 私は咄嗟に身構えたが、それは杞憂に終わった。ハドレッドは私を通り過ぎ、後ろに出現していたダーカーを喰らった。 

 

「ダーカーを食べている……?」

 

 それを貪り終えると、ハドレッドは歪に消えて言った。

 

「貴方はいったい……」

 

 分かったことはひとつ。何もわからなかったということだ。

 

 ……しょうがないじゃん。この件についてはわからないことが多すぎるもん……




というわけで、今回ハドさんとカスラ登場!!
カスラ登場は分岐の方ですね。まあ、割と簡略化してますけど

もう原作なんてしらねー(白目)
 こっちで好き勝手やらしてもらいますからね!!
 これからほぼオリジナル展開になる予定です……

理由はこじつけさせてもらう!!

現在アッシュさんはクーナと共に奮闘中です(笑)

しかし、レイさん思考巡り過ぎなきもきがしますけど、気にしない……するなよ?


ということで、感想・指摘お待ちしておりますー!!
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