何いってんだって話ですね( '-' )ノ)`-' )
今回お知らせはナシッシング!!
それでは、どうぞっ!!
「奴さん、よくもまああんな派手に俺の部屋を……」
「なかなか派手だったねー」
それは、さっき見た『The Liner』を彷彿させるものだった。爆発は芸術だ、とでも言わんばかりの大爆発だった。部屋の中は木っ端微塵だろう。あんな中にいたら、と想像するとゾッとしてしまう。
「お、いたいた。アッシュも一緒か。なら、大丈夫でしょ。相手さんは誰だろ……?」
ヒツギちゃんとアッシュは例の如く、学校のトラックにいる訳であるが、二人に退治していたのはアフロの男だった。どこでも設置できる椅子に座って、ふんぞり返っている。
なんだか、変な人だ。
「ありゃ、ベトール・ゼラズニィだな。まさか、あいつもマザークラスタだったとはな……」
その名前には聞き覚えがあった。
「べトール? 映画監督の?」
今日見た『The Liner』も彼の作品だったはずだ。なるほど、彼の映画の爆発は本物さながらだったけれど、そういうことだったのだろう。
爆発は彼の能力だ。
「ああ。映画監督がマザークラスタねぇ。こりゃ、他にもいるかもしれねぇな」
映画監督もマザークラスタなら、他にも身近にマザークラスタはいるなもしれない。
「たしか、各国のお偉いさんもマザークラスタに所属しているって話だったよね」
これは、エンガから聞いた話だ。
「そいつらに喧嘩売っていったら戦争になりかねないからな。動くのは結局後手になっちまう。現行犯ならなんとか出来るからな」
この世界を平和にしに来て戦争を起こしてしまっては本末転倒もいいところだ。
「それは対策しないとね。おっ、終わったみたいだよ。ていうか、エンガ。ヒツギちゃん、エンガが死んだと思ってるんじゃない?」
ヒツギちゃんは打ち拉がれていた。アッシュが慰めているようだけど、あれはどうにもならないだろう。家族を失った悲しみは本人じゃないとわからない。アッシュってもともとああいう役回りは苦手そうだし、あいつにはあの感情はわからない。
「あー……ありえるな。まあ、都合がいい。べトール本人も俺が死んでると思っていてくれたら、俺らは裏で動きやすいからな」
それが、正しい判断だろう。ヒツギちゃんには悪いけど、今は下手に動くべきではない。向こうの世界には頼れる仲間もいるから、大丈夫だろう。
「妥当な判断だと思う。でもいいの? 愛しの妹と暫く会えなくなるよ?」
「俺はシスコンじゃねーぞ。あいつにとっていい薬になっただろ。もし俺が一般人だったら、死んでたわけだしな。気付かぬうちに周りを巻き込んでるって知ることが出来たんじゃねーか?」
「ふぅん。なかなかスパルタだねー」
結局ヒツギちゃんの為なんだけよね。いい加減、認めたらいいのに。
「第一、あいつがマザーに調べられない限り俺のことは割れない筈だからな。まったく……」
エンガはため息をつく。
おそらく、マザーを裏切ったヒツギちゃんのことが調べられたのだろう。そうすれば、唯一の家族であるエンガについても調べられる。そうなれば、アースガイドというのはすぐ分かるだろう。
だから、今回部屋に爆弾が仕掛けられていたのだろう。
しかし、ヒツギちゃんの方を調べられてエンガが爆破されて良かったのかもしれない。もし、エンガの方が先に調べられていたらヒツギちゃんの方が危なかったわけだしね。
今ならヒツギちゃんはアークスの方で保護できるから、こっちは動きやすくなる。
「さて、俺の部屋が爆破されたことで俺は寝床がなくなったわけだが……」
エンガはさらにため息をつく。
「そうなんだ、地球にはダンボールっていうハイテクな箱があるって聞いたけど?」
どんなものにもなるという、魔法の箱。あれがあれば生きていけるという伝説の箱だ。
「お前のダンボールへの絶対的信頼はなんなんだ? 俺に野宿しろってのか? 知ってるか? ダンボールって、いうほど頑丈じゃないからな?」
いい案だと思ったんだけどなぁ……
「分かったわよ。部屋をあのまま放置させたのは私だし、こっちで寝床はどうにかする。ちょっと電話してくるから待ってて」
正直どうするか迷っていた。イツキくんに頼んで男子寮を一部屋借りるという手もあるのだけれど、清雅学園は天星学園の姉妹校だ。すぐにバレる可能性がある。
……あそこにはなるべく戻るつもりはなかったのだけれど、今は緊急事態だ。あそこなら、多分エンガをかくまえる。マザークラスタにバレることはほとんど無いだろう。何かがあったなら、私が全力で排除する。
私の命に変えてでも……
「もしもし、おじさんですか? 今大丈夫ですか?」
私は仁羽屋の亭主に電話をかける。
『お、朎ちゃんから電話してくるなんて珍しいな。どうしたんだい?』
おじさんはすぐに電話に出てくれた。こうやって、電話をするのはいつぶりだろう。
「今日、いまからそっちに行っていいですか……? もちろん、お手伝いで」
『もちろん。待ってるぞ!』
私の身勝手なお願いを即答で返事してくれる。
「ありがとうございます。それと、お願いなんですけど、客室空いてたら一部屋借りたいのですが……」
『ん? よく分からんけど分かった。用意しておこう!』
おじさんは何も聞いてこなかった。前回のことも相まって私に聞きたいことが沢山あるはずなのに……
「ありがとうございます」
お礼を言い、私は電話を切った。
本当に、お人好しなんだから……
「朗報だよ。寝床はなんとかなった、かな?」
おじさんとおばさんには感謝してもしきれない。
「すまん、助かった。で、どこに行くんだ?」
「浅草だよ」
「はあ? なんで浅草なんだよ? 観光でもするつもりか?」
エンガは寝床が確保されたことでお気楽ムードである。
「そんな訳ないでしょ。ついてこないなら置いていくよ?」
「へーへー、ついて行きますよ」
私たちは裏門から学校を出て、電車を使い、仁羽屋に向かう。
「おい、ここ旅館だろ? 流石にこんなところに泊まるだけの金は持ってねーぞ?」
「そんなこと知ってるよ。いいから付いてくる」
少しキョドっているエンガをよそに、旅館に入る。
「ただいま、おじさん」
玄関ではおじさんが出迎えてくれた。
「お、帰ってきたな……っ!?」
なぜか、おじさんは面食らっていた。
「……ん? どうしたの?」
いつまで、そんな顔をしているつもりだろうか? おじさんの視線はさっきからエンガから離れていないようだ。
「かかか、かあさーん!! 朎ちゃんがっ!! 朎ちゃんがあぁぁあっ!!」
おじさんは私の名前を叫びながら、旅館の奥に消えていきました。
「……なんなんだ?」
「さあ……?」
何が何だか分からない。とりあえず、旅館に上がる。
おばさんに挨拶とエンガの説明をするためにおばさんの部屋に向かう。さっき、おばさんのこと呼んでたから、おじさんも同じ部屋にいるだろう。
「おばさん、今いい?」
おばさんの部屋の前。ええ、と返事が返ってきたので襖を開ける。中には、おじさんもいた。
「朎ちゃん。しっかりと話を聞こうじゃないか!!」
どん、と胡座をかいて座っているおじさん。その横でおばさんはクスクスと笑っていた。
何が何だかわからない私とエンガは唖然とする他なかった。
今回はエンガが爆破されてどこで過ごしてたか、というくだりですね。次回はこき使ってやろう(笑)
そういえば、本家の方では急展開迎えてますねー
割と予想通りだけど、割と面白い。
それにしても、完璧にアニメ寄りになってるなぁ……
気にしないっ!! 本編の裏っていう設定だし!!
それと、PSO2のTwitter始めました!よければフォローしてください! まあ、SS撮ったり他ゲーやったりしてるだけですけどね!!
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感想待ってマース!