描写が拙くて泣きそうになってまして……
とりあえず、仕上げた結果ショボイ……
もう気にしないことにしました(๑•̀ㅂ•́)و
今回、お知らせは特になしです
それでは、どうぞ!
死
翌日も、同じ場所に私はいた。今日も誰かと出会える気がしていた。
相変わらず、花細工で遊んでいると、女性が近づいてきた。褐色で紫髪のお姉さんだ。
「あら、可愛いわね。花でそんなことが出来るのね」
ふと、女性に声を掛けられた。
「お姉さん、誰?」
「通りすがりのお姉さんよ」
お姉さんは笑った。
「ふぅん。お姉さんもお花が好きなの?」
「ええ、好きよ。散っていく姿が可憐だから」
お姉さんは笑った。だけど、どこか気持ちが悪かった。その表情がではなく、どこかドロっとした何かを私は感じていた。
「ところで、お嬢さん。人探しをしているのだけれど、銀髪で巫女服みたいな服を着たやつ、知らない?」
それは、昨日会った人物と一致していた。
だけどなぜ、クラ姉を探しているのだろうか。
「お姉さん、アークスなの?」
「違う違う。あんなのと一緒にしないでちょうだい
お姉さんの顔は険しかった。
どうやら、アークスという単語に反応したようだ。
アークスと何かあったのだろうか……?
「で、知ってるの?」
「お姉さんはその人をなんで探してるの?」
質問で質問に返す。なんだか、この人は怪しかった。昨日出会ったお兄さん以上に……
「お礼がしたいの。あいつにはお世話になったから」
そんな答えが返ってきた。クラ姉、人助けなんてやってたんだね。
「分かった。アークスなんだからゲートエリアにいるんじゃないかな?」
「ゲート? 私方向音痴だから連れていってもらえる?」
「うん」
お礼をするためなら、連れていかない訳にはいかない。私達は住居区域を通って、アークスシップゲートエリアに向かった。
「お、レイ。今日は街を散歩か?」
その道中、お父さんに出会う。
「ううん。この人をゲートに連れて行っていたの。人を探してるみたい」
「そうかそうか、それでそちらは――っ!?」
いつの間にかお父さんは刀を具現化させ、お姉さんに向かって斬りかかっていた。
お父さんの顔は必死だった。一体何があったというのか……
「あらら、早速バレちゃったわね。それじゃあ、ひと暴れしちゃいましょうか」
お姉さんは舌なめずりをし、刀を弾き、お姉さんは大きく後ろに飛ぶ。
「ダークファルスがこんなところに何のようだ!?」
「分かってるんじゃない? あんた達を潰すためよ」
お姉さんの周りに何かが湧き出てくる。今まで実際には見たことがなかった、禍々しい造形。
「ダーカー……」
六本足で、地を駆け回る虫のようなもの。蜂や蟻に似た形状で、空を飛ぶもの。浮遊するダニの様な姿のもの。
それが、無限に湧いて出てくる。そして、それは街中に散らばっていく。
この世のものとは思えなかった。まさに絶望そのものだった。
街中からは悲鳴の嵐。街ははかいされ、逃げ行く人は襲われ、血を流し倒れていく。
「なに……? なんなの……これ……」
一瞬で街は地獄と化した。人が死ぬ。死ぬ。死んでいく……
血の海が広がっていく。一面、薔薇よりも濃い赤に塗り替えられていく。
体が動かなかった。本能は逃げろと命じているのに、体がいうことを聞かなかった。
このとき初めて、私は恐怖というものを知った。
「レイ! こっちよ!」
声が聞こえた。この声は――
「お母さん!!」
お母さんが私の方に走ってくる。お母さんは今まで見たことのない格好をしていた。アークスだった頃のものだろうか?
私はお母さんの方へ走る。だけど、ヤツは見逃さない。
「あら残念ね。逃がすとでも思ってる?」
「させるかよ!」
私の後ろでフォトン同士がぶつかり合う音が響いた。振り返ると、お父さんはお姉さんの攻撃を受け止めていた。
「お父さん!?」
「早く逃げろ!!」
力は拮抗しているように見えた。だけど――
「あなた、鬱陶しいわね」
お姉さんの声はあまりにも残酷な、冷たい声だった。
それからは一瞬だった。お父さんの首から上が、ずれ落ちた。
「え……?」
声にならなかった。理解出来なかった。目の前で起こった現象を……
家族が死ぬということを……
ただ怖かった。震えが止まらなかった。
私のせいでお父さんが死んだ……
その事実が私を蝕む。
目の前にあったのは、絶望そのものだった。
「レイ! 逃げなさい!」
お母さんは私の前に立って、両手に銃を握った。お母さんが武器を握るところなんて初めて見た。
私は恐怖をこらえ、逃げようとした。
「あら、あなたもアークスだったの。だけどね、あなたにも興味が無い。あるのはその子とあの女だけ」
「なんで、レイを……?」
「その子からあの女のニオイがするからよ。文句ある?」
それは、あまりにも理不尽だった。
「その子、先に逃がされても面倒だから先に殺しておきましょう」
お母さんを無視して、お姉さんはとてつもないスピードで私向かってくる。
だけど――
「大丈夫……? レイ……」
お母さんは剣に貫かれていた。体から突き出た剣を伝って、血液が私の頬に垂れる。
「おかあ……さん……?」
お母さんは口から血を吐いた。それは、私の体を紅く染める。
「あらら、まさかの展開にお姉さんは感動しちゃう」
「ああ……ああああああ!! どうして!? どうしてこんなことするの!?」
「言ったでしょ? あなたのニオイがムカつくから。それに、私は花が散っていくのが好きなの。綺麗に散って見せて」
それが、私が人として聞いた最後の言葉だった。
意識が朦朧とするなか、誰か男性が私に駆け寄ってきた気がした。たしか、昨日のお兄さんだったような気がした……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
――現在――
「はぁ……」
まったく、嫌な思い出を思い出してしまった。
メディカルセンターをでる。
みんな任務に出払っているのだろう。周りは静かだった。ショップエリアに移動して、何をするかを考える。こっちに帰ってきたはいいものの、やることが無い。これなら、旅館の手伝いをしていた方が有意義だったのではないだろうか。
「あれ、レイ?」
歩いていると、聞いたことがある声がした。
「……マトイ。もう大丈夫なの?」
「うん。もう、任務に行っても大丈夫だって」
おっとりとしたクラ姉――マトイは今までコールドスリープが行われていた。実際に会うのは久しぶりだ。
「なんだか、変な感じだよね。私にしてみたら一瞬だったのに、もう結構時間が経っちゃってるんだもん」
「あはは、アッシュも同じようなことを言ってたよ」
あいつはマトイよりも長い時間コールドスリープにかかっていたからね。
「もしかして、レイ。元気ない?」
急にそんなことを言ってくるマトイ。
「どうして? 私は元気だよ?」
「そんなこと言っても私にはわかるんだから」
マトイは顔を膨らませる。なんだか、悪い事をした気分になる。
だけど、クラ姉も今やしっかり女の子をしている。深淵の闇は完全には封印できていないけど、平和になったということなのだろうか。
「大丈夫。これは私の問題だから」
「……わかった。何かあったらすぐに言うんだよ?」
「はーい」
でも、やっぱりマトイはマトイだ。バカ真面目なのも変わらない。
「バカヤローー!!」
ふと、そんな声が聞こえた。いきなり馬鹿野郎とは何事だろう。声のした方をのぞいてみるとヒツギちゃんとアルくんが叫んでいた。
「何をやってるんだ……あの子達……」
「知り合い?」
「まあ、ね」
少し、ため息が漏れた。
「行かなくていいの?」
「あぁ、うん。今、ちょっと喧嘩中なんだ」
「ふぅん。レイってすぐ敵を作るよね」
なんか、酷い言われようである。
「悪かったわね。あの子、お願いできない?」
「しょうがないなぁ。その代わり、今度なにか付き合ってよね?」
うふふ、とウインクなんかをするマトイ。何故だろう。ぎゅっと抱きしたい感情がこみ上げてくる。
もちろん我慢しました。
「そういうことなら、よろこんで」
ヒツギちゃんのことはマトイに任せ、私はもう一つの気配の方に向かった。そこは、ショップエリアの2階。ちょうど、ヒツギちゃんとアルくんが見える場所だ。
「流石エンガ。シスコンっていうか、もはやストーカーね」
「違うからな。てかお前、よく気づいたな」
エンガは私を見るなりため息をつく。
「これでもアークスだからね。ちゃんと分かるんだから」
この身体になってから、という訳では無いけれど、どうも私は人が発するフォトンというものが分かるらしい。それは、ほとんど何となくという感覚なのだけれど……
「いや、それをアークス全員ができると思われても困るんだけど……」
「アッシュ、いたの?」
私はエンガと一緒にいたもう一人に目をやる。
「最初っからだ! 気づいてただろ」
「まあ、ね。で、何してたの?」
やっていたことは一目瞭然だけど、一応聞いてみる。
「あの馬鹿を見てたんだよ。何するかわかったもんじゃねーからな」
「やっぱりストーカーじゃん」
ただの変質者でした。
「ちげーよ! 実際のところ、ヒツギについて聞いていた。俺らは今まで見てただけだったからな。当事者の方がそのへんは分かるだろ」
結局のところ、ヒツギちゃんなんじゃない……
「おい、なんだその顔。喧嘩売ってんのか?」
「別に。これからどうするつもり?」
「俺はこれからアースガイドの本部がある地球のラスベガスに行くつもりだ。アッシュも連れてな。レイ、お前はどうするよ?」
ラスベガスってたしかアメリカの方だった気がする。地球の地名は向こうに住んでいる時にある程度勉強していたからなんとなくわかる。
「現状報告ってわけね。私が行く必要ある?」
これくらいの事なら私が出る必要は無いだろう。なにか理由があるはずだ。
「敢えて言うなら無いな。ただ、ちっと嫌な予感がしてな。ヒツギは置いていくつもりだが、多分ついてくるだろ。正直、エネミーを相手しながらあいつを守れる気がしねぇからな」
「そういうこと。それなら、同行するよ」
ということで、私のラスベガス行きが決まりました。
これから、過去編に飛ぼうとも思ったのですが、コオリ編突入です!
サクッと終わらせましょう!
しかし、こういうの書いてたら、私日常しか書けないや……と実感してしまうのです
まあ、慣れていきますよ(白目)
それでは、いつも通り感想・指摘は受け付けておりますのでじゃんじゃんお願いします!